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  • 【2842冊目】町田康『壊色』

    【2842冊目】町田康『壊色』

    壊色 (ハルキ文庫) 作者:町田 康 角川春樹事務所 Amazon これは小説? エッセイ? 日記? それとも詩? 分類不能の一冊です。 例えばこんな感じ。 「確かにそのような日々 石炭殻、風に舞うモノトーンの風景に 突然、フォルクスワーゲン出現する。 確かにそのようなデイズ 悲しい目と憎々しい口もと 壁にむかいて、君の目は閉じられている。日本一の行き止まり。」(「二人の呪師とフリッカ」より) あるいは、こんな感じ。 「免許を更新し、感情の火災。夕方、なにか盗んでやろうと忍びこんだ近代的なアパートで私は三歳くらいの童子に銅鐸の使用法を説明している。「これは水さしだよ」などと嘘を教えておるのだ。…

  • 【2841冊目】『フラナリー・オコナー全短編 上下』

    【2841冊目】『フラナリー・オコナー全短編 上下』

    フラナリー・オコナー全短篇〈上〉 (ちくま文庫) 作者:フラナリー オコナー 筑摩書房 Amazon フラナリー・オコナー全短篇〈下〉 (ちくま文庫) 作者:フラナリー オコナー 筑摩書房 Amazon 一部、物語の結末に触れておりますので、ご注意ください。 ずいぶん前に読んだきりだったのですが、いくつかのきっかけが重なり、読み返してみました。 ちなみにきっかけの1つは、こないだ読み返したG・ゼヴィン『書店主フィクリーのものがたり』の登場人物の愛読書が「善人はなかなかいない」だったこと。 そしてもうひとつは、映画『スリー・ビルボード』の町山智浩さんの解説で、やはり「善人はなかなかいない」が紹介…

  • 【2840冊目】ポール・ウィリス『ハマータウンの野郎ども』

    【2840冊目】ポール・ウィリス『ハマータウンの野郎ども』

    ハマータウンの野郎ども ─学校への反抗・労働への順応 (ちくま学芸文庫) 作者:ポール・ウィリス 筑摩書房 Amazon 原題の「learning to labour」も素晴らしいが、邦題もおもしろいですね。本書のトーンとエッセンスがよく伝わるタイトルだと思います。 本書のテーマは「反学校文化」、日本で言えば「ヤンキー文化」です。学校では教師に反抗し、授業をサボり、仲間とつるんで悪さをし、卒業するとガテン系の仕事に就く連中、といえばイメージしやすいでしょうか。『ビー・バップ・ハイスクール』『ろくでなしBLUES』から『東京リベンジャーズ』まで、マンガでは定番のネタですね。 本書が描いているのは…

  • 【2839冊目】町田康『夫婦茶碗』

    【2839冊目】町田康『夫婦茶碗』

    夫婦茶碗(新潮文庫) 作者:町田康 新潮社 Amazon 短編2つが入っています。「夫婦茶碗」は働かない夫が妻に言われていろいろ仕事をするがうまく行かない話、「人間の屑」はいろいろあって逃げ回らざるを得なくなったパンクロッカーの珍道中・・・・・・なのですが、そこは町田康ですから、それだけでは済みません。とにかく饒舌で、しかもどんどん脱線していく、その脱線が面白い。 「夫婦茶碗」では、童話作家になろうといきなり思い立った「わたし」による「子熊のゾルバ」というお話が延々と展開され、 「人間の屑」では、脱「SMうどん」というとんでもないネタに爆笑。 まあ、筋書きがどう、という話は、こと町田康に関して…

  • 【2838冊目】アニー・ディラード『本を書く』

    【2838冊目】アニー・ディラード『本を書く』

    本を書く (ポケットスタンダード) 作者:アニー ディラード 田畑書店 Amazon ライティングメソッドの本では、ありません。 文章作法の本とも、違います。 これは、もっと根源的な、「書く生活」あるいは「書く人生」の要諦を綴った本なのです。 久しく絶版でしたが、このたび、文庫サイズで復刊しました。 このサイズ、このページ数で1,540円は高いと思うかもしれませんが、そんなことはない。 本書は、「書く人」であれば、10倍の値段がついていたとしても、必ずや購入し、座右に置くべき本であります。 そのことは、本書を読めばすぐわかります。 自分の書いた文章の核となる部分が、その文章全体を弱めていると気…

  • 【2837冊目】町田康『供花』

    【2837冊目】町田康『供花』

    供花 (新潮文庫) 作者:康, 町田 新潮社 Amazon 先日読んだ『くっすん大黒』より先に出た、町田康の第一詩集です。 詩集、と言われて、どんな内容を連想するでしょうか。 どんなことであっても、この詩集を読めば、その想像は裏切られます。 たとえば・・・・・・ 「大仏が建立され 陛下が地球の長さを測る」(「きりきり舞い」より) 「夢も希望も無い者どうしで商店街へゴー 最後の金を握りしめて爆笑しながらゴー」(「下りみち」より) 「安全太郎 便所のとびらをつかんで 犬の死体を裏返す」(「夢で流血」より) 「フィストファックを試みて 御名があがめられる 小児のからだを舐めまわし 御名があがめられる…

  • 【2836冊目】小紫雅史『10年で激変する!「公務員の未来」予想図』

    【2836冊目】小紫雅史『10年で激変する!「公務員の未来」予想図』

    10年で激変する! 「公務員の未来」予想図 作者:小紫 雅史 学陽書房 Amazon この手の本を読むのは本当に久しぶりでした。この「読書ノート」を始めた頃に集中的に読んでいたのですが、あまりにも内容が薄く、また似たような本が多く、少々ヘキエキして遠ざかっていたので。でも、久々に手にとってみると、それなりに新鮮で楽しめました。 さて、本書は「10年後の自治体の姿を予想する」という触れ込みですが、内容はAIから少子高齢化、地方創生など盛りだくさんです。その中で全体を貫くコンセプトは、おそらく「自治体3.0」ではないかと思います。 著者によれば、「自治体1.0」が旧来の自治体の姿だとすれば、そこか…

  • 【2835冊目】町田康『くっすん大黒』

    【2835冊目】町田康『くっすん大黒』

    くっすん大黒 (文春文庫) 作者:町田 康 文藝春秋 Amazon 町田康のデビュー作ですが、いきなり物凄い。いったいどうして、どこからこういう小説が出てくるんでしょうか。 家に転がっていた金属製の大黒が不愉快なので捨てに行く。言ってみればそれだけの話なのに、それが思いもかけない方向にどんどん転がっていきます。警察に職務質問され、友人宅に転がり込み、古着屋で働くことになり、そこのおばさんがとんでもない奴で・・・・・・と、物語は脱線につぐ脱線で、しかも大黒はついに捨てられない。 これってカフカ的? 筒井康隆的? いやいや、やはりこれは町田康なんです。最初の作品の最初の一文から、もういきなり町田康…

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    【2834冊目】山岸涼子『鬼』

    鬼 (潮漫画文庫) 作者:山岸 凉子 潮出版社 Amazon 「怖い」というより「哀しい」一冊でした。 特に最初の「鬼」という作品ですね。飢饉にあえぐ江戸時代の東北で、口減らしのため穴に捨てられた子供たちと、その場所を訪れた現代の大学生たち。 穴に捨てられた子供たちは、飢えのあまり、先に死んだ子を食べてしまいます。そうして生き残った子も、自分たちを捨てた大人たちへの恨みと、自分が食べてしまった子らへの罪悪感で引き裂かれてしまう。人肉食を描いた作品の中でも、飛び抜けて悲痛な物語ではないでしょうか。 一方の現代の大学生たちもまた、見えづらいながらさまざまな事情を抱えています。そんな彼らが、なんと地…

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    【2833冊目】川端康成『古都』

    古都 (新潮文庫) 作者:康成, 川端 新潮社 Amazon 不思議な小説です。古都・京都の風物を背景に、千重子と苗子という幼い頃生き別れた双子の再会と交流を描いているのですが、読み終わって印象に残るのは、なぜか、背景のはずの京都の祇園祭やチンチン電車や北山杉のことばかり。まるで主人公たちが背景で、京都という場所のほうが主役のようなのです。 一方、千重子たちの物語のほうは、終わりが見えないままふっつりと終わります。苗子が秀男と結婚するのかどうかもわからず(たぶんしないのでしょう)、千重子と真一、その兄の竜助との関係もすっきりしません。苗子は千重子のところに泊まりますが、それもたぶんこの一回きり…

  • 【2832冊目】トルーマン・カポーティ『カポーティ短篇集』

    【2832冊目】トルーマン・カポーティ『カポーティ短篇集』

    カポーティ短篇集 (ちくま文庫) 作者:トルーマン カポーティ 筑摩書房 Amazon 文庫オリジナルの短篇集とのことです。エッセイや旅行記に近いものから、やや長めの読みごたえのある作品までバランスよく収められています。 文章がいいですね(もちろん翻訳もすばらしいです)。こういう小説を読むと、筋書きだけを追いかけるような読書がホントにばからしくなります。「ヨーロッパへ」「イスキア」「スペイン縦断の旅」など、どれも筋書きらしい筋書きもほとんどありませんが、文章表現だけでたっぷり堪能できます。 「蔦におおわれたガラス窓の向こうに見えるゆがんだ風景のように、これほど恐ろしく澄みきった湖底には、きっと…

  • 【2831冊目】アランナ・コリン『あなたの体は9割が細菌』

    【2831冊目】アランナ・コリン『あなたの体は9割が細菌』

    あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた (河出文庫) 作者:アランナ・コリン 河出書房新社 Amazon 本書は人体内部の「細菌」を主人公とした一冊です。人間の体質や行動、病気を決めているのは、DNAよりむしろ共生する細菌たちだった、というショッキングな内容ですが、大変面白く読めました。 中でも一番びっくりしたのは、自閉症をめぐるケース。耳の感染症を治すための抗生物質の投与が腸内細菌のバランスを乱し、神経毒素を発生させる破傷風菌が体内で増殖したため、自閉症が「発症」したというのです。そして、適切な抗生物質の投与で破傷風菌を退治したところ、自閉症の症状が全快したというから驚きです。…

  • 【2830冊目】マーク・オーエンス&ディーリア・オーエンス『カラハリが呼んでいる』

    【2830冊目】マーク・オーエンス&ディーリア・オーエンス『カラハリが呼んでいる』

    カラハリが呼んでいる (ハヤカワ文庫NF) 作者:マーク オーエンズ,ディーリア オーエンズ 早川書房 Amazon 本書は、先日読んだ『ザリガニの鳴くところ』の著者ディーリア・オーエンスが、夫のマークとともに若き日々を過ごした7年間の記録です。その舞台は、アフリカはボツワナ、カラハリ砂漠。「バックパック二個、寝袋二つ、携帯テント一つ、小さな調理器具一式、カメラ一台、着替えを一揃いづつと六千ドル」が全財産の貧乏フィールドワークの日々が、みずみずしくも細密に綴られています。 そこにいたのは、まだ人間を怖がることを知らない、1970年代のカラハリ砂漠の動物たち。特にライオンとの交流には驚きました。…

  • 【2829冊目】松田行正『眼の冒険』

    【2829冊目】松田行正『眼の冒険』

    眼の冒険 ――デザインの道具箱 (ちくま文庫) 作者:松田 行正 筑摩書房 Amazon 直線、面、形、文字。 ありとあらゆる視覚情報をこきまぜて、「見えること」と「見ること」の間隙を突く一冊です。 ★★★ まずは「相似」の話から。 雑誌『遊』で展開された「似たもの同士カタログ」を紹介し、モンドリアンのアートとコンピューターの集積回路と曼荼羅図を重ねるのは、まだ序の口です。 相似は、文化や歴史でも重要です。 たとえば、縦ストライプの服。 日本でも西洋でも、当初は身分の低い者しか着用できませんでしたが、後に斬新なデザインとして人気となり、アメリカやフランスの国旗デザインにまでつながりました。 あ…

  • 【2828冊目】アンソニー・ホロヴィッツ『ヨルガオ殺人事件』

    【2828冊目】アンソニー・ホロヴィッツ『ヨルガオ殺人事件』

    ヨルガオ殺人事件 上 (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 東京創元社 Amazon ヨルガオ殺人事件 下 〈カササギ殺人事件〉シリーズ (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 東京創元社 Amazon 前作『カササギ殺人事件』では、前代未聞の「入れ子状ミステリ」に驚愕しました。 ミステリの中にもうひとつのミステリを仕込むなんて、こんな仕掛けが可能であること自体が驚異でしたが、だったらこの『ヨルガオ殺人事件』は、どう評すればよいのでしょうか。 なにしろ本作は二度目の「入れ子状ミステリ」であって、しかも前作を上回る(と私は感じた)面白さなのです。 ★★★ メインの登場人物は…

  • 【2827冊目】泡坂妻夫『しあわせの書 迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術』

    【2827冊目】泡坂妻夫『しあわせの書 迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術』

    しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫) 作者:妻夫, 泡坂 新潮社 Amazon 著者は推理小説家にしてマジシャンとして知られる作家ですが、本書はどちらかというと「マジシャン」としての手際があざやかな一冊です。 推理小説の中には、トリックのために物語が作られているものも少なくありませんが、それにしても、それをここまで徹底した本はめずらしいと思います。 実際、正直言って、物語としてはそれほどぱっとしない印象でした。 にもかかわらず、多分この本のことを忘れることはないでしょう。 これは、そういう本なのです。 これ以上はどうやって書いてもネタバレになってしまうので、今日はこのへんで。…

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    【2826冊目】ディーリア・オーエンス『ザリガニの鳴くところ』

    ザリガニの鳴くところ 作者:ディーリア・オーエンズ 早川書房 Amazon 世界中で1000万部以上売れたという本書は、なんと70歳の動物学者が書いた初めての小説だそうです。 でも、それも読んで納得。 確かにこれは、動物学者でなければ書けない小説です。 ★★★ 本書はディテールが際立っています。 沼地の自然の描写の美しさに、カイアの研究する沼地の生物のありよう。 随所に、動物学者としての目が活きています。 そんな「沼地」の包み込むような存在感があってこそ、この物語は光り輝いているのでしょう。 ★★★ 物語はなんとも切なく、痛ましく、それでいて、とても美しいものでした。 一方でチェイスという青…

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    【2825冊目】吉村萬壱『ボラード病』

    ボラード病 (文春文庫) 作者:吉村萬壱 文藝春秋 Amazon 村田沙耶香『地球星人』を紹介した際、ある人からオススメいただいた一冊。やっと読めました。 『地球星人』を受けてのリコメンドという時点で、相当ヤバいことが想像されるわけですが、 読んでみたら予想以上のヤバさ。 『地球星人』ほどの破壊力はありませんが、じわじわとこちらの精神を蝕んでいくような小説です。 海塚市という架空の町が舞台。一人の少女の視点で綴られています。 この少女自体もいろんな意味で生きにくさを抱えていて、妄想癖があったり、母との関係もだいぶ病んでいたりするのですが、 読んでいくとそれよりも、舞台の海塚市自体の気持ち悪さが…

  • 【2824冊目】國分功一郎『中動態の世界』

    【2824冊目】國分功一郎『中動態の世界』

    中動態の世界 意志と責任の考古学 (シリーズ ケアをひらく) 作者:國分功一郎 医学書院 Amazon ケアをめぐる良書を量産されておられる「シリーズ ケアをひらく」の一冊です。とはいえ、内容はかなりガチの思想書、あるいは思想史に近いものになっています。登場する名前も、アリストテレス、バンヴェニスト、デリダ、ハイデッガー、ドゥルーズ、ハンナ・アレント、そしてスピノザと、名前を見るだけで恐れ入ってしまうようなメンツがずらりと並んでいます。にもかかかわらず、本書に書かれている内容は、ケアの現場にも深く関係するものです。そのことがよくわかるのが、冒頭に出てくる「ある対話」です。おそらく依存症と思わ…

  • 【2823冊目】小山聡子『もののけの日本史』

    【2823冊目】小山聡子『もののけの日本史』

    もののけの日本史-死霊、幽霊、妖怪の1000年 (中公新書) 作者:小山 聡子 中央公論新社 Amazon もののけ(本文中では「モノノケ」)と言えば、多くの人が思い出すのは映画『もののけ姫』でしょう。 でも、そもそも「モノノケ」ってなんなんでしょうか。 この世の栄華を極めた藤原道長が、モノノケを恐れるがあまり錯乱状態になっていた。 本書は、そんな話から始まります。 それくらい、当時のモノノケは、人に病気や死をもたらす、リアルに恐ろしい存在でした。 かつて「モノノケ」は「物気」と書かれていたそうです。 「物」とは今でいう物体のことではなく、「神を成す元、あるいはその力」を意味していました。 一…

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