日々の恐怖 12月26日 ガキの頃の話 (2)
日々の恐怖 12月26日 ガキの頃の話 (2) ただ毎日賽銭にありつけたわけじゃない。最初に書いた通り寂れた神社だ。寧ろ賽銭がある方が謎なくらい。それでも、毎日通えば2週間に1回くらいのペースで数百円の賽銭を見付けることが出来たし、運が良ければ千円札の時もある。ガキの頃の話だから曖昧で、賽銭箱があったかどうかは定かではないが、賽銭はいつも箱には入っていなかったように思う。 無造作に置かれていて、簡単に盗めたと記憶している。賽銭箱をほじくったり何か道具を使ったり苦労して盗んだ記憶もない。それも盗みを働いてる罪悪感を薄めた要因のように思う。 そんな日が続いてしばらくは遊び場にも困らず美味しい思いを…
2024/12/26 21:24