性器および/またはミスター・モリスン~キャロル・エムシュウィラー②
創造してもみてよ、あのとんでもなく太い脚がズボンにすべりこむところを。あの神さまみたいに太い(だって、ただの人間の脚が、あんなに太いわけないでしょう?)、トール神の脚かと思うほど太い脚が、ほら穴みたいに大きなズボンの穴にすべりこむところを。想像してもみて、薄い小麦色の毛がまばらにはえたゾウの脚みたいな極太の脚が、きのうからずっとしけったままの、腰ほども太い茶色のウールの筒にすべりこんでいくところを。うんとこしょ。どっこいしょ。主人公である中高年の女性は、同じアパートメントに住む、超肥大漢のモリスン氏に興味を抱き、あろうことか、モリソン氏の部屋に忍び込み、彼がいったい何者であるかを確かめようとします。設定からして、異様であるうえに、モリスン氏の肥大した体から、そして彼が身に着けていた衣類や靴下などから発散される「...性器および/またはミスター・モリスン~キャロル・エムシュウィラー②
2022/04/25 22:57