第弐百五拾弐話
最後に現れた巨大な海賊船。しかし甲板では大きな爆発と怒声が聞こえている。既にそこでは戦闘が行われているようであった。ドーーーーーーンッ!!!『あああぁぁぁ!!!』『うぉぉぉおおおぉ!!!』りん達の船に乗り込んだ敵艦隊の隊長は訝しげに頭を傾げた。『…なんだ…何が起きてる?』『わかりません。母船との連絡が先ほどから途絶えております。』ドゴーーーーーーーンッ!!!『そこだぁ~!!!』『うぉぉおおあぁぁ!!』母船からは火の手が上がり、聞き覚えのある怒号と共に海賊兵らは海へ投げ飛ばされるように吹き飛ばされている。りん『…え…う…嘘でしょ?』ハプティ『っ!!!』よろめきながらクルツは海賊母船の甲板を眺めると息を呑むように驚いた。クルツ『っ!!!』敵兵の群がる足元に倒れながら、その脚の隙間から垣間見るその船上には見に覚えのあ...第弐百五拾弐話
2012/09/23 16:18