薬害C型肝炎:フィブリノゲン製剤、申請当初から問題--厚労省検証委
ウイルスに汚染された血液製剤による薬害C型肝炎について、厚生労働省に設置された有識者の検証委員会(座長、寺野彰・独協医科大学長)は30日、フィブリノゲン製剤が承認申請された62年から40年以上、国と製薬会社の対応に問題があったとする報告書をまとめた。制度の不備や制度のずさんな運用として計46項目を明示し、再発防止策に向けて医薬品行政を監視・評価する第三者機関の設置などを提言した。 薬害肝炎の検証は、昨年1月の被害者側との和解合意で国が約束していた。 5地裁に起こされた薬害肝炎訴訟では、国や製薬会社に責任があったとされる時期が五つの1審判決すべてで異なる。和解協議で国側は、製造方..
2009/03/31 21:03