もっぱらDVDで映画鑑賞するのが好きな前期高齢者による評論とはおこがましいちょい悪感想文集です
いちおう映画評論です。傾向としては、評価の高い大作よりも、B級とかFランクとか、映画評論家と名乗るお方ははなもひっかけないおバカ映画をよく見ています。つっこみどころ満載のホラーやSFも大好物です。そんなわけで、いま話題の何々なんてのは殆ど出てきません。世間がもう忘れた頃になってやっと見て、やや意地悪を交えて書いています。
愚かすぎる選択とその結果「画面に映るのはただ一人のみ、交わされる言葉は電話のみ。ワンシチュエーションで描く、緊迫のリアルタイム・サスペンス!」というパッケージの惹句。夜のハイウエイ、アイバン・ロックはバーミンガムからロンドンに向けて車を走らせている。妻と
イライラさせられる不様な言い逃れと追及2014年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞。アメリカで公開されるや、一大センセーションを巻き起こし「ウォール・ストリート・ジャーナル」「NYタイムス」「LAタイムス」など有力紙が取り上げ、全米の映画批評家協
ファンタジー朝鮮戦争 2005年に韓国で大ヒット、興収1位になったという映画だが、当時韓流ブームのまっただ中の日本では、興行的に大失敗。不出来な映画だからだ。朝鮮戦争を背景にした、もとは舞台劇である。韓国のトンマッコルという架空の山村で、南北の兵士たち、さらに
初めて知ったカソリックの大スキャンダル2001年、マサチューセッツ州ボストンの日刊紙『ボストン・グローブ』は、ユダヤ系でボストンとは無縁の新編集長・バロンを迎える。彼は同紙の少数精鋭取材チーム「スポットライト」に、教会神父の子供への性的虐待事件を調査し、記事
変なタイトルの介護ファンタジーレンタル専用パッケージで「映画 ペコロスの母に会いに行く」というタイトル。なぜか「映画」と頭にある。ドキュメンタリーじゃないよ、という意味? ペコロスの母とやらに誰が会いに行くんだよ。ペコロスとは「小さな玉ねぎ」の意味で、そん
監視する人される人1984年の東ベルリン。全体主義的な監視社会であった当時の東ドイツ。国家保安省(シュタージ)の局員ヴィースラー大尉は、何の疑いもなく国家に忠誠を誓う普通の軍人だ。イントロは彼による「訊問のやり方」の講義である。時間が経過すると無実の囚人は苛
いったいあんたは何者なんだ2003年のロシア映画。ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞・新人監督賞受賞作品。アンドレイとイワンの兄弟は、母親と祖母と共に暮らしていた。家を出ていた父が12年ぶりに帰ってきた。写真でしか見たことのない父の突然の出現に、兄弟は当惑する。父
宇宙生物地球来襲もののルーツかこのタイトルから、宇宙冒険活劇かなんかだと思ったら、宇宙怪獣ものだった。原題は「20 MILLION MILES TO EARTH」で、副題が「OUT-OF-SPACE CREATURE INVADERS THE EARTH!」らしい。パッケージに「日本でも人気になった元祖外国製怪獣が大暴
攻撃的で潔いアメリカン・ニューシネマまたもや、アメリカン・ニューシネマ、ロードムービーとかいうジャンルである。「イージー・ライダー」が受け身のイメージがあったのに対して、攻撃的で潔いからこっちのほうが好きだな。工事用大型車輌で道路を完全封鎖、パトカー、テ
田舎の悪意がものすごく怖い「ピーター・フォンダとデニス・ホッパーによるアメリカン・ニューシネマの代表作」といわれる50年前の作品。ずっと昔にテレビで見たような気がするが、記憶違いだった。ニューシネマとかなんとか、看板しょった制作者たちが自己満足している映画
善良な年配者にかなり好評らしいが「72歳の頑固じいさんが歌う、世界でいちばん不器用で、世界でいちばん泣ける歌。」とパッケージにある。現在のクリント・イーストウッドみたいなじいさんが、目を閉じて歌っているビジュアル。彼は無口で気難しく近隣で有名な頑固爺、アー
9歳の少女に振り回される小悪党せこい詐欺師と利口な少女のコンビがステキなロードムービー。1935年の大恐慌期のアメリカ中西部。新聞の死亡広告をチェックして、忌中の家に行き亡き人が予約されていたと偽って、聖書を売りつける詐欺を働く中年男・モーゼ。交通事故で死んだ
逆恨みサイコパスが怖ろし過ぎる57年も前に作られた『サイコパス』の恐怖を描いた映画である。当時にはなかった用語であろう。「サイコパスの特徴的性格は、冷酷・無慈悲・尊大・良心の欠如・罪悪感の薄さなど。フィクションの世界では異常犯罪者として扱われることがあるが
絶対に無理な都合のよすぎる設定自転車散歩の途中で久しぶりにGEOに寄ってみたら、店内のレイアウトがすっかり変わって、カウンターの他にセルフレジのコーナーができていた。若い男が手際よく10本ほど借りて、自分で店の袋に入れていた。若い女の子がトライ&エラーを繰り返
全体の約2/3がどうでもいい話チャールトン・ヘストン、エリノア・パーカーという、往年のハリウッドの美男美女が共演した65年も前の映画。南米アマゾン川上流の開拓地を舞台に、人喰いアリの大群と農園主の戦いを描いた、「ホラー・パニック」に分類される作品だが、今見ると
1967年当時はこの映画が本当に衝撃的だったらしいが「アメリカ映画界を変える映画。すぐれた才能を持つ者たちの熱意によって完成した真実の作品。35年前を舞台にしてはいるが、それ自体に大きな意味はなく、どの時代、どの世界にでも起こりえる事件。しかしこの映画が、今こ
ドジな素人銀行強盗の顛末と社会問題と「狼たちの午後」というタイトルは素敵だが、原題「Dog Day Afternoon」のDog Dayは「盛夏」のことであり、「狼」とはなんの関係もない。主人公である二人の強盗に狼を思わせる強さ、高貴さ、俊敏さなどかけらもない。むしろ、情けない
日本の真珠湾攻撃のおかげでアカデミー賞第26回アカデミー賞で「ローマの休日」を抑え作品賞、監督賞、脚本賞を含む8部門を受賞した1953年のアメリカ映画。原題の「From Here to Eternity」を誰かさんが「地上より永遠に」と訳した上、頑なに「ここよりとわに」と読むのを強
老人と老猫が3人の子供の家を訪ねるロードムービー45年も前の映画だ。第47回アカデミー賞において、アート・カーニーが主演男優賞を受賞している。全然知らない俳優だけど。オープニングのタイトルバックは街なかのじいさん、ばあさんの姿だけである。72歳のハリーは妻に先立
毎年、EUでは9000トンの食品が人の口に入らず廃棄される毎年2月の恒例「恵方巻大量廃棄」に、もったいない! と憤慨するのが日本の庶民のお約束だが、こんなせこい話なんか吹き飛ばすくらい驚愕の「もったいない!」話を見た。世界的な食料廃棄の信じがたい真実を暴露したド
100年後のサラエヴォ事件(ではない)またもやダニス・タノヴィッチ監督作品を見てしまった。「ノー・マンズ・ランド」はわりとわかりやすかったが、今度はサッパリわからない。“ホテル・ヨーロッパ”で繰り広げられる、100年前のサラエヴォ事件と現代が交錯する緊迫の85分
インド挙げての偉人物語3時間11分15秒第55回アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめ8部門を受賞した映画史上名作中の名作、だそうだ。37年も前の古い映画だが、とにかく長い3時間11分15秒。インターミッションで一日目は撤退、翌日続きを見た。ガンジーといえば「インド独立の父
セリフが一切ないので想像で見るしかない「レオン」「ニキータ」「LUCY/ルーシー」など、なかなか素敵なハードボイルド・アクションを見たことがある。そのリュック・ベッソン監督のデビュー作だとのこと。ウィキペディアによると、女優と結婚・離婚が3度、4度目に映画プロデ
アナログ時代のスマート泥棒とても古い名作である。なにしろ主役の二人は既に現世にはいない。思いがけず素晴らしい自動車が出てきた。ニコル・ボネ(オードリー・ヘプバーン)が乗るのは、深紅の可愛らしいオープンカー、1965年型のアウトビアンキ Eden Rocだ。シモン・デル
60年前の普通の人々の日常小津安二郎監督の映画「お早よう」DVDを図書館で見つけた。1959年(昭和34年)の製作で監督第50作目だという。1958年、映画人として初めて紫綬褒章を受章。1959年、日本芸術院賞を受賞。というとってもエラい監督の作品だが、芸術的な身構えはまった
追われる者の恐怖を味わう(2014年の11月20日の記録)一年ぶりにVHSテープ棚を掃除した。机の右手にSONYのVHSレコーダーとSONYのアナログテレビがある。普段テレビは地上デジタルのチューナとつないでいるが、ときどき結線を変えて、VHSソフトや録画された映画を見ている。「
監督はボスニア紛争の最前線にいた「戦争なんてクソくらえ! 全世界で絶賛された反戦ドラマの傑作」とパッケージにある。1993年、ボスニア紛争のまっただ中、ボスニア軍の若い兵士・チキとセルビア軍の新兵・レニが、両軍の中間地点にある塹壕「ノー・マンズ・ランド」で、反
こいつがスパイだったのか戦争映画なのに戦場のシーンがない。第二次世界大戦末期のドイツの第十七捕虜収容所・第4棟が主な舞台となり、室内シーンが多い。それぞれ勝手な服を着ている。どこから入手したんだ。近代の戦場だから、母国との郵便は機能しているのでそのルートな
緊張感は続くよどこまでもこの映画では、身代金を狙った二つの事件が描かれる。一つは超高層ビルの高速エレベーター(13人が中にいる)に爆弾が仕掛けられ、300万ドルの要求。タイムリミットまで20数分。SWATからジャックと相棒のハリーの隊が現場で爆弾を排除。ハリーが人質
初めて知った暗殺者の正体2013年2月17日に、アメリカのナショナルジオグラフィックチャンネルで放送され、大好評を得た2時間の政治ドキュメントドラマである。リンカーンを暗殺した男、ブースを中心に描いている。日本でも「リンカーン大統領暗殺の真相」というタイトルで放
型破りで偏屈な戦争コメディ朝鮮戦争時のアメリカ進駐軍の一部隊を舞台にした、3人の軍医を描くコメディである。だが、途中までは誰がメインなのかよくわからぬまま、血まみれ手術シーン、不謹慎なブラックジョークの応酬、上官を罠にかけて笑うシーンなどを追うのが精一杯で
野放図男と鷹揚男なにしろ「その男」だ。昔から気になっていた映画。私はずっと、図抜けた武勇の男か、知的に優れた男か、女性に敬愛される男か、そんな内容だろうと思っていた。ところが、パッケージには、そんな男はいない。青年と冴えない中年男、むしろ初老に近い男だ。
たかがやらせのクイズ番組なのにテレビを見なくなってから久しい。お昼のNHKニュースだけは見る。妻はテレビのクイズ番組が大好物で、録画担当のわたしが設定した番組を、翌日の昼間に再生して楽しんでいる。東大生のクイズクラブが出る難度の高いやつが最もご贔屓で、芸能人
いたたまれないほどの居心地の悪さカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞、だという。大変な名作らしい。映画好きが褒めそやす映画は、たいていわたしには向いていない。なかでも地味な文芸っぽいのは苦手だ。この映画も、正直それほど優れているとは思わない。でも評価が
本人が本人役でテロ事件を完全再現90歳も間近なクリント・イーストウッド監督作品。2015年8月21日、パリ行きの特急列車内で起きた、イスラム過激派による無差別テロ襲撃事件、通称「タリス銃乱射事件」をリアルに再現したものだ。居あわせた3人の若者らが犯人を取り押さえ、
不快モンスターとチョロだしモンスター「このSFが読みたい」かなんかで案外と好評価だったのでレンタルした、SFホラー「スプライス」を見た。2009年のカナダ・フランス合作映画だ。ある科学者の夫婦が、禁断の実験に成功、人間と動物のDNAを交配して新生命体を創り出してしま
特殊部隊“ゾンダーコマンド”疑似体験映像だって……図書館のDVD棚で見つけた古い作品。背のタイトル「サウルの息子」だけじゃ意味不明だから、パッケージの文字情報を読んだ。黄色地の表面の3/5を占めるのは、布で鼻半分くらいまで覆った男の頭部と肩あたりまでの、くすん
けっして家族では見ないで下さい主演のジム・キャリーって何者? いままで見たことがないような気がするが、人の顔(と名前)をよく覚えられないわたしだから、実はどうでもいいことなのだ。Wikipediaによれば、「その柔軟性のある体と顔をフルに使っての演技がうけ」「コメ
ポーカーフェイスのスモーカーとにかく、白黒の画面が美しい。カラーで撮影してモノクロに変換したらしい。とにかく、主人公の喫煙がうっとおしい。わたしは生理的にタバコを受け付けない。かつては寛容だったが、もはや人が吸っているのを見るのさえいやだ。頻繁にたばこを
重いテーマの苦い結末だが納得できる監督・製作・主演はクリント・イーストウッド。第77回アカデミー賞において、作品賞、監督賞、主演女優賞(ヒラリー・スワンク)、助演男優賞(モーガン・フリーマン)の主要4部門を獲得した名作だが、いままで見ていなかった。公開当時74
あまりハラハラドキドキしない実話の脱獄モノ「ミッドナイト・エクスプレス(深夜特急)」とは、脱獄を意味するという。だが、その言葉は聞こえなかったような気がする。わたしは字幕で見ていたが、その文字も見なかったような気がする。刑務所仲間から「この刑務所に入った
逃げるだけの無言の兵士「この作品は一人の男が大勢の敵に対して苦闘する物語です。そしてその苦闘がもたらす悲劇的な過程を描いています。人間をまるで野生の獣のように変えてしまう。生き延びるために戦い人を殺し、あてもなくさまよう、追いつめられた人間の姿を描いてい
ものすごい差別映画に見えるが「ここ数年(2009年当時)、南アで外国人嫌悪が広がっている。情勢が不安定なジンバブエから来た、貧窮した難民に向けられたものだ。でも、南アの国民も貧困にあえいでいた。だから、乱入してきたエイリアンに嫌悪感を抱いた。それが着想の原点
恐怖とビックリと辟易とお笑いと原題の『BOTCHED』とは、失敗、しくじり、といった意味らしい。「ツイてない男」というタイトルは誰を指すのか。パッケージには椅子に縛られたまま転がされた情けない表情の男がいるが、彼が主役ではない。たぶん全員がツイていない。女性も4
ゲームはスリリングだが背景はモヤモヤローラーボールはゼブラの水性ボールペンだが、映画の「ローラーボール」は1975年、アメリカ制作のSFで、設定は2018年という未来である。今や世界各国は豊かで民族間の戦いもなく、また企業戦争も過去のものとなった。世界を牛耳る企業
寺田ヒロオが主人公の映画があった1996年公開の映画「トキワ荘の青春」のDVDを見た。3軒のレンタルショップで捜索に失敗したが、最後の店のカウンターで検索を頼んだら、お姉さんはPCをチャッチャッと操作して秒速で発見し、すぐお皿を持って来てくれた。最初からこうすれば
1973年に妄想した2022年のデストピア1973年のアメリカ映画『ソイレント・グリーン』(Soylent Green)を見た。舞台となるのは2022年のニューヨークだという。インターネットの原型の運用開始が1981年である。それ以前の1973年に映画人の想像した2022年は、まだアナログの世界
韓国社会を絶妙に皮肉る描写がナイス韓国という国は好きじゃないが、韓国映画はわりと好きだ。2016年のこの作品は、とにかくわかりやすい。落盤事故でトンネル内に一人生き埋めになった男の、極限状況下でのサバイバルと、救出作業が成功するかどうかというサスペンスである
こんな人生の決着のつけ方があったのか!監督、プロデューサー、主演がクリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」を見た。これはわかりやすい映画だ。戦場でのトラウマを抱える初老の男ウオルトが、妻を亡くしますます頑固で偏屈になっていくが、なりゆきで隣家のモン族
下水道愛に満ちた映画評論異様な本を図書館で発見した。真っ黒な新書判。忠田友之「下水道映画を探検する」っての。そんなジャンルがあったのか。この本は「月刊下水道」2009年10月号から連載された「スクリーンに映った下水道」を再構成、加筆修正したものだという。申し訳
まんまジュブナイルの映画化で良くも悪くもない「わたしのグランパ」を読んだ(筒井康隆・文春文庫)。「わたしのグランパ」を見た(2003/東映)。ジュブナイルである。ライトな任侠映画である。最初のほうで「れいご」なる初めて見聞きする言葉が登場する。くにがまえの中に
残念な映画2本残念な映画その1「ステファニー 死体と暮らす少女」。とにかくよくわからないお話。森の中の大きな一軒家に一人で住む少女。正確に言うと、その少女・ステファニーが殺した兄の死体がベッドにある。幼いのにものすごく美しい子。なぜ一人で暮らしているのか説明
「時をかける少女」が代表作になっては困るだろうKAWADE夢ムック 文藝別冊「筒井康隆」を楽しんだ。「日本文学の大スタア」全一冊が筒井康隆。豊かな白髪、眼鏡に髭、和服姿が貫禄あって、非合法組織の大ボスみたいだ。対談・座談(もちろん再録)に星新一、小松左京、丸谷才
最後の最後まで予測不能の展開映画の常識を覆すサプライズ・スリラー!! と、大評判の映画だと後から知った。たまたま何の気なしにレンタルした「ゲット・アウト」。ほんと、こんなにのめり込んで見られた映画は久しぶり。いままで見た映画の半分くらいは、たいてい途中で道に
わかりやすい一直線なストーリー1989年のアメリカ映画「トレマーズ」。またまた古いものを。DVD化されたときに見て、すごく面白かった。あれから何年になるのか、先日再見した。結末だけはしっかり覚えているという、我ながらもう一度見る甲斐があるのかと思いながら。でも、
無茶苦茶トンデモ未来世界またまた古い映画DVDを見た。1959年制作の「THE TIME MACHINE」である。ここまで古くなると、レンタルショップにはまずない。川口市立図書館にあった。もっとも、図書館は古いの〈しか〉ない。最近、さいたま市図書館に登録して、AVを検索したら洋画
敵か味方かわからない頭がよくて腕っぷしが強くて美人、というキャラクターはわたしの大好物だ。当然、悪い人でもいい。「アトミック・ブロンド」を見た。主演は「スノーホワイト」「スノーホワイト/氷の王国」で邪悪な女王ラヴェンナを演じたシャーリーズ・セロン、たまらな
日米戦争中にもかかわらずフェアな映画図書館でまた見つけたぞ「真珠湾」の映画。日本語タイトルが「真珠湾攻撃 完全復元長編版」、原題は「DECEMBER 7TH:THE MOVIE」、1943年のアメリカ作品。米陸海軍が国民の戦意高揚を目的として20世紀フォックスに委嘱した、ドラマ仕立て
感動のSFヒューマンドラマ、ではない1999年に公開されたアメリカのSF映画「アンドリュー NDR114」を見た。原題はアイザック・アシモフの原作通り「The Bicentennial Man(200年の男)」である。タイトルのタイポグラフィが素敵。この作品に限らず、アルファベットって使い勝
おなじみ馬車レースは何度見てもスゴイ数十年ぶりに「ベン・ハー」をモニターで見た。テアトル東京のロードショーで見たような気がしたが、年齢的に合わないのでたぶん見ていない。見たのは「2001年 宇宙の旅」の方だろう。そして内容は理解できなかったであろう。今でもよく
史実を外れた真珠湾攻撃と平凡な三角関係「トラ・トラ・トラ!」を見たあとで、偶然、図書館のAV棚で見つけたのが「パール・ハーバー」だった。「1941年現地時間12月7日、ハワイ・オアフ島。運命は若者たちの愛と友情を引き裂こうとしていた」とパッケージにある。二枚組183
歴史に正対した奇跡的な映画「トラ・トラ・トラ!」を再見した。1970年公開だから、48年も前の大作である。日米双方の視点から真珠湾攻撃を描こうとした長編で「とにかく退屈、攻撃が始まるまで眠気をこらえる」とかつて書いた記憶がある。この度は二晩かけてゆっくりと見た
いま見るとまったくこわくない石上三登志「SF映画の冒険」を読んでいる。30年以上も前の新潮文庫。1977年「スター・ウォーズ」公開時にロスの劇場に行って見た人。日本で初めて活字になった「スター・ウォーズ」鑑賞記を「週刊プレイボーイ」に書いた人。日本で「スター・ウ
超多重人格というわけのわからなさ古い映画DVDを見ると、その当時の予告編が冒頭にあるから見ざるを得ない。既に旧作だが。面白そうなタイトルはメモしておき、GEOで探す。その映画についてくる予告編(既に旧作だって)を見て、面白かったらその映画を見る。いつまでたって
意味不明の79人殺し「サラリーマン・バトル・ロワイアル」を見た。いかにも日本的なタイトルだと思ったら、原題は「The Belko Experiment(ベルコ社の実験)」である。最後のひとりになるまで殺し合いをさせる残酷なサバイバルゲーム。元ネタは深作欽二の「バトル・ロワイア
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