大館氏明首塚
(愛媛県今治市東村2007年3月27日)南北朝の頃、同族である北朝方細川頼春が南朝方新田義貞の甥大館氏明が守る世田山城に攻め入り、氏明らは自害した。頼春らは東村の真光寺に進駐して、氏明らの「首実験」(敵方の斬った首を見て人物を見極める行為)を行い、この地に墓が建てられた。(関連記事:海松山真光寺)(愛媛県今治市東村2006年11月29日)白鳳元年(672)越智守興によって仙遊寺の別寺、法相宗新興寺として創建された真光寺は、藤原純友の乱の際に兵火に遭いその後再興され真言宗真光寺となった。更に鎌倉時代後期には華厳宗新光寺となっている。南北朝時代には北朝細川頼春が新光寺に陣を敷いて世田山の南朝大舘氏明と戦い、氏明は首級に挙げられ、この新光寺で首実験に供された。そして豊臣秀吉の四国征伐の際に再び兵火に遭い、天和元年(1...大館氏明首塚
2020/02/27 00:00