「アスペルガー症候群」という《役割》

「アスペルガー症候群」という《役割》

東京新聞朝刊(27面)に、「発達障害被告『再犯の恐れ』姉殺害求刑超す懲役20年地裁判決」という見出しの記事が載っている。その内容を要約すると、以下の通りである。①昨年7月、(現在)42歳の男性が、当時46歳の姉を殺害した。②大阪地裁の河原俊也裁判長は、殺害の動機には、先天的な広汎性発達障害の一種、アスペルガー症候群の影響がある(引きこもりの生活から抜け出したいという願いが実現しないのは姉のせいだと思いこみ、恨みを強めた)と認定した。③また、「男性は十分に反省していない、親族が男性との同居を断っている、の2点から「再犯」の恐れがある」と判断した。④さらに、求刑を超す量刑(を科した)理由は「許される限り長く刑務所に収容し内省を深めさせることが社会秩序の維持にも資する」と説明した。⑤日本発達障害ネットワークの市川宏神...「アスペルガー症候群」という《役割》