次郎物語(1)~(5) 下村湖人
次郎物語との出会いは、小さいころ観たNHKのドラマだった。池田秀一が主人公の次郎だった。ウィキペディアで確認すると、1964年4月7日から1966年3月29日まで放送されたとなっている。ということは、私が8~10歳のころである。内容についてはなんとなく覚えているくらいで、次郎の父:俊亮役を演じた久米明がカッコよかった。ウィキで初めて知ったが、朝倉先生が登場していた。ということは子供時代から中学時代も描いていたこととなる。次郎物語といえば、祖母や母から疎んじられ、乳母のお浜だけの愛にすがる、というような物語というのが印象だったので、好きな物語ではなかった。しかし、成人してから2回ほど読んだが「なかなかどうして侮れない」を超えて「青春小説の第一番」という評価になっていった。そして今回、キンドル版で読み直したのである...次郎物語(1)~(5)下村湖人
2022/05/26 10:49