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元教員の資料箱 https://blog.goo.ne.jp/k184125

昭和43年から35年間、教育公務員を務めました。その間に使用した教育資料です。

御自由に御活用ください。

浦島 太郎
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住所
千葉県
出身
中国
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2008/10/06

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  • 「子殺し」・《問題の要因》

    昨日、今日と、「子殺し」に関する記事が新聞報道されている。《その1》東京新聞5月23日付け朝刊(23面)「本音のコラム・子殺しに思う」(宮子あずさ・看護師):〈5月14日、生後4カ月の長男を殺した母親が逮捕された。殺された子どもはダウン症。母親は「育児に疲れた。一緒に死のうと思った」と話しているという。これを読んだら、やっぱりどうしても、ダウン症の義弟のことを考えてしまう。生後4カ月であれば、かかる手間が健常児と大きく違うとは思えない。心労の元は、もっぱら将来への不安だったのではないだろうか。その前提に立つと、彼女がダウン症の子どもの将来をどのように思い描いていたのかが気にかかる。(後略)〉《その2》東京新聞5月24日付け朝刊(29面)「16歳長女を監禁浴室で縛り死なす容疑の母逮捕虐待常態化か」:〈岡山西署は2...「子殺し」・《問題の要因》

  • エッセイ・子どもの世界

    子どもに向かって、「まだこんなこともわからなかったの?」と言うことはありませんか?それが子どもを責めているのでなければよいのですが、子どもにしてみれば決して「いい気分」にはなれないものです。「だってまだ習ってないん。」「そんなはずないでしょ、忘れてしまったのよ。」こんなやりとりになってしまうと、事態は最悪です。私たちは、もう一度自分のわかっていることを見つめなおしてみる必要があるようです。自分は本当にわかっているのか、それは、いつ、どのようにしてわかったのか、誰に、どんな方法で教えてもらったのか、それはどの程度のむずかしさなのか、等など。たとえば、分数の2分の2はどうして1になるのか、2分の2イコ-ル1であることを知っていることと、それが正しいことを証明できることとは違います。2分の2イコ-ル1になることを、わ...エッセイ・子どもの世界

  • 「アスペルガー症候群」という《役割》

    東京新聞朝刊(27面)に、「発達障害被告『再犯の恐れ』姉殺害求刑超す懲役20年地裁判決」という見出しの記事が載っている。その内容を要約すると、以下の通りである。①昨年7月、(現在)42歳の男性が、当時46歳の姉を殺害した。②大阪地裁の河原俊也裁判長は、殺害の動機には、先天的な広汎性発達障害の一種、アスペルガー症候群の影響がある(引きこもりの生活から抜け出したいという願いが実現しないのは姉のせいだと思いこみ、恨みを強めた)と認定した。③また、「男性は十分に反省していない、親族が男性との同居を断っている、の2点から「再犯」の恐れがある」と判断した。④さらに、求刑を超す量刑(を科した)理由は「許される限り長く刑務所に収容し内省を深めさせることが社会秩序の維持にも資する」と説明した。⑤日本発達障害ネットワークの市川宏神...「アスペルガー症候群」という《役割》

  • 教諭の「保護者提訴」は《一億総未熟化社会》への途

    東京新聞朝刊(25面)に「教諭が保護者提訴慰謝料求め「苦情で不眠症に」行田の市立小」という見出しの記事が載っている。その内容は以下の通りであった。〈埼玉県行田市の市立小学校の女性教諭が、担任する女児の親から再三嫌がらせを受け、不眠症になったとして、両親に慰謝料500万円を求める訴訟をさいたま地裁熊谷支部に起こしたことが分かった。訴状などによると、昨年6月、女児は同じクラスの女児とトラブルになり、教諭が解決のためクラス内で話し合いをしたところ、母親から「相手が悪いのに娘を謝らせようとした」と非難の電話があった。7月中旬までに計8回、連絡帳に「先生は人間関係を円滑にする能力も著しく劣る」などと書き込んだ、としている。また、県教委や人権擁護委員会、文部科学省にも教諭を非難する文書を送ったり口頭で伝えたりしたという。市...教諭の「保護者提訴」は《一億総未熟化社会》への途

  • コラム・小学校教諭「土下座強要」問題にみられる道徳的末期症状

    産経新聞(12月25日15時29分配信)に以下の記事が載っている。〈「児童28人に土下座強要前橋の小学教諭頭髪からかう曲注意」前橋市立桃木小学校(同市上沖町)で、頭髪が薄いことを嘲笑する内容の歌が校内放送で流れたことなどに怒った40代の男性教諭が、児童28人に土下座させていたことが25日、分かった。同校では「不適切な行為だった」として、男性教諭と斎木雄造校長が児童の家庭を訪ね、謝罪した。同校によると、歌が流されたのは今月3日昼の校内放送。放送委員会の顧問である男性教諭は、CDを持ち込み歌を流すように求めた6年の男子児童に対し、「人の体つきを笑うのはよくない」と説諭。「誠意を持って心から謝るには、土下座という方法がある」などと土下座を強要した。翌4日には、校内放送を聞いて笑ったとして、4年生27人に土下座をさせた...コラム・小学校教諭「土下座強要」問題にみられる道徳的末期症状

  • コラム・大分県教員汚職、元厚生次官ら殺傷、東金遺棄事件、新聞報道・続報の「ピント外れ」

    12月15日付け東京新聞夕刊(10面・11面)には、過日、社会面を賑わした事件の続報記事が三本、載っている。それを読むと、いずれも「ピント外れ」な内容であり、何のための続報かわからない。ただ単に空白の紙面を埋めるための記事としか思えないのである。では、どこが「ピント外れ」か。《その1大分教員汚職事件》(10面)〈採用取り消し処分を受けた元教諭は「不正を頼んだ覚えもないのに『不正合格者』というレッテルを張られて腹立たしく、しばらくは外に出るのもおっくうだった。私たちはクビになって人生を奪われたのに、県教委幹部は極めて甘い処分で終わっている」と批判〉と述べられているが、「不正を頼んだ覚えもないのに『不正合格者』というレッテルを張られ」た、のは何故か。言い換えれば、元教諭の得点が合格ラインに達していないのに、「点数改...コラム・大分県教員汚職、元厚生次官ら殺傷、東金遺棄事件、新聞報道・続報の「ピント外れ」

  • コラム・「元厚生事務次官ら連続殺傷事件」の《核心》

    連日、元厚生事務次官ら連続殺傷事件についての報道が繰り返されているが、「核心に迫る」内容の記事は少ない。要するに、「何が何だかわからない」「いたずらに不可解感を高める」だけのように感じる。その極め付きは、〈犬を殺され、その元締は厚生省だと思った。初めは厚生大臣を狙おうと思っていた。日本は官僚社会だから、官僚の方が実権を握っていると思い、殺害を計画した〉〈やりたいことをやって人生に未練がない。体力的に考えても今しかない〉などという小泉容疑者の供述を「そのまま」記事として採用していることである。なるほど、その供述は「事実」であろう。しかし、そこで語られている内容は、(①元次官らの名前・住所を国立国会図書館で調べた、②サバイバルナイフなど計十本の刃物を三カ月以上前から準備していた、③レンタカーを借り、宅配便業者を装っ...コラム・「元厚生事務次官ら連続殺傷事件」の《核心》

  • コラム・江戸川・小1長男暴行死、「教育公務員」の職責

    @niftyニュース(読売新聞3時8分配信)に、「『食べるのが遅い』両親が小1暴行→病院で死亡」という見出しで、以下の記事が載っている。〈小学1年生の長男に暴行を加えたとして、警視庁小岩署は、東京都江戸川区○○、電気工A(31)、妻のB(22)の両容疑者を傷害容疑で逮捕した。長男は搬送先の病院で死亡し、背中などに複数のあざがあることから、同署は普段から暴行を受けていた疑いもあるとみて25日に司法解剖を行い、死因を調べる。発表によると2人は23日午後8時頃、自宅アパートで、長男で区立松本小1年のC君(7)を「ご飯を食べるのが遅い」と言って正座させ、顔面を平手打ちしたほか、左足をけるなど約1時間にわたって暴行した疑い。C君がぐったりしたためB容疑者が119番したが、24日朝、搬送先の病院で死亡した。死因は不詳で両腕...コラム・江戸川・小1長男暴行死、「教育公務員」の職責

  • コラム・「医師の妻」とは誰か(新聞表現の問題点)

    新聞報道(「東京新聞」6月23日朝刊)によれば、奈良県の高一長男が「自宅に放火、二階に寝ていた医師の妻、小学二年の二男、保育園児の長女を焼死させた疑いで逮捕された。」という。医師とは、長男の父のことだが、『医師の妻』とは、長男にとって誰なのか。その記事の中で次のようにも述べられている。「長男は父と同じ医師を目指し関西で有数の進学校に通学。父は長男が小学校入学前に離婚。間もなく勤務先の病院で知り合った母と再婚し、二男、長女が生まれた。一家は近所でも評判の教育熱心な仲良し家族だった。長男は小学校時代から成績が良く、塾では一学年上のクラスに入った。サッカーも上手で所属していたチームでは中心メンバーだった。」ところが「母親は最近、長男について『進学校に行っているけど、勉強しないし、ゲームばかりしている』と知人に相談して...コラム・「医師の妻」とは誰か(新聞表現の問題点)

  • コラム・16歳少年の責任能力・「発達障害?」「統合失調症?」

    東京新聞3月2日付け夕刊(9面)に、「町田高1女子殺害少年、二審も懲役11年」という記事が載った。2005年当時16歳だった少年が、同級生(高一)の女子を刺殺した事件の控訴審判決で、東京高裁は一審判決を支持、少年の控訴を棄却したとのこと、〈中山隆夫裁判長は「少年は、被害者の生命を奪った結果の重大性の自覚に乏しい。刑事責任は極めて重い」と指摘した。殺意と責任能力の有無が争点だった。弁護側は、殺意を否定したうえで「当時、心神喪失または心身耗弱の状態だった」と主張。少年の更生には少年院での保護処分が必要として、家裁送致を求めていた〉そうである。この記事では言及されていないが、(テレビニュースの報道に拠れば)当該少年には「発達障害がある」そうである。弁護側が「当時、心神喪失または心神耗弱の状態だった」と主張する根拠はそ...コラム・16歳少年の責任能力・「発達障害?」「統合失調症?」

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