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【衝撃の青春物語】漫画『青のフラッグ』(KAITO) 感想・レビュー
青のフラッグは、もともと紙ではなくWebコミックの『少年ジャンプ+』(集英社)から配信され、単行本化された。Web配信から紙の本で単行本化するというのは相当なファンを獲得しないことには難しく、その事実が本作の人気を物語る。第3回次にくるマン
【2019年夏アニメ化決定!】『Dr.STONE』(原作:稲垣理一郎 作画:Boichi) 感想・レビュー
ある日、世界中の人間が石になった。石化しながらも日付を数え続け、元に戻れる日を待った天才と、好きな人に想いを伝えたいという意志だけで意識を保ち続けた体力バカ。二人は石化してから数千年間耐え忍び、ついに復活を遂げる。なぜ二人は石化を解くことが
【日常を斜めから見る】漫画『それでも町は廻っている』(石黒正数) 感想・レビュー
昨年(2018年)12月に発表された「このマンガがすごい!2019」において、オトコ編の第1位に輝いた『天国大魔境』。この作品の作者・石黒正数の代表作が『それでも町は廻っている』である。主人公・嵐山歩鳥の型破りさが、ごくありふれた商店街の日
【生きるための音】「ましろのおと」(羅川真里茂) 感想・レビュー
タレントを志しながらも、なかなか思うように芽が出ずにキャバクラで働くユナはある日一人の少年と出会う。三味線の名手であった祖父を亡くし、何の当てもなく青森を飛び出し上京した少年・澤村雪。「天才」と呼ばれた祖父の才能を受け継いだ雪は、やがて三味
【高校サッカー、Jリーグ、海外クラブ、ワールドカップ全部入り】「俺たちのフィールド」(村枝賢一) 感想・レビュー
漫画博士のオススメ漫画レビューです。今週もオススメのサッカー漫画を紹介します。今回取り上げるのは90年代から2000年代前半という一番サッカーが熱を帯びていた時期を全部カバーしている王道サッカー漫画「俺たちのフィールド」です。高校サッカー、
【精進料理でメンタルリセット】「サチのお寺ごはん」(かねもりあやみ) 感想・レビュー
今回紹介するのは「孤独のグルメ」を手掛けた久住昌之が原案を務めるグルメ漫画「サチのお寺ごはん」です。今作ではお寺のお坊さんの食事でおなじみの精進料理が取り上げられている。主人公の臼井幸は27歳のOL。仕事に追われ、余裕のない日々に心身ともに
【人間と幽霊の狂気の純愛】『青野くんに触りたいから死にたい』(椎名うみ) 感想・レビュー
内気で少し変わり者な主人公「優里」は、隣のクラスの「青野くん」に恋をしている。告白をし、晴れて青野くんと恋人同士となった優里。初めての彼氏と幸せいっぱいの日々を送っていたが、ある日突然、青野くんが交通事故で死んでしまう。絶望する優里の前に、
【監督が主人公のサッカー漫画!?】『GIANT KILLING』(ツジトモ 原案・取材協力:綱本将也) 感想・レビュー
漫画博士のオススメ漫画レビューです。今までのサッカー漫画と言えば、ワールドカップで優勝したい。高校サッカーで優勝したい。Jリーグから世界へ羽ばたいて活躍する。と言った目標に向かう選手が主人公の作品がほぼ全てと言っても過言ではありません。そん
【次にくるマンガ大賞受賞!】『血と灰の女王』(バコハジメ) 感想・レビュー
富士山の噴火を機に、少年「善」の生活は一変する。火山灰をかぶった人間たちは、ヴァンパイアとなって人間を襲うようになった。夜な夜な殺し合いをし、世界を支配する権力を持つ「王」となるために。とあるきっかけでヴァンパイアになってしまった善は、圧倒
【イスラムの女の子とルームシェア!?】「サトコとナダ」(ユペチカ)感想・レビュー
イスラム教って、どんなイメージがありますか?厳しい戒律、女性の自由が制限された社会。そんな印象の中で、無意識のうちに「怖い」「かわいそう」なんて偏見が生まれてしまっていませんか。日本からアメリカへ留学したサトコのルームメイトは、サウジアラビ
【夢と浪漫の物語】『我らコンタクティ』 (森田るい) 感想・レビュー
「宇宙で映画を上映する」。そんな無謀すぎる夢を、濁りない目で語る彼らの姿に、浪漫を感じずにはいられなかった。1巻読み切り漫画「我らコンタクティ」(森田るい)。「マンガ大賞2018」において第2位に輝いた注目作である。繊細な感情の揺れと、途方
【2018年大ヒット!手塚治虫文化賞】漫画『大家さんと僕』(矢部太郎) 感想・レビュー
2018年を代表する漫画の中の1冊といっても過言ではない。芸人・カラテカの矢部太郎が描いた、エッセイ漫画「大家さんと僕」。今年、芸人の作家としては初めて「手塚治虫文化賞 短編賞」を受賞したことで話題に。ご高齢のお婆ちゃんである大家さんとの、
【異次元マネースリラー】『ゴールデンゴールド』(堀尾省太) 感想・レビュー
一言でいうならば「なんじゃこりゃ…」。マネースリラー漫画『ゴールデンゴールド』を読み、その得体の知れなさに絶句する。面白さと、怖さと、奇妙さとが入り混じった異次元の世界観。ぜひ味わっていただきたく、ご紹介したい。▼無料立ち読みはこちら▼「ゴ
【壮大な魔法ファンタジー】『とんがり帽子のアトリエ』(白浜鴎) 感想・レビュー
今日はモーニング・ツーでの連載開始直後からSNSでも話題になった実力派絵師・白浜鴎のコミック「とんがり帽子のアトリエ」を紹介したい。▼2/7まで試し読み増量中!とんがり帽子のアトリエ▼「とんがり帽子のアトリエ」 基本情報作者: 白浜鴎雑誌:
【禁断の恋に涙】『中学聖日記』(かわかみじゅんこ) 感想・レビュー
いつの時代も「禁断の恋」と言われてしまうと、その行方を追いたくなってしまうのは人の性。TBS系列、有村架純・岡田健史 主演でドラマ化した『中学聖日記』は、まさに教師と生徒の「禁断の恋」がテーマである。原作が気になる方も多いことだろう。今回は
【慈しい鬼退治】漫画『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴) 感想・レビュー
その漫画のキャッチコピーは「日本一慈(やさ)しい鬼退治」。言い得て妙、この物語の全てを言い表していると感服する。時は大正、人間を喰らう鬼が世にはびこっていた時代、家族を鬼に殺された少年が鬼を滅する為に立ち上がる。週刊少年ジャンプにて異色の輝
【人の死に際にドラマあり】『死役所』(あずみきし) 感想・レビュー
人は死んでしまったらどこへ行くのか。こればっかりは、この世に生きる誰に聞いても本当のところはよく分からない。でも、もし死んだ時に「市役所」的な手続きがあるとしたら…。死後の世界を描くダークファンタジー『死役所』を紹介する。▼50ページ以上立
【現代人の生きづらさに寄り添う漫画】『凪のお暇』(コナリミサト)感想・レビュー
女性に人気の「凪のお暇」ですが、社会に対して「生きづらさ」を感じているすべての人に読んで頂きたい漫画である。周りの空気を読みすぎて損な役回りを引き受けてしまう、会社勤めの大島凪(28)が主人公。閉塞的な息苦しさを感じながらも、それでも他者に
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