正常波形と左脚ブロック
前回の記事で「一見、正常波形?」を掲載しましたが、アブレーションを受ける前に観察された正常心電図の波形を紹介します。 やはり、シャープな感じがします。すっきりしている感じ・・・もう、このような波形には戻れないのが、本当に残念です・・・感じではいけないので、部分的にざっくりと説明します。まず、P波:P波は洞結節の信号を受けて心房が収縮するときの波形です。心房の収縮に続き、左右の心室が一度に収縮するときの波形がQRS波です。その幅の最大は1mmちょっとでしょうか?左心室もキュッとしまって、血液を全身に送りだしています。その後、心室が拡張するときの波形がT 波です。拡張した心室には、心房からたくさんの血液が流れ込みます。そしておまけですが、U波です。図では最初にもどってしまいましたが、血液中の電解質によって波が高くなったり、低くなったりするそうです。「一見、正常波形?」と比較すると・・・この波形..
2016/03/23 22:12