映画『不都合な記憶』ネタバレ感想:アンドロイドの記憶喪失を描く意味
映画『不都合な記憶』を鑑賞。新木優子がアンドロイドの妻・マユミを演じ、伊藤英明が研究者の夫・ナオキに扮するサイコサスペンスロマンス。アンドロイドと人間の境界線を問うような素晴らしいテーマはあるが…。 ネタバレあり感想 人間が完璧な人間を想像しようとする話しは、小説「フランケンシュタイン」からあり、手塚治虫の「火の鳥 未来編」では主人公がかつての自分の恋人を再現しようと何度もアンドロイドを作っては壊しをする。『不都合な記憶』もこの系譜の既視感バリバリ設定である。 ストーリーに既視感があるのは正直言って仕方ない(数多の先人たちがいるから)。ただ、本作の場合はほとんどが無機質な空間で新木
2024/09/29 13:51