「さくらの唄」安達哲:著(文庫版全2巻)大人読みしました。
非モテで陰鬱な学生生活を送っていた高校男子の市ノ瀬利彦が、絵画を通してマドンナ的存在の仲村真理と親しくなり進路に悩む前半と、地上げ屋の叔父に会社の後継者に指名され金と権力に裏打ちされたセックスに溺れる後半で、青春時代のモラトリアムを描いた作品です。 _ 美術大学に進みたいと願う主人公に、"金が全て"と地上げ不動産稼業を継げと迫る叔父。 _ 叔父の権力を利用して憧れの美術教師に情事を迫り、それをビデオに録画させる主人公。 _ そしてクラスの仲間とマドンナ仲村真理を主役に製作した映画を文化祭で上映させるまできた所に、甥の夢を断つ為に教師との情事を録画したビデオを文化祭で上映させる極悪地上げ屋の叔父。 _ なかなかエグくて壮絶な文化祭です!(笑) _ けど、いろんな要素が詰め込まれていて面白かった。 _ この漫画は、映像化されていないんですね。(内容がエグ過ぎるからか?)..
2022/12/31 06:24