夏の騎士
『夏の騎士』(百田尚樹著、新潮社)を読了した。何かと問題発言を繰り返し、保守からも“煽動的ウヨク”視される百田氏だが、さすがにストーリーテラーと謳われるに相応しい作品だった。図書館にあった本だがタイトルが気に入り、時期柄にピッタリと思い借りてきたが、思った以上に面白く、一気に読んでしまった。新潮社HPではこう紹介している。―人生で最も大切なもの。それは、勇気だ。ぼくが今もどうにか人生の荒波を渡っていけるのは、31年前の出来事のおかげかもしれない――。昭和最後の夏、ぼくは仲の良い友人2人と騎士団を結成する。待ち受けていたのは、謎をめぐる冒険、友情、そして小さな恋。新たなる感動を呼び起こす百田版「スタンド・バイ・ミー」、遂に刊行。本書は次の文章で始まる。「勇気――それは人生を切り開く剣だ。ぼくが勇気を手にした...夏の騎士
2022/06/30 21:00