ウラシマソウ(浦島草)、2020。
初めて見たとき、「お~、こんなところに食虫植物が~」と思いました。家に帰って調べると、違っていました。ウラシマソウ。漢字で、浦島草。学名は、『サトイモ科テンナンショウ属のウラシマ』。ウラシマ?そうなんです。学名は、『Arisaemaurashima』なんです。「Arisaema」はサトイモ科テンナンショウ属のことで、種小名が「urashima」で人名がついています。世界中どこへ行ってもこの植物は「ウラシマ」で通ります。このサトイモ科の特徴でミズバショウに見られる「仏炎苞(ぶつえんほう)」があるのですが、仏炎苞の中にある肉穂花序の先端から長い付属体がビヨ~ンと出ているのが目を引きます。この付属体が浦島太郎が持っている釣り竿の釣り糸のようで「ウラシマ」となったのですが、「仏炎苞」も奇妙だが、このビヨ~ンがさらに奇妙...ウラシマソウ(浦島草)、2020。
2020/03/31 10:53