薬害肝炎:血液製剤納入時の診療記録、43病院「あった

薬害肝炎:血液製剤納入時の診療記録、43病院「あった

薬害C型肝炎の原因になった血液製剤フィブリノゲンの納入実績がありながら、「当時の診療記録が残っていない」として投与患者を捜していなかった国立病院機構の46病院のうち、実際は43病院に記録が残っていたことが、厚生労働省の実地調査で分かった。2病院で計3人へのフィブリノゲン投与も新たに判明し、医療機関の調査のずさんさが浮かんだ。 感染の危険があるフィブリノゲンが納入された医療機関は全国で約7000施設。厚労省は04年に当時の記録の保管状況を照会し、477施設が「記録が残っている」と回答したが、昨年11〜12月に再調査したところ「記録あり」は3倍以上の1622施設に上った。そこでも「記録なし..