74歳の手習い~謡曲編~
旧暦「朔風払葉」。朔風とは北風のことを言い、「北風が木の葉を吹き払う」の意。最近、庭の落葉をお掃除するのが日課になりました。そんなある日の夕方、お掃除が終わったあとの宙ぶらりんな時間に、ふとLPレコードを聴きたくなって取り出したのは、珍しく交響曲、ベートヴェンの第6番「田園」でした。それもフルトヴェングラーが指揮するウィーンフィルの演奏、もちろんMONOです。いや、MONOだからでしょうか。第6の音楽風景がす~っと部屋中に広がります。それは、音響技術を駆使した高音質のきらびやかさではなく、1952年録音の素朴な音の世界でした。温故知新(ふるきをたずねて新しきを知る)。古きを訪ねると言えば、謡曲を習い始めて1カ月が経ちます。ただいま、その仕組みをお勉強中です。先輩は練習をしていけばそのうちに分って来ると言い...74歳の手習い~謡曲編~
2024/11/29 20:09