こころの問題
山路を登りながら、こう考えた。智ちに働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通とおせば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。夏目漱石『草枕』の冒頭文です。。。人というものは本当に厄介な生き物つくづくと思い至る今日この頃。。。これは人の存する空間=宇宙を意味するマーク中国哲学に基づく概念が根底にあって自己を中心とした環境(=宇宙)は矛盾する物事が流動的に調和を取りあい同時に自分自身の中(=感情)にも常に矛盾があってそれらは互いに影響しあいながらも調和を取って一つのもの(=人格)であるといった意味を表現しています。『丸く収まる』という言葉があるように『調和=円』を意味しているので一人ひとりがこのことを理解して心がけが保たれているならば夏目漱石が嘆いたような『角がたつ』といったギスギスとした人間関係は私たちの日常か...こころの問題
2012/02/24 12:48