震災復興住宅「清澄長屋」
もう数週間前のことだが、通称「清澄長屋」を見てきた。旧東京市営店舗向住宅、いわゆる「清澄長屋」は清澄通りを門前仲町方面に向かって一列に建ち並んでいる。昭和が残るレトロな一画。関東大震災の復興事業の一つとして昭和3年に東京市が建てた店舗住宅と資料に書いてある。深川界隈の有名な近代建築。今年築85年、私はこの長屋の存在を知った。とても嬉しい。清澄長屋は2階建で1階が店舗、2階が住居となっている。年月と共に住民らがそれぞれ屋上的小部屋を増築していて、全体に低層3階建てに見えるが、軒高はそれなりに統一されている。また改装などで概観のデザインも手を入れているようで、店舗の意匠が少しづつ異なっているのが面白い。自然についた時代色が時代を物語り『おしゃれバラック店舗長屋』とでも呼ぼうか。建物は清澄庭園の塀にくっ付き庭園内の鬱...震災復興住宅「清澄長屋」
2013/08/20 21:14