尹伯成《经济学基础教程》2017と井堀利宏『経済学が10時間で学べる』 2015
井堀利宏『大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる』KADOKAWA,2015をただ読むのも作業としてつまらないので手元の中国語の経済学テキスト(尹伯成《经济学基础教程》格致出版社,2017)の関心のあるところと対比して読んでみた。井堀の記述は経済学の講義を枝葉を取ると、どこまで単純化できるかを試みたもの。10時間で読める内容でレベルの高い学生に対しては失礼な言い方になるが、日本の学部学生が卒業後頭に残っているのはこの程度だろう。対して尹(イン)の方は薄いが少しまともなテキストに見える。これはおおよそ中国の学部段階の経済学の教育水準を読み取れる資料と見た。まず企業とは何か。井堀は労働者を雇用し資本設備を用い生産活動を行う経済主体であって、その目的は長期的な利潤の追求にあるとする。井堀p.46尹の説明。ここで企...尹伯成《经济学基础教程》2017と井堀利宏『経済学が10時間で学べる』2015
2020/11/30 19:37