共同体生活のすすめ②
それではまず、共同体生活について書く前に、現代で一般的な家族の形となっている「核家族」について考えてみたいと思います。 「核家族」とは、アメリカの人類学者ジョージ・マードックが、人類に普遍的で、すべての家族の基礎的な単位として用い始めた言葉です。その定義としては「夫婦や親子だけで構成される家族」を指します。対になる言葉としては「拡大家族」や「大家族」などがあります。 前回、サザエさんを拡大家族の例として挙げましたが、一方で、ドラえもんに描かれている家族はほとんどが「核家族」です。強いて例外を挙げるとすれば、のび太が幼い頃に祖母と暮らしていた「二世代家族」の時期や、ドラえもんをロボット
2024/08/31 08:15