五ノ井里奈さんに敬礼!
勤務していた自衛隊内でセクハラ被害を受けた女性自衛官の勇気ある告発の書。『声をあげて』(五ノ井里奈2023年5月発行小学館)を読みました。「失くした尊厳を取り戻すまで。震災を契機に自衛官を夢見た少女は入隊後、絶望を味わった。訓練中の性暴力を告発するも組織は黙殺。行動を決意した彼女の武器は勇気一つ」と本の帯の言葉。まさに簡潔な紹介文、その通りの内容でした。本書を読み進めていくと「性加害を受けた描写がここから○○ページまで続きます。フラッシュバックのおそれのある方は○○ページから読み進めてください」とありました。あまり見慣れない記述ですが、そこにもこの書の生々しいリアルが垣間見えます。こうした被害を訴える場合は、弁護士に依頼をするのが定石かと思いましたが、それには費用がかかります。交通費や書類作成も必要。余裕...五ノ井里奈さんに敬礼!
2023/06/25 22:46