「本物志向」と「娯楽作」 。
何度も書いてますが、真田広之さんが好きでして。アメリカに行かれてからは、あまり作品を見る機会もなくなったのですが・・ご自身がプロデュースした「SHOGUN」がアメリカテレビドラマの最高峰、エミー賞を受賞経験も実力も日本では抜群なのに、それを投げ打ってハリウッドで下積みを重ね、ずっとこだわってきた、日本の伝統を正しく伝える。その信念を貫いての、この快挙。嬉しいし、頭が下がる思いです。予算をかければ何でもできる。そんなことを言う人もいるけれど、かつての日本映画界だって、娯楽作も、シリアスなものも、セット、衣装、セリフ…本物志向だった。あとは、熱意があるかないか。そんな気がして。今年公開の新キャスト版「鬼平犯科帳」もそうだったけど、最近制作される時代劇は「本物志向」なものが多いんです。素晴らしい。素敵なことだけ...「本物志向」と「娯楽作」。
2024/10/30 08:24