『はてしない物語』/ミヒャエル・エンデ

『はてしない物語』/ミヒャエル・エンデ

特に代わり映えのしないまま、今年ももう二か月近くが経ってしまった。 それでも、時折仕事でイベントなどもあり、今月初め、小学四年生の子供たちが生涯学習の一環として「見えないってどういうこと?」をテーマに訪ねてきてくれる機会があった。 その中で、20分という短い時間だったが、自分と自分の感じるものに関する話をした。 果たして、44歳が11歳にうまく分かってもらえるような話ができたかどうかは自信がないが、何か少しでも心に残ってくれればと、自分にしては珍しくまっすぐな思いで言葉をつないだ。 11歳といえば、ちょうどその年齢の主人公の話ではなかったかと、かすかな記憶をたどり..