それでも、想像力。「罪の声」

それでも、想像力。「罪の声」

昭和の未解決事件を描いた作品、罪の声。 映画化もされ話題となっていますが、すべては、巻末に書かれた、「あの子どもたち」に思いを馳せるためなのだろうなと感じています。 罪の声 (講談社文庫) 作者:塩田武士 講談社 Amazon 罪の声 (講談社文庫) [ 塩田 武士 ]価格: 1012 円楽天で詳細を見る この物語は、グリコ・森永事件という、1984年から85年に実際に起こった事件をもとに作られています。 グリコ・森永事件は、グリコ社長の誘拐に始まり、青酸ソーダをお菓子に混入しばらまくなどした、一連の企業脅迫事件です。 そして、この事件では、犯人からの脅迫文に、子どもの声が3度使われました。 …