「旭菊」/旭菊酒造
今年も、閉塞感を拭えない一年になりそうだ。 東京にも行けず、騒ぐことも許されないとなれば、酒を開けることぐらいしか楽しみはなく、年末年始に手あたり次第開栓したら、資源ごみの日が待ちきれないほどの空き瓶の山になってしまった。 相変わらず、滋賀の不老泉や三重のるみ子の酒が、我が家の三本の指に入る愛飲酒なのだが、この正月に飲んだ旭菊という酒がぐっと胸にしみたので記しておく。 とりわけ、その日に家族で囲んだ水炊きがうまかったからでもあるが、博多の水炊きに筑後の酒の組み合わせとくれば、私の琴線に触れぬはずがない。 博多っ子だから頻繁に水炊きを食べているだろうというのは誤解で..
2021/01/09 18:35
