2月某日の朝。受験に赴く子どもの弁当を包み、お茶をどうするか迷っていた。彼は、温かいお茶はあまり好きではない。だけど、試験会場は寒いかもしれない。迷った末に、温かい麦茶を作ることにした。もう、私が子どもにしてやれるのは、これくらいしかない。子どもは希望の高校に合格するには、当日の試験でン10点は高い点を取らなくてはならない。合格可能性は、12月時点で20%。私は猛反対した。何度も説得し、データを見せ、喧嘩をしてきた。しかし、彼は頑として希望校を譲ろうとしない。理屈も何も届かない。出願前日まで説得し続け、ついに折れた。そして、今日、子どもは希望し続けた学校に受験に行く。どうか、あの子に運が向きますように。どうか、変な問題が出ませんように。麦茶を入れ、弁当を持たせ、いつものように見送った。頑張れ。高校受験
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