住所
杉並区
出身
杉並区
ハンドル名
hachiro86さん
ブログタイトル
自治体職員の読書ノート
ブログURL
http://hachiro86.hatenablog.com/
ブログ紹介文
しがない自治体職員の読書メモ。
自由文
更新頻度(1年)

52回 / 4151日(平均0.1回/週)

ブログ村参加:2007/10/11

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hachiro86さんのブログ記事

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  • 【2310冊目】渡辺正峰『脳の意識 機械の意識』

    脳の意識 機械の意識 - 脳神経科学の挑戦 (中公新書) 作者: 渡辺正峰 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2017/11/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (11件) を見る 意識は存在するか、と聞かれて、存在しないと答える人はいないだろう。なぜか? 自分が意識をもっているのは、言うまでもなく自明だから。 だが「意識」を科学的に研究しようとするとき、もっとも厄介なのが、この「自分にとって存在するのが明らか」という点だ。通常であれば、あるものが存在するかどうかを、実験や測定によって明らかにするところから、研究や考察が始まる。だが、意識は「あるに決まっている」というところ…

  • 【2309冊目】ジェニファー・ダウドナ『CRISPR』

    CRISPR (クリスパー) 究極の遺伝子編集技術の発見 作者: ジェニファー・ダウドナ,サミュエル・スターンバーグ,櫻井祐子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2017/10/04 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る タイトルは「クリスパー」と読む。もともとはこれ、遺伝子の配列の中に繰り返し出てくる「回文」構造のこと。これ自体は、ゲノムがもっているある種の免疫システムなのだが、著者はこの仕組みを応用して、とんでもない技術を発見した。 遺伝子編集。膨大な遺伝情報の中から、好きな部分を抜き出し、別の配列と置き換えることのできる魔法の技術である。これまで行われてきた遺伝子組換え技…

  • 【2307冊目】澁谷智子『ヤングケアラー』

    ヤングケアラー―介護を担う子ども・若者の現実 (中公新書) 作者: 澁谷智子 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2018/05/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る ヤングケアラーとは、家族の介護を担う18歳未満の子どもをいう。え、そんな子がいるの? と思われたかもしれないが、福祉の現場に身を置いていると、けっこういるのである。精神疾患の親に代わり認知症の祖母を介護する中学生、肢体不自由の父親に代わり買い物や料理をする小学生、知的障害の姉と共に母の帰りを待つ高校生。そういう家庭にはなるべくサービスを入れるようにするのであるが、なかなか難しい家庭も多く、うまく…

  • 【本以外】映画『バジュランギおじさんと小さな迷子』はおススメ

    インド映画ってここまで進化してたのか。以前『バーフバリ』を観た時は、その圧倒的なパワーに驚いたが、本作は別の意味で感動させられた。いやあ、まいった。 口のきけないパキスタンの少女が、ひょんなことからインドで母とはぐれてしまう。少女と出会ったパワンは、その子がパキスタンから来たことに気づき、どうにかして家族のもとに戻してあげようとする。ビザ発給の道が絶たれ、パワンは自力で国境を越えることを決意する。名前も知らない6歳の少女を家に帰すために・・・・・・。 ストーリーは王道ど真ん中、全球直球勝負のピッチャーみたいな映画だが、それがあまりにも力強くて、駆け引きも計算もなしで観客の胸にドカンと届く。まず…

  • 【2306冊目】宇沢弘文『人間の経済』

    人間の経済 (新潮新書) 作者: 宇沢弘文 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/04/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 前から気になっていた経済学者だが、ちゃんと本を読んだのは初めて。もっとも、本書は著者の講演録やインタビューをもとに書き起こされたものらしい。今度は著者自身が書いた文章で読んでみたい。 それほどに本書は素晴らしかった。タイトルどおり、本書で書かれている経済学には「人間」がいる。マネーゲームや金融工学とは違う、「人の道」としての経済学がここにある。 「私はアメリカやイギリスで長いこと教えたあと、ヴェトナム戦争を契機として日本に帰ってきまし…

  • 【2305冊目】アーシュラ・K・ル・グィン『闇の左手』

    闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252)) 作者: アーシュラ・K・ル・グィン,Ursula K. Le Guin,小尾芙佐 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1978/09/01 メディア: 文庫 購入: 12人 クリック: 388回 この商品を含むブログ (103件) を見る SFのオールタイム・ベストを問えば、必ず名前が挙がる小説のひとつなのだが、実は今回が初読。『ゲド戦記』のせいでファンタジー作家の印象が強いル・グィンだが、SFを描いても、その世界観の力強さは健在だ。 よくわからない用語や設定がどんどん出てくるのだが、それでも描写されている世界の「実在感」が強力で、架空の世界を…

  • 【2304冊目】池田晶子『人生は愉快だ』

    人生は愉快だ 作者: 池田晶子 出版社/メーカー: 毎日新聞社 発売日: 2008/11/08 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 39回 この商品を含むブログ (21件) を見る 2008年刊行。ということは、2007年に亡くなった著者の、最後の一冊。それが「生と死」を大きく扱っていることは、タイムリーというべきか、皮肉というべきか。 3部構成。第1部は歴代の思想家、宗教家たちの「死」に関する考察を著者流にダイジェストしている。ブッダに始まり、孔子や老子、ソクラテスにデカルト、マルクスからフロイトから一休まで登場者は多彩だが、時代が後になったからといって、必ずしも思索が深まっていな…

  • 【2303冊目】山崎広子『声のサイエンス』

    声のサイエンス―あの人の声は、なぜ心を揺さぶるのか (NHK出版新書 548) 作者: 山?広子 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2018/04/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 自分の声にはコンプレックスがある。鼻声みたいにくぐもっていて、聞き取りづらく、それでいてやや高めの落ち着かないトーン。話している時はさほど気にならないが、録音で聞くと本当に嫌になる。低くてもどっしり安定した声の人、良く通る朗々とした声の人がいると、いいなあ、と思う。 こんなの自分だけかと思っていたら、なんと8割の人が「自分の声が嫌い」と感じているというから、驚き半分、安心半分。…

  • 【本以外】新・北斎展に行ってきました

    六本木で開催中の「新・北斎展」へ。 北斎と言えば『富嶽三十六景』か、最近話題になった『北斎漫画』の印象が強いが、この展覧会は、それ以外も含めた北斎の全体像を総覧できる。私財を投じて北斎作品を集めまくった北斎研究の第一人者、永田生慈が企画したものの、実現を待たず亡くなってしまったといういわくつき。出品作品の多くを占める「永田コレクション」は、この展覧会を最後に島根県に寄贈され、東京で見られるのはこの展覧会が最後になるとのこと。そんなことを言われたら、観に行かないワケにはいかない。 全体構成は若い頃から晩年までをほぼ時系列に並べるというスタンダードなもの。とはいっても、なにせ画業通算70年の北斎で…

  • 【2302冊目】フレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』

    さあ、気ちがいになりなさい (異色作家短編集) 作者: フレドリック・ブラウン,星新一 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2005/10/07 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 33回 この商品を含むブログ (80件) を見る 古き良きSF小説の中でも、フレドリック・ブラウンは最高峰。シンプルで、ユーモラスで、適度にツイストが効いている。星新一や筒井康隆、あるいは手塚治虫や藤子不二雄のSFのルーツはここにあったとよくわかる。ちなみに本書の翻訳者は、その星新一。なんてゼータクな。「みどりの星へ」「ぶっそうなやつら」「おそるべき坊や」「電獣ヴァヴェリ」「ノック」「ユーディの原理」…

  • 【2301冊目】ジャレド・ダイアモンド『若い読者のための第三のチンパンジー』

    若い読者のための第三のチンパンジー (草思社文庫) 作者: ジャレドダイアモンド,レベッカステフォフ,秋山勝 出版社/メーカー: 草思社 発売日: 2017/06/02 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 「若い読者のための」というマクラコトバがついているが、これはアメリカの出版社の「若い読者のための」シリーズの一冊だから、とのこと。ただし、内容はけっこうみっしり詰まっている(あ、だから若者向けなのか)。 ベースになっているのは、著者の第一作『人間はどこまでチンパンジーか?』。これをダイジェストし、最新情報を盛り込んだとのことだが、読んでみるとかの名著『銃・病原菌・鉄』や…

  • 【2300冊目】渡辺一史『なぜ人と人は支え合うのか』

    なぜ人と人は支え合うのか (ちくまプリマー新書) 作者: 渡辺一史 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2018/12/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 映画化もされた名著『こんな夜更けにバナナかよ』の著者が15年ぶりに、障害や福祉、そして社会のあり方を世に問う一冊。タイトルは前著と比べるとあまり面白くないが、内容は相模原の事件に始まり、『こんな夜更けに・・・』で出会った鹿野さんのことから障害の医学モデルと社会モデル、「障害」「障がい」といった表記の問題まで幅広い。幅広いわりに著者の視点がブレていないのは、やはり鹿野さんと関わった日々が、著者のバックボーンにな…

  • 【2299冊目】アイザック・アシモフ『われはロボット』

    われはロボット 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集 (ハヤカワ文庫 SF) 作者: アイザック・アシモフ,小尾芙佐 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2004/08/06 メディア: 文庫 購入: 27人 クリック: 453回 この商品を含むブログ (161件) を見る 有名な「ロボット三原則」を提示したことで知られる短篇集。だが本書の面白さは、この「三原則」を維持した上で(例外もあるが)、ロボットに関していかなる問題が生じうるかを、徹底的に思考実験したことにある。 例えば「われ思う、ゆえに・・・」という短編では、ロボットのキューティが「自分は主によって創られた」と確信する。なぜなら「…

  • 【本以外】上野で松林図屏風をみてきました

    あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 さて、3が日の最終日、少し時間ができたので、上野に行ってまいりました。目当ては長谷川等伯「松林図屏風」ただ一点。日本絵画史上の最高峰だと思います。これが上野の東京国立博物館に収蔵されているのですが、1月2日から14日までの間にかぎり、実物が展示されるのです。しかも常設展なので620円で鑑賞できるという信じがたい幸福。比べるのもなんですが、フェルメール展の約4分の1ですよ。 目当ての「国宝室」は少々混雑気味ですが、屏風自体が横に広いこともあり、わりとじっくり鑑賞することができます。びっくりしたのは撮影OKということ。もっとも、これは松…

  • 【本以外】私的2018年ベスト10

    わが自治体は今日が御用納め。この読書ノートも、今日が御用納め。 とはいっても、8月に再開したばかりだし、最近は更新頻度も低めなので、取り上げた本は50冊ちょい。なので、その間の総括として、10冊をピックアップしてみたい。 ベスト10の形にはなっているが、順位はわりと適当、直感です。現時点で印象に残っている度合いの強さだと思ってください。なので、時期が近い方がやや有利かも。では、まいりましょう。 第10位 【2248冊目】押川剛『「子供を殺してください」という親たち』 hachiro86.hatenablog.com こういう現実がある、というところから始めなければならない、という本である。 第…

  • 【2298冊目】堤未果『日本が売られる』

    日本が売られる (幻冬舎新書) 作者: 堤未果 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/10/04 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 衝撃的な本。この本に書かれていることが半分でも事実なら、日本はまさに「ひょうすべの国」まっしぐら、ということになる。 国家が率先して、国民の健康も安全も、高値をつけた企業に売り払う。最近話題の出入国管理法も、その陰に隠れてあまり議論されない水道民営化も、さらにはこないだ大阪に決まった万博も、その裏にはとんでもないストーリーが隠されている、と本書は指摘する。 喫緊の課題としてヤバいのは水道だ。あまり話題にならないまま通過してしまった…

  • 【2297冊目】市橋達也『逮捕されるまで』

    逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録 (幻冬舎文庫) 作者: 市橋達也 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2013/09/04 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る リンゼイさん殺害容疑で、一時期いろんなところに顔写真が出ていた市橋達也。だが、2年7カ月の間、彼は捕まることなく逃げおおせていた。ほとんど着の身着のままのままで逃げ出した男が、どのようにしてこれほどの期間を逃げおおせたのか。本書はそのプロセスを市橋達也自身が綴った一冊だ。 北は青森から、南は沖縄まで。飯場で働いたり、遍路道を歩いたり、なぜかディズニーランドに行ったりと、逃亡犯にしては思い付きのような行動も…

  • 【2296冊目】伊藤計劃『ハーモニー』

    ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) 作者: 伊藤計劃 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2012/08/01 メディア: Kindle版 購入: 5人 クリック: 29回 この商品を含むブログ (24件) を見る 「大災禍」と呼ばれる災厄の後の近未来世界が舞台というのは、いわゆる「核戦争後の世界」パターンだが、そこで登場したのが徹底した「福祉厚生社会」であるという設定がなんとも痛烈だ。なにしろそこでは、人は体内に埋め込まれた「WatchMe」という監視システムによって常に健康状態が監視され、検知された異常はいかなるものであってもただちに修復される。結果として、この世界に生きる人は病気になる…

  • 【2295冊目】今井むつみ『ことばの発達の謎を解く』

    ことばの発達の謎を解く (ちくまプリマー新書) 作者: 今井むつみ 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2013/01/09 メディア: 新書 購入: 4人 クリック: 11回 この商品を含むブログ (16件) を見る 大人になってから外国語をマスターするのは大変なのに、どうして子どもは言葉を使いこなせるようになるのだろう。本書は、その秘密を認知科学の観点から解き明かす一冊だ。 面白いのは、架空の単語を使った実験だ。例えばあるぬいぐるみを「チモ」と名付けると、幼児は形の似たぬいぐるみであっても「チモ」と認識する。だが、例えば「チモいのはどっち?」と聞くと、形は違っても、例えば色が同じぬいぐ…

  • 【2294冊目】マイケル・サンデル『それをお金で買いますか』

    それをお金で買いますか (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 作者: マイケル・サンデル,鬼澤忍 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2014/11/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (7件) を見る 先日に引き続き、マイケル・サンデル。前著は既存の思想の紹介が多かったが、コチラは具体的な事例が多く、そのぶんいっそう考えさせられる。 例えば、お金を払えば遊園地の行列に割り込むことができるとしたら、どうか。別に構わない? なら、お金を払えば病院の予約に割り込むことができるとしたらどうだろう。あなたは納得できるだろうか。 別の例。保育所に子どもを預けている親が、迎えに行く時間より遅れ…

  • 【2293冊目】テッド・チャン『あなたの人生の物語』

    あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF) 作者: テッド・チャン,公手成幸,浅倉久志,古沢嘉通,嶋田洋一 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2003/09/30 メディア: 文庫 購入: 40人 クリック: 509回 この商品を含むブログ (401件) を見る 「バビロンの塔」「理解」「ゼロで割る」「あなたの人生の物語」「七十二文字」「人類科学の進化」「地獄とは神の不在なり」「顔の美醜について」の8篇を収めた一冊。これだけでデビューから本書刊行時までの全作品になるというから驚きだ。 中でも秀逸なのは、映画『メッセージ』の原作でもある「あなたの人生の物語」だろう。挿入される我が子との思い出…

  • 【本以外】映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観てきました

    最近、月1回の映画レビューが続いている。12月の映画は『ボヘミアン・ラプソディ』。 いやあ、素晴らしかった。映画の出来がどうこうというより、クイーンの音楽が、完全に映画をジャックしていた。映画でこれほど音楽の力を感じたのは、ジャンルは違うがモーツァルトを描いた『アマデウス』以来かもしれない(実録系も入れていいなら「THIS IS IT」も)。 特に圧巻はラスト21分のライヴ・エイド。演奏される曲の歌詞が、それまでのフレディの人生と重なり合って、なんだか涙が出てきてしまった。いやあ、改めて思ったけど、本当にクイーンって、いい曲が多い。ちなみに音楽漬けになるためにも、この映画は映画館で観るべき。そ…

  • 【2292冊目】スティーブ・シルバーマン『自閉症の世界』

    自閉症の世界 多様性に満ちた内面の真実 (ブルーバックス) 作者: スティーブ・シルバーマン,正高信男,入口真夕子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/05/17 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 自閉症をめぐる歴史を辿り、その現在をあきらかにする一冊。600ページ以上という、ブルーバックスとしては異例の厚さだが、ブルーバックスには珍しく「文系」にもやさしいリーダビリティの高さも異例。自分の関心のある領域ということもあり、一気に読み切った。 まず意外だったのは、「カナー型自閉症」で知られるカナーと、「アスペルガー症候群」で有名なアスペルガーがほぼ同時代の人物…

  • 【2291冊目】ジャンナ・レヴィン『重力波は歌う』

    重力波は歌う――アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち (ハヤカワ文庫 NF) 作者: ジャンナ・レヴィン,田沢恭子,松井信彦 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/09/21 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 本書の刊行は2016年(文庫版は2017年9月)。本書の「テーマ」である重力波の観測によって、ライナー・ワイス、キップ・ソーン、バリー・バリッシュの3人がノーベル物理学賞を受賞したのが2017年12月。あまりにタイミングが良すぎるが、それも当然か。重力波こそ、かのアインシュタインがその存在を予言しながらも観測されることのなかった「最後の宿題」な…

  • 【2290冊目】フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

    アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) 作者: フィリップ・K・ディック,土井宏明,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1977/03/01 メディア: 文庫 購入: 70人 クリック: 769回 この商品を含むブログ (439件) を見る 映画『ブレードランナー』のイメージが強烈すぎて、なかなか原作を手に取る気になれなかった一冊。例の「ハヤカワ文庫の100冊」に入っていたので、この機会に読んでみた。 映画の印象に引っ張られるかと思っていたが、結果としては、ほとんど映画のことは思い出さなかった。それほどにこれは「別物」だ。あ、違った。小説のほうが先…

  • 【2289冊目】石井光太『漂流児童』

    漂流児童 作者: 石井光太 出版社/メーカー: 潮出版社 発売日: 2018/10/05 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 内容的には、児童虐待を扱った『「鬼畜」の家』に続く一冊ということになるのだろうか。社会の「レールから外れた」子どもたちを受け止めている施設の現状を取り上げた一冊だ。 児童養護施設や母子生活支援施設(昔の「母子寮」)から少年院や少年刑務所、さらには小児ホスピスや赤ちゃんポストまで、公設・民設を問わず幅広い施設が取り上げられているのが面白い。掘り下げ方もそれぞれに形を変えつつ、あくまで具体的な「当事者の話」や「実際の事例」をメインにしているので、…

  • 【2288冊目】鈴木宏幸・渋川智明『認知症対策の新常識』

    認知症対策の新常識 作者: 鈴木宏幸,渋川智明 出版社/メーカー: 日東書院本社 発売日: 2018/10/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 福祉関係者以外の方にはマニアックな本で申し訳ありません。でも、認知症というテーマは今後、誰にとっても他人事ではなくなるはず。だからこそ、基本的な点だけでも知っておきたいところである。 本書は認知症の基礎知識から予防法、なってしまった場合の周囲の対応策などをコンパクトにまとめた一冊だ。意外だったのは、先進国では認知症の有病率が低下しているという指摘(ちなみに高齢者の総数は増えているので、認知症の患者数自体は増えている)。…

  • 【2287冊目】アンディ・ウィアー『火星の人』

    火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF) 作者: アンディ・ウィアー,小野田和子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2015/12/08 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログ (37件) を見る 火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF) 作者: アンディ・ウィアー,小野田和子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2015/12/08 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログ (21件) を見る いや~、おもしろかった。映画『オデッセイ』を先に観ていたので(こちらもなかなかよかった)、あえて原作は読んでいなかったのだが、もったいないことであった。ちなみに読ん…

  • 【本以外】映画『サーチ』を観てきました

    行方不明の娘を父親が探すというミッシング物だが、特徴は映画全編がすべて「画面上」で展開すること……というと、イロモノの実験作かと思われるかもしれないが、いやいや、映画そのものとしての作りがしっかりしていて、まったく飽きさせない出来であった。PCの画面だけではなく、ニュース映像やビデオ録画などもうまく織り交ぜ、動きのある場面もしっかりフォローしている(車の移動シーンをどうするのかと思ったら、なんとカーナビの画面だった)。 むしろネット検索やマルチウィンドウの仕組みがストーリーにうまく活かされているのが斬新で面白い(関係ないはずの人物の顔が同じことに、ウィンドウを並べていて気付いたり、グーグルマッ…