日本の公立学校教育に関する一提言
日本の公立学校教育の現状は、教員不足でかなり行きづまっています。その中でも、「臨時的任用教諭(産休代替教員)の不足」と「若手教員の離職」ということが、私の実感として二大問題と感じています。私はどちらの問題も、私が教員になった1987年当時から、将来はこうなるだろうと言い続けてきました。当たり前です。1987年から数年間、日本を代表する東京都の教員採用試験の合格者数は200~300名だったからです。東京都の小学校数は約1200校。教育の未来を考えるならば、少なくともその半分の600名は採用していかないと、この200名採用世代が幹部教員になる頃には、年間採用数を1000名前後にしなくてはならなくなり、結果、若い世代が急増する。若い世代は子育て世代にもなるため、産休代替教員が必要になるが、それをカバーする世代が...日本の公立学校教育に関する一提言
2024/12/30 20:24