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夜明けを待って
軽い頭痛で 目覚める 暗澹たる気持ちで 見上げれば 雲に覆われた 暗い空 光射す夜明けよ 来たれ
2023/09/30 01:04
月夜のうさぎ
空には星のカーテン ゆらゆら揺れて 見果てぬ夢を見ている 月の微笑みに 心ほどけて 醒めない夢と やわらかな夜
2023/09/29 01:04
深緑
壁に叩きつけた グラスの破片を拾い集めて 顔をあげれば 窓の外は 深緑と澄んだ空 小さなことは気にするなと 空は囁くけれど いつまでも 慣れぬ孤独よ 空は囁くけれど
2023/09/28 01:26
風の鳴る丘にて
コバルトブルーは 君の色 さえぎるもののない大空を 飛翔する君は 何処へ 帰ってゆくのだろう その瞳に 深い哀しみと 愛を宿して
2023/09/27 04:59
KITE
天を仰いで 世を知る 風に揺られる 凧のように 儚き世に 翻弄される我が身
2023/09/26 03:10
天への階段
空を貫く天への階段 耳をつんざく轟音 ふと見上げれば 流れる雲の切れ間に 大きな涙が一粒 愛を忘れた愚かな我ら すべてと共に消え去ろう
2023/09/25 01:26
空を見上げて
嗚呼 空は こんなに 蒼いのに わたしの こころは 錆びてゆく
2023/09/24 02:13
Flying Bird
雨上がりの空に 飛び立つ鳥たちよ 私も その背に飛び乗りたい はばたけよ 大空に さえぎるもののない 雲の彼方まで
2023/09/23 02:44
あふれる想い
この頃 やけに君を思い出す 紺碧の空 群青の海 眩しい太陽 足元に打ち寄せる波と戯れて 岩場のカニに驚く君 さよならの言葉だけ 思い出せずに
2023/09/22 02:44
夕焼け小焼け
帰りたい 帰れない くれないの空 見上げて ただ 涙
2023/09/21 01:43
通りすがりに
雨上がりの空 雲の切れ間に太陽 独りぼっちの僕 独りぼっちの君 交わす言葉もなく 溜め息ばかり 世の中は 憂うことばかり
2023/09/20 04:05
Gate
ああ はやく 急がないと 門が閉じてしまうよ いままでとおなじ と いうわけにはいかない
2023/09/19 03:48
Sugar Days
青い空に 名もなき鳥よ 躑躅の花も 爽やかに ああ 君の存在の なんと 軽やかなことよ
2023/09/18 04:36
海につながる坂道
あの角を曲がって 坂道を下ると 海へ出るんだ 駆け下りて そのまま 羽ばたいていけるなら 遠くへ行けるのに ずっと遠くへ
2023/09/17 05:17
雲の上で昼寝
雲の上で暮らしたい ふわふわと 悲しみも 楽しみも いらない 雲の上で
2023/09/16 02:49
追復曲
君を (カンジンナコトハ) 想って (コトバニデキナイ) 見上げた空に (ケレドモ) 真昼の (シンジテイル) 流れ星 (アイノコトバ)
2023/09/15 04:13
空に浮かぶ
空には ペテン師が浮いている ひとりふたりさんにんと 数え切れないほど たくさんのペテン師が
2023/09/14 00:37
気球に乗って
恋は 気球に乗って やってくる 軽やかなリズムと ともに
2023/09/13 00:34
理由
「どうして泣いているの?」 「空があまりにも蒼いからさ」
2023/09/12 02:18
群青
青が群れる 空は海を映したのか 海が空を映したのか 途方に暮れ 立ちつくす 頭の上に 青が群れる
2023/09/11 03:56
真紅の救済
世界の終わりに 目の醒めるような 真紅の薔薇を 清らかな涙の行先が 光であるように 汚れた手の行先が 闇であるように 冷酷な運命が 愛だと解るように 薔薇の微笑が 世界の終わりを告げる時 すべては真紅に染まり 魂は救済されるだろう 旅人は 永遠の旅を終え 薔薇と共に帰還する
2023/09/10 04:12
道
それは愛でしたか? わたしは あなたへとつづく道を 知らないのです
2023/09/09 04:14
落ちこぼれ
この世の最適解を 見つけられない僕は 落ちこぼれなのだろう
2023/09/08 02:21
いつかどこかへ
「どこかに行けると思ってるやつが 多すぎるんだよ。 どこへも行けねぇのによ」 おじさんは、そう言って 足早に去っていった。 そうなのか。 だけど だけど 僕は いつか風が吹いたら どこかへたどりつけると 信じているんだ。
2023/09/07 00:35
untitled
僕の心には きっと 穴があいているのだろう だから すべてが 零れ落ちてゆく
2023/09/06 03:08
存在しない世界の欠片
心が存在しなければ 世界は存在しない そんな世界の欠片たち
2023/09/05 02:24
Twilight
酔って 泣いた夜の 哀しい嘘を あなたは 知らない グラスの底に 沈めた涙を 飲んで 誰もが 眠りから醒める朝 ひとり 眠る
2023/09/04 02:34
Winter Breeze
「さよなら」は云わないで 「またね」と云って 冷たい夜風が 頬にあたって 今宵の涙も 酒とともに去る
2023/09/03 02:42
Bourbon Collins
幾夜も届かぬ愛の唄 月に輝くバーボン まぶたの裏に千の森 彷徨う影に光は射さず 寂しがり屋の梟は 眠りを知らずに 夜を巡る
2023/09/02 02:30
Dark Nightmare
夢を見るんだ 旅が終わる夢を 歓喜に目覚めれば 薄汚れた安宿の堅い寝台の上 身体に絡みついた毛布を 乱暴に剥ぎとって 悪態をつきながら起き上がり ナイトテーブルの酒を 瓶ごと呷って 独り言ちる この旅に 終わりはあるのか と
2023/09/01 02:27
2023年9月 (1件〜100件)
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