傲慢と善良
婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の過去に向き合うことになる。 乏しい経験則や思い込みで、人を決めつけてはいけない。 相手を理解しないのに、自分だけ理解されたいと思う気持ちは傲慢。 異なった人間には異なった真理がある。 対話による歩みよりが肝心。 生きづらい現代社会を描いた婚活小説に、人間関係のあり方を考えさせられた。 (朝日文庫) みんな、自分につけてる自己評価額が高い/現代の結婚がうまくいかない理由は、「傲慢さと善良さ」にある/善良に生きている人ほど、親の言いつけを守り、誰かに決めてもらうことが多すぎて、自分がないということになってしまう/善良さは..
2024/04/22 08:13