高畑裕太容疑者に予見される広汎性発達障害について
1997年、神戸児童殺傷事件で児童を殺傷した加害少年は、連続殺人を題材とするホラービデオや動物虐待を繰り返すことで性的興奮を得ていたことが明らかにされている。長崎県佐世保市で少年による幼児誘拐殺人事件も記憶に新しい。事件の概要は、中学生男子により誘拐された幼児が性器を傷つけられた上に、駐車場の屋上から突き落とされるという痛ましいものだった。この幼児誘拐殺人事件で、加害少年の性的異常性が指摘されている。いずれの場合も、加害少年の背景として、知的能力は高いが、広汎性発達障害があった。広汎性発達障害とは、自閉性障害カテゴリーの病状の総称で、自閉性障害を分類するために、1980年代から使用されている。広汎性発達障害は、社会的相互交渉、言語とコミュニケーションの障害があり、想像力が乏しく、非常にこだわりが強い。DSM−Ⅳ...高畑裕太容疑者に予見される広汎性発達障害について
2016/08/27 18:19