「吸血鬼」江戸川乱歩

「吸血鬼」江戸川乱歩

明智小五郎もの。とってもギミック。殺人事件の犯人の暗い心情がとても昭和らしい。明智の恋人、文代と小林少年も活躍するので、ちょっとした活劇的な流れもある。この小説は1931年(昭和6年)に書かれたらしいけど、その面白さは色あせない。まあ読者を選ぶのだとは思うけれ