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犬の卵巣嚢腫
こんにちは 院長の伊藤です。 卵巣に関わる疾病には各種あります。 今回は、その卵巣疾患の中で卵巣嚢腫について述べたいと思います。 卵巣嚢腫とは卵巣に液体成分が貯留して腫れている状態のことを指します。 ホルモン分泌の影響で卵巣に液体が溜まる非...
2024/06/08 13:45
猫の子宮蓄膿症(その2)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日、猫の子宮蓄膿症をご紹介させて頂きます。 犬の子宮蓄膿症と比較して、猫の子宮蓄膿症はそれほど多くは遭遇しないと思います。 猫の飼主様からすれば、子宮蓄膿症になるとどんな症状が現れるのか関心をお持ちと思いま...
2024/06/07 10:55
犬の帝王切開(その3)
こんにちは 院長の伊藤です。 連日猛暑の日が続きますが、皆様のペット達の体調は如何ですか? 熱中症が起こりやすい時期でもありますのでご注意ください。 さて、本日ご紹介しますのは犬の帝王切開です。 これまでにも帝王切開についてコメントした記事...
2024/06/04 09:26
犬の帝王切開(その2)
こんにちは 院長の伊藤です。 以前、犬の帝王切開で帝王切開の概要を述べさせていただきました。 今回ご紹介しますのは、2度目の帝王切開をしなくてはならなくなったポメラニアンのクルミちゃんです。 クルミちゃんは3年前に初産を経験しました。 その...
2024/06/02 09:28
しおんちゃんとマイクロチップ
こんにちは 院長の伊藤です。 本日は、マイクロチップの話です マイクロチップについては、世間的にも知られていると思いますが、ペットの身分証明ですね。 マイクロチップは直径が2mm、長さが12㎜前後の電子標識器具です。 その内部はIC,電極...
2024/06/01 09:25
コリーノーズ
こんにちは 院長の伊藤です。 日光を過剰に浴びることで、紫外線に鼻周辺の皮膚が炎症反応を起こしてしまう疾病があります。 特に鼻周辺にメラニン色素の少ない犬種に発症しやすく、その代表格がコリーやシェルティで称してコリーノーズと呼びます。 症状...
2024/05/30 15:54
外耳炎によるフレンチブルドッグの耳血腫(その2)
こんにちは 院長の伊藤です。 以前、犬の耳血腫についてその外科的アプローチをご紹介させて頂きました。 詳細はこちらをクリックして下さい。 暑い日が続いています。 こんな時期は皮膚病について多いのが外耳炎です。 定期的に外耳道をクリーニングし...
2024/05/28 12:48
犬の耳血腫
こんにちは 院長の伊藤です。 耳血腫とは耳介部に血液が貯留して腫脹する疾患を指します。 耳介内部で出血が生じる何らかの原因があり、この疾患は起こります。 例えば、外耳炎やミミヒゼンダニの感染があって頭を振ったり、足で耳を搔きむしったりしての...
2024/05/27 11:48
犬の外耳炎
こんにちは 院長の伊藤です。 当院では、この1~2週間外耳炎の外来が急増しています。 恐らくは、蒸し暑くなってる気象状況も関連していると思われます。 今回ご紹介する外耳炎ですが、日常診療では最もポピュラーな耳科疾患です。 外耳炎は、外耳道内...
2024/05/26 13:52
ウェルシュ・コーギーのハエウジ症
こんにちは 院長の伊藤です。 これから6月を迎え、蒸し暑い日々が続きます。 体調を崩す動物たちが多いのもこの梅雨入り時期です。 本日、ご紹介いたしますのは犬のハエウジ症です。 ウェルシュ・コーギーのアイン君(12歳、去勢済)は胸とお尻周りを...
2024/05/25 09:20
犬の瞬膜腺脱出(チェリーアイ)の整復手術
こんにちは 院長の伊藤です。 犬の瞬膜(第三眼瞼)の中に存在する瞬膜腺が、何らかの原因で脱出する疾病を瞬膜腺脱出と言います。 脱出した瞬膜腺の外貌からチェリーアイとも呼ばれます。 多くは1歳未満で見られます。 片側性で起こることが多いとされ...
2024/05/24 09:27
ハリネズミの卵巣腫瘍(性索・間質性腫瘍)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、ハリネズミの卵巣腫瘍です。 今年の4月、5月はハリネズミの腫瘍摘出手術(特に子宮腫瘍)が集中してありました。 連日のようにハリネズミの開腹手術となりました。 ハリネズミは本当に腫瘍が多い動...
2024/05/22 19:43
ウサギの腹腔内膿瘍
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのはウサギの腹腔内膿瘍です。 膿瘍とは、細菌感染によって限局された組織間隙に膿が貯留した状態を指します。 特にウサギの免疫系は、細菌に限らず異物に対しても可能性反応を示し、乾酪様(チーズ様)の膿...
2024/05/21 15:32
ウサギのスナッフル
こんにちは 院長の伊藤です。 ウサギの鼻炎・副鼻腔炎、気管支炎、肺炎などの原因による鼻汁の排出をスナッフル(snuffles)と呼びます。 加えて、切歯や前臼歯の根尖炎症に伴う鼻腔の閉塞で生じるくしゃみの症状も称してスナッフルと言います。 ...
2024/05/19 12:12
ウサギの前縦隔疾患(胸腺腫の疑い)
こんにちは 院長の伊藤です。 ウサギは色々な疾病にかかりますが、比較的胸部疾患は少ないとされます。 ウサギは草食獣であるため、全体腔内で消化器が占める割合が非常に大きく、胸郭はわずかなスペースしか取れていません。 そのため、一たび胸部疾患に...
2024/05/17 12:28
クランウェルツノガエルの代謝性骨疾患
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、カエルの代謝性骨疾患(Metabolic Bone Disease)です。 以前、ベルツノガエルの代謝性骨疾患についてコメントしましたので、興味のある方はこちらをクリックして下さい。 代...
2024/05/14 13:51
ウーパールーパーのイカリムシ感染症
こんにちは 院長の伊藤です。 皆さんはイカリムシという魚類や両生類に寄生する虫体をご存知でしょうか? 本日、ご紹介させて頂きますのはウーパールーパーのウーちゃんです。 ウーちゃんの鰓(エラ)を初めとして、体表部に白い棘のようなもの(イカリム...
2024/05/12 09:22
猫の大腿骨頭切除手術
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、股関節脱臼により大腿骨頭切除を実施した猫の症例です。 以前にも当院のHPにて犬の大腿骨頭切除手術のご紹介を致しました。 犬の場合、レッグ・ペルテス症や頻発する股関節脱臼などの救済処置として...
2024/05/10 14:14
高齢チンチラの臼歯過長症(祝21歳誕生日)
こんにちは 院長の伊藤です。 今回は、今年5月に21歳の誕生日を迎えたチンチラのご紹介です。 一般に言われるチンチラの平均寿命は10~15歳です。 ギネスの長寿記録はなんと29歳8か月齢とのことです。 このチンチラちゃんが、病院始まっての2...
2024/05/09 14:01
ウサギの子宮腺癌(その7)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのはウサギの子宮腺癌です。 これまでにも多くの子宮腺癌の症例をご紹介させて頂きました。 これも、避妊手術を早期に実施することで回避することのできる疾病であることを、なるべく多くの飼主様に知って頂...
2024/05/05 18:22
ウサギの子宮腺癌(その6)
こんにちは 院長の伊藤です。 ウサギの子宮疾患で死亡率が高いのは、子宮腺癌です。 子宮に腫瘍が出来ますと腺癌に侵された子宮内膜から出血が始まります。 多くのウサギは血尿から、飼主様が異常に気づくことが多いです。 ここで動物病院を受診して、幸...
2024/05/04 09:20
5月獣医師勤務スケジュール
みなさん、こんにちは 5月の獣医師勤務スケジュールについてです。 5月の伊藤院長・竹内獣医師の休診日はありません。 ※急な休診の場合は 当院のホームページにてお知らせいたしますので、 ご来院前に、予めホーム...
2024/05/03 09:16
ウサギの子宮腺癌(その5)
こんにちは 院長の伊藤です。 ウサギの子宮腺癌もいろんなケースがあり、今回は症例パターンその5となります。 ネザーランドドワーフのモカちゃん(雌、4歳11か月)は激しい血尿が出るとのことで来院されました。 以前から子宮腺癌の症状として、血尿...
2024/05/01 12:59
ウサギの子宮腺癌・子宮水腫(その3)
こんにちは 院長の伊藤です。 ウサギは繁殖に特化した動物です。 自然界では肉食獣に捕食される立場にありますから、種の保存のためにも繁殖能力は秀でている必要があるわけです。 野生のウサギは年間5~6回出産するとされます。 一方、家庭でペットと...
2024/04/30 09:27
ウサギの子宮腺癌(その2)
こんにちは 院長の伊藤です。 ウサギの子宮疾患は色々な症状を示します。 発病初期は陰部からの出血例が70%位を示すと言われています。 来院される時は多くの飼主様が血尿が出ると申告されるケースが多いです。 血尿というとどうしても膀胱炎や尿石症...
2024/04/28 09:25
ウサギの子宮腺癌
こんにちは 院長の伊藤です。 ウサギは繁殖力に特化した動物です。 そして、多くの避妊していないウサギは平均4歳以降に子宮疾患を起こします。 その理由は、死ぬまで発情期が続くため、子宮が長期間にわたりエストロジェンに暴露されます。 その結果と...
2024/04/27 15:14
ヨツユビハリネズミの肥満細胞腫(その3)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、ヨツユビハリネズミの肥満細胞腫です。 3年前と4年前に1例ずつ症例をご紹介させて頂いておりますが、いまだヨツユビハリネズミの肥満細胞腫は詳細が解明されていない腫瘍です。 過去の記事のリンク...
2024/04/26 17:24
ヨツユビハリネズミの肥満細胞腫(その2)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、ヨツユビハリネズミの肥満細胞腫です。 この肥満細胞腫は以前にもご報告させて頂きました(頭部に生じた皮膚型肥満細胞腫)。 詳細について興味のある方はこちらをクリックして下さい。 肥満細胞腫は...
2024/04/24 15:11
ヨツユビハリネズミの肥満細胞腫
こんにちは 院長の伊藤です。 4月に入り、当院でも春の健康診断や狂犬病ワクチンの予防接種などイベントが重なってます。 ご来院の患者様にあっては長い時間お待ちいただく場合もあり、ご迷惑おかけして申し訳ありません。 さて、本日ご紹介しますのは、...
2024/04/23 09:16
ハリネズミの断脚手術(扁平上皮癌)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、ハリネズミの扁平上皮癌により断脚しなければならなくなった症例です。 以前にハリネズミの扁平上皮癌についての詳細は、こちら(ハリネズミの扁平上皮癌)とこちら(ハリネズミの扁平上皮癌 その2)...
2024/04/21 09:18
チンチラの食滞
こんにちは 院長の伊藤です。 チンチラはモルモットと同じく完全草食動物です。 その寿命は10~15年とも言われ、エキゾチックアニマルの中では際立って長寿な齧歯類です。 そんなチンチラですが、バランスを欠いた食餌内容の不備から消化器疾患が多発...
2024/04/20 13:45
チンチラの子宮蓄膿症
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、チンチラの子宮蓄膿症です。 犬ではお馴染みの子宮蓄膿症ですが、私的にはチンチラの子宮蓄膿症は珍しいです。 一般にチンチラは齧歯類であることから、歯科疾患と消化器系疾患が圧倒的に多いです。 ...
2024/04/19 15:25
犬の子宮蓄膿症とクッシング症候群
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、子宮蓄膿症とクッシング症候群が合併症状として現れた症例です。 子宮蓄膿症は以前から他の記事で載せてありますのでこちらをご参照ください。 クッシング症候群については、副腎皮質機能亢進症ともい...
2024/04/17 13:30
犬の脂肪腫
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは犬の皮下腫瘍の中でも最も一般的に遭遇する脂肪腫です。 脂肪腫は加齢や肥満と共にその発症頻度は増加して行きます。 顎下、腋下や胸垂や内股などに出来やすいように思います。 脂肪腫は良性の腫瘍で特...
2024/04/16 09:34
柴犬の精巣腫瘍(セルトリ細胞腫)摘出手術
こんにちは 院長の伊藤です。 出生後に本来、陰嚢に降りてくるはずの精巣が、そのまま腹腔や皮下組織に残ってしまう状態を停留睾丸(陰睾)と称します。 実際、この停留睾丸をそのままにしておくとシニア世代になってから、腫瘍化すると定説になっていま...
2024/04/14 09:29
排尿障害について
こんにちは 院長の伊藤です。 今回は尿の出が上手く出せない~排尿障害についてお話しします。 まず排尿障害とはですが・・・ 決められたトイレの場所でおしっこができなくなった、尿漏れをするようになった、排尿をしようとするけれど出ていない、排尿の...
2024/04/12 14:14
犬の尿石症(シュウ酸カルシウム その2)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日、ご紹介しますのは犬の尿石症です。 以前にも犬の尿石症(シュウ酸カルシウム尿石症)について報告させて頂きました。 シュウ酸カルシウム尿石症についての概論はそちらを参考にして下さい(左下線をクリック)。 チワ...
2024/04/10 13:15
犬の尿石症(シュウ酸カルシウム尿石)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日は、犬の尿石症についてコメントさせて頂きます。 以前、リン酸アンモニウムマグネシウム(ストルバイト)尿石について、症例報告しましたのでご興味のある方はこちらを参照下さい。 さて、犬の尿路結石には、ストルバイ...
2024/04/09 14:17
デグーマウスの低血糖症
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、デグーマウスの低血糖です。 低血糖とは、血液中のブドウ糖の値(血糖値)が低下している状態をさします。 この低血糖の状態が続きますと、いろいろな症状が出てきます。 そもそもブドウ糖は生体本能...
2024/04/07 13:11
デグーマウスのリンパ腫
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、デグーマウスのリンパ腫です。 リンパ腫は血液の腫瘍です。 白血球中のリンパ球がガン化して発症します。 発生する部位はリンパ系組織とリンパ外臓器に分かれます。 リンパ系組織はリンパ節、胸腺、...
2024/04/06 10:11
4月8日(月)についてのお知らせ
みなさん、こんにちは。 4月8日(月)は 診察は行わず、薬・フードのみの 対応とさせて頂きます。 :ー:ー:ー:ー:ー:ー:ー:ー:ー:ー:ー:ー:ー:ー: また、4月15日(月)からは...
2024/04/05 13:32
リチャードソンジリスのアポクリン腺癌
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、リチャードソンジリスの皮膚腫瘍です。 体表部の汗腺が腫瘍化して発生するものにアポクリン腺の腫瘍があります。 アポクリン腺の腫瘍には良性のアポクリン腺腫と悪性のアポクリン腺癌があります。 腺...
2024/04/05 12:56
ジリスの大腿骨骨折整復手術
こんにちは 院長の伊藤です。 本日、ご紹介するのはジリスの大腿骨骨折手術です。 感染症法第8章(感染症の病原体を媒介するおそれのある動物の輸入に関する措置)第54条に基づき、2003年からプレーリードッグの輸入が禁止になったことから、リチャ...
2024/04/03 12:14
ボタンインコの卵塞症(Egg binding)
こんにちは 院長の伊藤です。 小型愛玩鳥の卵塞症、いわゆる卵つまりは日常的に遭遇します。 初産での発生率が高いこと、産卵を集中して行う個体ほど発生するとされています。 殻付餌を中心とした給餌スタイルで、ビタミン・ミネラルを与えられず、日光浴...
2024/04/02 09:20
オカメインコの下嘴再建術
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、オカメインコの下嘴再建術です。 愛玩鳥は何らかの原因で嘴が破損して、採食不能になる場合があります。 鳥にとって、一日でも採食できなければ直接死につながります。 必然的に餌がついばむことが...
2024/04/01 11:41
オカメインコの卵管蓄卵材症
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、オカメインコの卵管蓄卵材症という舌を咬みそうな症状です。 もとより、鳥は排卵して卵管を卵が下りていく間に卵白や卵殻が形成され、産卵に至るというプロセスがあります。 卵が無事卵管から総排泄腔...
2024/03/31 09:04
オカメインコの洞炎(副鼻腔炎)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのはオカメインコのきゅうちゃんです。 きゅうちゃんは、3年前からくしゃみを主徴とした上部気道炎・洞炎に罹っており、不定期に再発を繰り返しています。 E.coli, Haelomophilus, ...
2024/03/30 12:58
カメレオンの舌損傷(驚異の舌)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、カメレオンの舌損傷例です。 カメレオンの舌は独特な動きをします。 獲物を捕捉するときは、離れた距離から舌を強力にスプリングのように前方に打ち出し、獲物を舌先に吸着・絡めとり、口腔内に取り込...
2024/03/28 17:55
ウサギの感電(家電のケーブルにはご注意を!)
こんにちは 院長の伊藤です。 ウサギは何でも齧ります。 ウサギの歯は、常生歯という持続的に伸び続ける形態である以上、絶えず硬いものを齧って歯を摩耗させていかないと過長歯となります。 過長した歯棘が口腔内に傷害を与え、最終的に食欲減退に至りま...
2024/03/27 12:28
4月以降の休診日について
みなさん、こんにちは。 4月以降、休診日についてのお知らせです。 ⇩ 4月8日(月)は 診察は行わず、薬・フードのみの 対応とさせて頂きます。 また、4月15日(月)からは、 ...
2024/03/26 16:50
ウサギの肺腫瘍
こんにちは 院長の伊藤です。 肺と言いう臓器は、血液中のガス交換をする重要な役割を担っています。 肺を絶えず血液が巡るということは、血中に腫瘍細胞が流出したら、肺に至る確率は極めて高いということです。 特にウサギの場合、雌は乳癌、子宮腺癌に...
2024/03/26 10:07
2024/03/25 09:21
犬の口唇切除 (その2 パグ・肥満細胞腫)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、犬の口唇部の切除手術の模様です。 前回、トイプードルの口唇切除手術(毛芽腫)をご紹介させて頂きました。 興味のある方はこちらをクリックして下さい。 なお、今回は見る人によってはショッキング...
2024/03/23 12:52
犬の口唇切除(その1 トイプードル・毛芽腫)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、口唇部に腫瘍(毛芽腫)が出来き、切除した症例です。 トイプードルのレオ君(5歳、雄、体重5.8kg)は左上顎口唇部に腫瘤が出来たとのことで来院されました。 この腫瘤について細胞診を実施させ...
2024/03/22 13:23
犬の血管肉腫(その2 腹腔内出血:血腹)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、犬の血管肉腫で脾臓が破裂して腹腔内出血に至った症例です。 これまでにも犬の血管肉腫についてコメントさせて頂きました。 過去の記事はこちらをクリックして頂けると幸いです。 血管肉腫は血管内皮...
2024/03/20 12:44
犬の脾血腫
こんにちは 院長の伊藤です。 犬において脾臓が腫大することは少なくありません。 脾臓が腫大すると血管肉腫に代表される悪性の腫瘍をイメージしがちです。 しかし、脾臓腫大でも良性腫瘍であったり、非腫瘍性のものである場合もあります。 以前、脾結節...
2024/03/19 09:25
犬の脾臓全摘手術(組織球性肉腫)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、犬の脾臓を全摘出した症例です。 何らかの原因で脾臓が著しく腫大した場合、腹腔内の脾臓破裂を防ぐために全摘出を選択する場合があります。 その詳細については、過去の記事でチワワの脾臓摘出手術(...
2024/03/17 12:30
犬の血管肉腫
こんにちは 院長の伊藤です。 脾臓に関わる疾病について、これまでに数件報告させて頂きました。 脾臓の結節性過形成、血腫、組織球性肉腫については下線をクリックして頂けると過去の記事が見れます。 興味のある方はご覧下さい。 さて、本日ご紹介しま...
2024/03/16 09:26
アルゴンプラズマ凝固法(APC)を使用してみました。
こんにちは 院長の伊藤です。 手術を実施する中で気を使うのが、止血です。 特に出血層が浅い患部で、湧水のごとく出血している場合などは、電気メス(モノポーラ・バイポーラ)でも完全に止血が完了しないこともあります。 今回、当院でエルベ社の電気メ...
2024/03/15 20:20
もねペットクリニック 獣医師急募
こんにちは 院長の伊藤です。 本日は獣医師国家試験の合格発表ですね。 新人の獣医師達の活躍を祈念いたします。 さて、当院では獣医師を急募しています。 院長ブログをご覧いただいた方はお分かりになると思いますが、当院では犬猫の診療を...
2024/03/13 16:11
チワワの脾臓摘出手術(結節性過形成)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日は腹腔内臓器摘出術の中でも、比較的高頻度に実施されている脾臓摘出術についてコメントさせて頂きます。 脾臓はリンパ系器官の中で最も大きな臓器です。 脾臓はどんな働きをしているかというと 1:血液の濾過 2:血...
2024/03/12 12:22
犬の精巣腫瘍(性腺芽腫)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、犬の精巣腫瘍です。 精巣腫瘍は高齢犬で発生が高く、特に停留精巣では陰嚢内精巣の10倍以上発生率が高いそうです。 シェルティのローリー君(11歳、体重10㎏、雄)は、数か月間で左側の精巣が大...
2024/03/11 09:21
犬の肛門腫瘍とレーザーメス
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、犬の肛門腫瘍です。 シーズーのマロン君(去勢済、11歳7か月)は4年位前から肛門に腫瘤が認められ、次第に大きくなってきました。 肛門周囲腺腫の疑い(下写真黄色丸)があり、7歳の時点で去勢手...
2024/03/09 09:20
ラキサトーン処方再開のお知らせ
みなさん、こんにちは ラキサトーンの処方が再開致しました! 供給が安定するまでは、以下の通りとさせて頂きます。 ↓ ①もねペットクリニックに受診歴のあるペットのみ ②お一家族様、1本のみの購...
2024/03/08 17:03
乳腺腫瘍とレーザーメス
こんにちは 院長の伊藤です。 犬は乳房が左右で10個あります。 これらの乳房はリンパ管でつながっています。 第1から第3乳房は腋の下にある腋窩リンパ節へ続いています。 第4,5乳房は浅鼠リンパ節へつながっています。 なんでこんな話をするかと...
2024/03/08 10:16
チンチラの腸重積
こんにちは 院長の伊藤です。 本日、ご紹介しますのはチンチラの腸重積の症例です。 チンチラの場合、下痢や便秘によるしぶり(いきみ)が原因で腸重積や直腸脱が発症します。 腸重積とは、腸管の一部が連続する腸管の肛門側に引き込まれてしまうことによ...
2024/03/06 09:26
こんにちは 院長の伊藤です。 当院では、獣医師を急募しています。 院長ブログをご覧いただいた方はお分かりになると思いますが、犬猫の診療を根幹にしつつ、エキゾチックアニマルの診療を展開しています。 特に私が、外科の志向性が強くエキ...
2024/03/05 13:14
チンチラの鼻腔外傷と食滞
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、チンチラの鼻を咬傷の傷で呼吸不全となり、結果食滞(消化管内ガス貯留)となった症例です。 チンチラのオレオ君(2歳、雄、体重500g)は一週間ほど前に同居している他のチンチラに鼻を咬まれ、鼻...
2024/03/04 10:12
チンチラの脛骨骨折(創外固定法 その2)
こんちは 院長の伊藤です。 前回、チンチラの脛骨骨折(創外固定法 その1)でチンチラのしずくちゃんの脛骨骨折の手術をご紹介しました。 その詳細(チンチラの脛骨骨折 創外固定法 その1)はこちらをクリックして下さい。 本日は、その後のしずくち...
2024/03/02 12:39
2024/03/01 12:59
チンチラの脛骨骨折(創外固定法 その1)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、チンチラの後肢骨折の症例です。 今回は骨折の中でも斜骨折・粉砕骨折という整復に大変なケースで創外固定法を選択しました。 チンチラのしずくちゃん(雌、1歳8か月齢、体重480g)は朝起きた時...
2024/03/01 12:51
3月の獣医師勤務スケジュール
みなさん、こんにちは 3月の獣医師勤務スケジュールです。 +:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+ +:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+ ◎2...
2024/02/27 19:19
高齢チンチラの橈尺骨骨折(外固定法)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、高齢のチンチラの骨折治療報告です。 チンチラのハク君(19歳、雄、体重640g)は高い所から飛び降りてから、左前足を拳上するようになったとのことで来院されました。 左の前足は、力が入らず下...
2024/02/26 17:58
2024/02/25 09:25
犬の異物誤飲 (仔牛のあばら骨)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日も犬の異物誤飲の症例を載せます。 今回の異物は仔牛のあばら骨です。 骨のおやつはペットショップで各種販売されています。 犬の体格に合わせた骨を与えている分には、まだ安心できるかもしれません。 しかし、しっか...
2024/02/24 09:31
犬の異物誤飲(湿布)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日も引き続き、犬の異物誤飲症例をご紹介します。 今回は、湿布となります。 皆様の愛犬は、このような異物を誤飲しないよう日常生活でご注意いただければ幸いです。 トイプードルのシュシュ君(6歳、雄)は飼主様の湿布...
2024/02/23 16:29
こんにちは 院長の伊藤です。 当院では、獣医師を急募しています。 院長ブログをご覧いただいた方はお分かりになると思いますが、犬猫の診療を根幹にしつつ、エキゾッチックアニマル診療を展開しています。 特に私が、外科の志向性が強くエキ...
2024/02/21 16:48
犬の異物誤飲(軍手・ヘッドホンのイヤーパッド)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、異物誤飲の症例です。 毎回、各種の異物を犬は誤飲しますが今回は大型犬です。 大型犬の場合、一度に多量の異物を誤飲してしまうケースも多く、また常習的に誤飲する犬もいます。 シベリアンハスキー...
2024/02/20 17:55
犬の異物誤飲(おやつペースト用芯棒)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日もご紹介しますのは、犬の異物誤飲の症例です。 当院のHP上に犬の疾病で異物誤飲シリーズを載せています。 犬がどんな異物を誤飲するかを皆様に知って頂き、誤飲予防の一助になればと思います。 柴犬の豆太君(2歳5...
2024/02/19 13:23
犬の異物誤飲(小石・砂利)
こんにちは 院長の伊藤です。 犬は、無分別に色々な異物を誤飲します。 飼い主の皆様にどんな異物を飲み込んでしまうのか注意を喚起するためにも、ブログ記事に異物誤飲の項目を作りました。 これまでに21例の異物誤飲の症例をご紹介してきましたが、今...
2024/02/18 09:30
犬の異物誤飲(魚骨)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日も犬の異物誤飲です。 毎回、腹部切開して異物を摘出する場面を展開して参りましたが、今回はちょっと違います。 きららちゃん(6歳、避妊済)は、3日前から体が熱っぽいことと、声がかすれた感じがするとのことで来院...
2024/02/17 12:34
犬の異物誤飲(手袋)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日も引き続き、犬の異物誤飲の話です。 今回は手袋です。 保湿クリームを手に塗布後、手にはめる薄手の綿の手袋を誤飲してしまった症例です。 ミニチュア・ピンシャーのシンバ君(1歳7か月、去勢済)は、手袋を飼い主様...
2024/02/16 09:27
犬の異物誤飲(鳥の骨)
こんにちは 院長の伊藤です。 柴犬の三四郎君(10歳)は、お散歩中にどうやら鳥の骨らしきものを飲み込んだと来院されました。 しっかり骨をかみ砕いて飲み込んでくれればよいのですが、散歩中ですと飼主様から奪われるのが嫌で速攻、飲み込んでしまう確...
2024/02/15 11:47
犬の異物誤飲(ボール)
こんにちは 院長の伊藤です。 フレンチブルドッグのカミュ君はボールを誤飲したとのことで来院されました。 当初、直径3cm位のボールと伺っておりましたので嘔吐をさせる薬を投薬し、吐き出してくれたら良いかなと悠長に構えていました。 何度も餌付く...
2024/02/14 09:27
ウサギの橈尺骨骨折(外固定法)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介するのは、ウサギの前足(橈尺骨)骨折の症例です。 過去の記事にもこの橈尺骨骨折整復例を載せております。 過去の橈尺骨整復法(創外固定法)はこちらを、ピンニング法はこちらを参照下さい。 今回は、非観血的...
2024/02/13 09:35
2024/02/12 13:09
デグーマウスの白内障
こんにちは 院長の伊藤です。 デグーマウスは以前から人気がある小型げっ歯類です。 彼らの特徴は非常に聡明で社会的な行動を取る点にあります。 鳴き声をうまく使い分けて仲間とコミュニケーションを取ります。 棒などの道具を使って餌を引き寄せるとい...
2024/02/11 13:32
ジャンガリアンハムスターの乳腺癌
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介するのはジャンガリアンハムスターの乳腺癌です。 ジャンガアンハムスターの腫瘍の発生率は高く、その中でも乳腺腫瘍は40%以上が悪性腫瘍であり、雌雄に限らず発生するとの報告があります。 ジャンガリアンハム...
2024/02/09 12:20
ハムスターの外傷性口蓋裂
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのはハムスターの外傷性口蓋裂です。 上顎の口腔内の硬口蓋という凸凹した部位が、先天的に閉鎖せずに鼻腔と通じている状態を口蓋裂と言います。 犬や猫で交通事故や落下事故で上顎骨折に伴って生じる口蓋裂...
2024/02/07 09:25
ゴールデンハムスターの悪性リンパ腫
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、ハムスターの悪性リンパ腫です。 ハムスターの体表腫瘍は日常的に遭遇する機会が多いです。 背部の腫瘍であれば外科的切除も容易ですが、腋下や内股等血管の走行が密な部位ほどに摘出は難しくなって...
2024/02/06 13:02
2024/02/04 18:18
ラットの紅い涙
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、ラットの紅い涙です。 キリスト像の血の涙のような、宗教的な話題でもありません。 ファンシーラットのぽっけちゃん(雌、8か月)は眼から紅い涙を流しているとのことで来院されました。 診る限り眼...
2024/02/03 12:26
レミングの耳垢腺癌(集団自殺説を含む)
こんにちは 院長の伊藤です。 レミングという動物をご存知でしょうか? レミングはカナダ北部や北欧のツンドラ地方に棲息する小型齧歯類です。 体長は7~15㎝で体重は30~112gと報告されています。 冬眠はせず、越冬します。 体重の1.5倍の...
2024/02/02 15:34
ケヅメリクガメの尿酸結石
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、リクガメの尿酸結石の症例です。 一般にトカゲやカメの膀胱内には尿酸結石が発生しやすいとされます。 もともと爬虫類は尿酸塩を尿中に排泄しますので、尿酸塩が結晶化して膀胱内で結石になる可能性が...
2024/02/01 10:54
素敵なプレゼント(恵方巻)
みなさん、こんにちは。 今回は飼い主様から素敵なプレゼントを頂いたので紹介します。 それがコチラ↓↓ みんなで恵方巻を作っています。 鬼が恵方巻を背負っててかわいいです。 ド...
2024/01/31 17:15
カメの卵塞(内科的治療)
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、カメの卵塞です。 卵塞とは、排卵されたのちに産卵に至るまでの間に起こる卵の排出障害を指します。 卵塞は3つのタイプ(閉塞性、非閉塞性、異所性)に分類されます。 閉塞性卵塞は卵が大きすぎて通...
2024/01/31 10:19
エボシカメレオンの直腸脱と卵塞
こんにちは 院長の伊藤です。 本日ご紹介しますのは、カメレオンの卵塞(卵づまり)とそれに伴う直腸脱の症例です。 カメレオンも性的に発情し、交尾、産卵、孵化というプロセスをたどって繁殖をします。 性的成熟と交尾のタイミングも難しいのですが、産...
2024/01/30 09:31
デレマカメレオンの口腔内膿瘍(マウスロット)
こんにちは 院長の伊藤です。 カメレオンはコオロギ等の生餌を捕食します。 当然生餌ですから、口の中に取り込んだ瞬間に即死するわけはなく、口腔内で暴れたりすると口腔粘膜を傷つけたりします。 その結果、口腔内の炎症・膿瘍が生じます。 この口腔内...
2024/01/29 12:36
ジャクソンカメレオンの手根関節炎
こんにちは 院長の伊藤です。 多くのカメレオンは樹上生活をします。 飼育ケージ内の木の上につかまって、一日の大部分を過ごすわけです。 当然、全体重を支える関節部には荷重があり、関節部が何らかの原因で炎症を起こしますと樹上生活が不可能となりま...
2024/01/28 09:32
エボシカメレオンのグロテスク・スマイル(妊娠含む)
こんにちは 院長の伊藤です。 先月の当院のエキゾッチクアニマルの新患数が、犬猫の新患合計数の3倍に達している事実を知りびっくりしてます。 たくさんの動物病院のHPを拝見していますが、疾病紹介については犬猫よりエキゾッチクアニマルは、はるか...
2024/01/27 10:01
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