子どもの頃から本屋が遊び場。学卒以来ずっと本の周辺のお仕事(書店・取次・出版社などなど)してきて、気がつけば還暦越えに。映画・音楽・絵画鑑賞を少々。
木曜日は妻がデイサービスがお休みの日。 ウィークデイでどこも空いていることが多いので、おでかけする頻度が高い。 昼前に階下に降りると、妻はもうお出かけの準備ができている感じ。こちらはというと、前夜レポート作成とかで完徹した影響か、どこか体調がすぐれない。いい歳して徹夜なんかするものじゃないと、わかっていることなんだが。 すったてうどん 川島町 田んぼのど真ん中カフェ 埼玉平成の森公園 すったてうどん 遅めの朝食、あるいは早めの昼食も食べないで出かけることに。なんとなく「うどん」が食べたいなとそんな気分。なんで「」つきなんだ。この時期、「」のうどんとなると、やはり埼玉のソウルフード的な「すったて…
上野周辺を散策したあと、やっぱり小1時間くらいということで西洋美術館の常設展に行くことにする。もっと時間的余裕があれば企画展「西洋絵画、どこから見るか?」を観たいところだけど、土曜日かつ会期末なのでけっこう混んでいるだろうと思い、最初からこっちはパス。まあ一度観ているのでそのへんは余裕。 常設展もけっこう混んでいる。やはり企画展からの流れだろうかと思ったりもする。でも混んでいるといっても、なんていうかちょっと人が多い、あるいは人がこそこそいるみたいな感じ。ウィークデイの常設展、しかも4時過ぎとかだと、もうのんびりしていることの方が多いので。そしてそういう混まない西洋美術館の常設展は、同じように…
妻の装具の仮合わせのために都内の装具屋さんに行く。新しい装具はほぼ出来上がっているのだが、ここで実際に履いて少し歩いたりして、不具合や気になる点を調節する。妻のリクエストで数ミリ短くする。あと微妙な角度によって押し出される感じとか、逆に少し前のめりになるかどうかなどもチェックする。 こればかりは一応健常な自分にはまったくわからない部分だが、障害者にとっては重要な点でもある。装具を作ってくれる職人さんは女性の方で、妻が障害になってまもなく多分二度目に装具を作ったときにやってくれた方なので、もうお付き合いは18年とかそういう年月になる。当時は寡黙な若い、学校を出たばかりみたいな印象があったが、今で…
『広辞苑』の誕生日というのがあるらしい。 初版が発売されたのが1955年の5月25日なので、これが誕生日。今年で70年となるという。自分と同世代の国民的辞書である。なんとも微妙だな。 今自分の家にあるのは1976年の第二版補訂版の総皮装と2008年の第6版だ。最新版の7版も買ったはずなのだが見当たらない。リタイアしたときに会社の棚に置いてきてしまったか。身辺片づけていたときに大型辞書なので後回しにしたか何か。あとで取りに行こうと思ってそれきりになったか。そういえば辞めてから会社には一度も足を向けていない。老兵だものね。 家にある第二版の方には子どものいたずら書きが多数ある。小さい頃、といっても…
写真家セバスチャン・サルガドが亡くなったようだ。 早朝、新聞の訃報欄に掲載されていた。 81歳、まあそういう年齢だったのだろう。15年前に取材で訪れたインドネシアでマラリヤに感染し、合併症が進行して重度の白血病になり、闘病の末の死ということのようだ。 この人のことを知ったのは、やはりこの本だ。 セバスティアン・サルガード写真集: 人間の大地労働 作者:セバスティアン サルガード 岩波書店 Amazon 最初に手に取り、ページをめくった時の衝撃は忘れられない。たぶん、人からお借りしたか何かだったのだろうが、食い入るようにして見た。 そのうち買おう、入手しようと思いながら、そのままになってしまった…
いまさらながら「米が高い」という感想。 去年の今頃はまだ5キロで2千円以下だったのに、今は軒並み4500円から5千円近い。しかもずっと品薄状態が続いている。備蓄米の放出が始まったというのに、小売りで見かけることは少ない。相変わらずスーパーの米売り場の棚はスッカラカンのままだ。 米の品薄の原因の第一は、去年の不作によるものだったのだろう。そして第二は難解トラフ地震への危機感からの国民の買占め。さらに流通業者が米は儲かることに気づいて、直接生産者から購入して放出を絞り込んで価格を高値に維持し続けている。たぶんそんなことだろう。 さらには農水大臣の「米は買ったことがない」、「米は売るほどある」の失言…
足尾銅山観光の後、周辺の観光施設・名所などを検索して近くにあることを知り、行ってみることにした。 この美術館については、以前ネットで調べたことがある。花の詩画作家ということで、人気があることで興味を持ったが、肢体不自由な方が口に筆を加えて描いた絵に言葉を添えるということに、なんとなく興味本位的なものを感じ、ちょっとこれは苦手な分野かもしれないと思った。いくつか検索して表示された作品も、どこか凡庸な感じがしたし、なによりそこに添えられた言葉が、どこか相田みつお的なもの、あるいは宗教的なものを感じさせた。 とはいえだいぶ小降りになったとはいえ雨はずっと降っている。せっかく遠出をしてきているので、こ…
夜半からずっと雨降りである。しかも雨脚が強い。 旅行最終日だが、雨となると行くべきところが限られてしまう。日光付近でどこか。今年の1月に行った田母沢御用邸にはもう一度行きたいのだが、駐車場から道路を渡って入り口まで歩くことを考えると。傘をさして行けばいいだけなのだが、車いすを押してとなるとどうにも。基本、妻に傘を持たせて自分は濡れるというパターンなのだが、強い雨だとびしょ濡れになってしまう。 雨なので屋内施設、美術館へという選択肢も、一番近い日光美術館にしろ、宇都宮美術館、栃木県立美術館、いずれも駐車場から建物までは少し歩くことになる。調べた限りではあまり食指が動くような企画展もやっていないみ…
日光旅行の2日目。今回は那須に行ってみることにした。特段どこかへ行きたいということもなく、妻が八幡のツツジがキレイみたいと言っていたので。 日光の健保の宿に泊まる機会が多いので、これまでにも何度か那須観光はしている。でも八幡のツツジや殺生石、紅葉大吊り橋などには何度も行っている。千本松牧場なども。でも例えばサファリパーク、りんどう湖ファミリー牧場、ハイランドパークといったテーマパークっぽいところには行ってない。多分これからもいかないような気もする。ああいうところは、なんというか小さい子どもがいるファミリー層がいくとこのような気もする。行けば行ったで、それなりに楽しめるのかもしれないけれど。 那…
GW前後の我が家の恒例行事がある。 石油ファンヒーターや石油ストーブを庭の物置に片付けて、今度はグルニエに置いてある扇風機を出す。扇風機は自室用、妻用、リビング用の3台。グルニエは子ども部屋からアクセスする。3台を1台ずつ階段を上り下りしておろす。ついでに妻の部屋にあった電気ストーブもグルニエにあげる。 グルニエの中は子どもの小さいときの服や教科書などが段ボールに入っている。自分が昔買った雑誌なども少しあるだろうか。たぶん高校生くらいの時に愛読していた『話の特集』とかそのへん。あとはやはり子どものひな人形なども。 そういえばひな人形を飾らなくなったどのくらいになるのだろう。最後に飾ったのはいつ…
最近はマクドナルド(以下マック)で本を読んだりパソコン開いたりすることが多い。スタバより圧倒的にマックだ。スタバなんとなく高齢者には敷居が高いかもしれないな、Macbookとかもっていないし、さすがにMacbook air2015ではちょっと気が引ける。 マックの店内を見渡すと高齢者が多い。コーヒー一杯で新聞を読んだり、自分と同じように学習するような人もチラホラで、何かの問題集を開いたりしている。 先日もマックでビデオ講義を視聴していた。2時間くらいで2章分の短いビデオ講義を8本ほど視聴した。しかしマックの無料Wi-Fiは繋がりにくい。いったん繋がっても突然切れる。一応、1時間ごとに再接続とい…
今年、二回目の日光である。もはや健保の宿は常宿になりつつある。 初日、家を出たのが10時過ぎといつものように遅めだったので、日光市内に入ったのは12時過ぎ。どこへ行くかも特に決めていなかったのだが、とりあえず定番観光ということで社寺見学に。 ウィークデイかつゴールデンウィーク明けということで、駅から神橋のあたりまでを車で走っていてもかなり人が少ない印象。もっとも有名な東照宮の春季例大祭が17日、18日と行われるのでその前の静けさみたいな感じもあっただろうか。 土日ではないので、東照宮、二荒山神社、輪王寺などの駐車場もどこでも止められる。東照宮の駐車場だとそこから参道に出るには、けっこう急な坂道…
ミロ展の後で久々東京国立博物館(トーハク)にも寄った。 東美や西美の後にトーハクに寄るみたいな上野の美術館のハシゴみたいなことは以前にもやったことがある。今回は久しぶり。ただし体力的に落ちている部分もあるので、大型企画展だとけっこうしんどいかもしれない。美術館巡りも体力が必要。高齢者はガツガツといくのは難しいかもしれない。 去年だか一昨年だったか、京都で、キョーハク、京都京セラ、京近美と三軒回ったことがあったが、もうああいうのは無理かもしれないな。 トーハクで行われていたのは、特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」。 tsutaju2025.jp 主催がトーハクとNHK、NHKプロモ…
気になっていた東京都美術館(以下東美)のミロ展に行って来た。 そういえば東美は去年も同時期にデ・キリコの回顧展をやっていたけど、春はなんとなくこういう尖がった抽象芸術系みたいなことになっているのかどうか。まあたまたま偶然的に2年続いたのだろうか。 さてと正直なところミロは苦手というか、理解不能な部分がある。どこから入っていいのかどうか。 ときにミロとカンディンスキーの区別がつかないことがある。 これは2016年にTwitterにつぶやいたこと。これですね。正直ミロとカンディンスキーを交互に見せられたら、どっちがどっちと正解答えられる自信がない。 前者がミロの《明けの明星》、後者がカンディンスキ…
新教皇にアメリカ出身のレオ14世が選出された。 新教皇、米出身レオ14世 「苦しむ人に寄り添う」:朝日新聞 自分はカトリックにも興味はないし、もともと無宗教の人間なのでさして新教皇について思うこともないはずだ。なのでこれはただの雑感だ。 まず教皇選出のコンクラーベについて。あのシスティーナ礼拝堂のなかで133人という枢機卿がどんな風に議論し、投票を行ったのか。そういえば『教皇選挙』という映画が3月くらいに上映されていたけど、再上映がかかっているのか、ちょっと気になったりする。調べるとご近所のシネコンでは上映されていないみたいだったが。 システィーナ礼拝堂はもちろん行ったことがない。バチカンの壮…
5日に川島のカインズホームで花壇の植え替え用の花と肥料を買った。翌日に植え替え作業をやろうとおもっていたのだけど、一日ずっと雨だったので作業は断念した。 そして翌日はけっこう朝からいい感じで晴れていたのだけど、雨で花壇も湿っているから作業は難しいかと思ったのだが、午後になってからなんとなく多少は土いじりしても良さげになっていたので作業することに。 とはいっても、もともとネコの額のような狭小の庭なので、作業はけっこう短時間で終わってしまう。とりあえず秋植えのパンジー、ビオラ、シクラメンなどを引っこ抜く。バンジー類はまだまだ咲いているのだけど、無残にも抜いてしまう。花の命は短い。 そして土を少し削…
浦和美術館で開催されている「日動美術館コレクション フランス近代絵画の巨匠たち」展を観てきた。 フランス近代絵画の巨匠たち:モネ、ルノワールからピカソ、マティスまで うらわ美術館 うらわ美術館は初めて訪れる。浦和駅から徒歩10分以内にある商業ビル浦和センチュリーシティの3階にある。開設は2000年で浦和画家など地域所縁の作品と本をめぐるアートを二大収集方針にしているとか。 うらわ美術館 - Wikipedia 収集方針 うらわ美術館 以前からなんとなく名前は耳にしていたけど、同じ県内に住むけれど行く機会がなかった。埼玉は美術館不毛の地みたいな印象がある。公立美術館というと埼玉県立近代美…
ここ何年かずっと買い物をしたときのレシートを捨てずにいる。レシートは財布にいれておいて、何日かしたらノートに貼っておくようにしている。 もともと浪費癖のあった兄にやるようにと勧めたことである。弟が兄に対してそんなことをという部分もあるかもしれない。兄は5年近く前に亡くなっているが、ちょっと訳アリの兄弟関係で、晩年の兄のことは自分が面倒をみていた。兄は60で仕事を辞めたときにちょっとした借金を背負っていて、住んでいたアパートも汚部屋と化していて追い出される寸前。さらに身体も壊していてその治療費も工面できないでいた。 なので住む家を買ってやり、医療費なども自分がサポートした。健康と節約、家の管理を…
5月1日(木) 世間的にはメーデーの日。 連合系は集会を4月26日にやったとか、全労連はきちんと1日にやるとかなんとか。 昔々、最初に勤めた職場や次に務めたところでは、組合があり1日は動員がかかって代々木公園の集会、その後はデモ行進して渋谷で流れ解散とかあったような記憶がある。組合の執行委員とかが中心で、一般組合員は若手の社員が駆り出されるとかそんな感じだっただろうか。今はたぶん集会後のデモとかはやらないのだろうな。組合の組織率も相当下がっているのだろうし。 でも組合運動の低下、組織率の低下と、今の非正規雇用の増加、不安定な雇用状況やブラック企業の増加などと呼応しているようにも思う。働き方改革…
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