半夏(はんげ)生ず
今日は七十二候の「半夏生ず」 釈迦の時代、インドでは雨季に遊行をやめ一カ所に集まって修行をする「安居(あんご)」が行われていました。これが中国、日本にも伝わり、現在でも特に禅宗の修行道場では夏に「夏安居(げあんご)」、更に冬にも「.冬安居」もしくは「雪安居」と呼ばれる修行期間が設けられています。夏安居の場合、一般的には旧暦の四月十六日から七月十五日までの約九十日間とされ、本来これが明けると盂蘭盆会ということになります。その九十日間の丁度半分を「半夏(はんげ)といいます。 さて、七十二候の「半夏生ず」の「半夏」とは丁度この頃に成長する烏柄杓(カラスビシャク)というサトイモ科の植物のことでちょっと…
2025/07/01 11:48