日々の恐怖 4月14日 ガノンドロフ(2)
日々の恐怖 4月14日 ガノンドロフ(2) 小学5年の夏休み、部活を終えて帰宅すると、父親にビールのお使いを頼まれたので千 円札を握りしめて個人商店へと向かい、6缶パックと500ml2本を買ったあと、チョコバットも 買った。 おこづかい制ではなかったので、お釣りは貴重な収入源だった。 頼み方が横柄だったので、500mlはシェイクして、開けたときにあふれるようにせめてもの復 讐をした。 家に帰ると父親が電話で誰かと話をしていた。 6缶パックを冷蔵庫に入れて、チョコバットを食べてたら電話を終えた父親が、 「 新聞集金のおばちゃんが行方不明になったらしい。」 と言ってきた。 聞くと電話の相手は町内会…
2025/04/14 21:55