オーディブルで日本の黒い霧
中学生の頃、シベリア抑留の末に脱走、敗戦に振り回された経験をもつ社会科の先生がおられた。今ならかなり問題になるような発言を授業の中で繰り返す、【戦後はまだ終わってない】という思想の権化のような教師。私は、その教えを興味深く聞いた生徒の一人である。そんな中でも、強く記憶に残っているのが、国鉄三大ミステリー事件。下山事件、三鷹事件、松川事件、どれも当時の国鉄を舞台にした不審な自己。特に、当時総裁だった下山氏の死因については、まるでミステリー小説が一本書ける内容。ただ、当然のこと、おどろおどろしい経緯を文字で追いかけるのはしんどい気がして、これまで手を付けられずにいた。それが、いつもの『ユー、向こう三か月半額にするけん、また入らんで』とのお誘いが掛かったオーディブルにあったので、睡眠導入剤代わりに聴き始めた。す...オーディブルで日本の黒い霧
2024/01/31 12:43