文庫版『冷血』(下巻) 「第三章 個々の生、または死」 <あの方>の抜き書きコーナー

文庫版『冷血』(下巻) 「第三章 個々の生、または死」 <あの方>の抜き書きコーナー

第二章の続きです。「(前略)私にも、もう四半世紀も付き合っている男友だちがいるが、考えてみれば、そいつは私にとって誰よりも大きな異物なのだと思う。異物だから、それについてあれこれ考えるのだと思う。(後略)」(p334)そうしてクリスマス前には、大阪の元義兄から今年は湖北に正月の宿を取ったから間違いなく来いよと電話があって気持ちがふとそちらへ飛んで行ったり、(後略)(p397)***本日11月14日(水)、文庫版『冷血』を読了しました。改稿や加筆修正がないから、「あの方」のフルネームもありませんでした。<合田シリーズ>として『冷血』から読み始める方は、めったにいないと思いますが、「大阪の元義兄」やら「判事」やらって、誰?って首を傾げる方もいるはず。でも、名前を明かしてもいいのかな?と、単行本発売時とは正反対のこと...文庫版『冷血』(下巻)「第三章個々の生、または死」<あの方>の抜き書きコーナー