シンプル調理でおいしく節電! 和食料理人 野﨑洋光さん流、作りたくなるカンタン節電レシピ
光熱費の高騰が続くなか、調理中の消費電力を抑えた「節電料理」が注目されています。でも、「なんだかめんどくさそう」「特別な材料や調理法が必要なのでは?」と身構えてしまう方も少なくないのでは? そこで今回は、節電レシピ本も出されている日本料理界の重鎮 野﨑洋光さんに、電気代の節約につながる簡単レシピや、節電料理のコツを教えていただきました! どのレシピも身近な食材で手軽に作れて、飽きのこない味わいのものばかり。覚えておくと日々の暮らしの中できっと役に立つはずです。この機会に、無理なく楽しみながら続けられる節電料理を始めてみませんか? 目次 和食料理人が考える節電レシピと暮らしのヒント 節電レシピ① 【火を使わずにできる】 缶詰のうま味たっぷり! サバの水煮缶の冷や汁 節電レシピ② 【下ゆででおいしく時短】豚肉と白滝の淡煮(あわに) 節電レシピ③ 【炊飯器を使わず節電】鍋で簡単! 鮭フレーク炊き込みご飯 節電レシピ④【サッと加熱で栄養満点】タンパク質もビタミンも摂れる! 高野豆腐とほうれん草の卵とじ 節電レシピ⑤【乾物を使ってスピード調理】うま味の出る食材を使ってだしいらず! じゃこ入り切り干し大根 今すぐ使える節電アイデア10選&実践する際のコツ 節電レシピは生活の知恵。難しく考えずに楽しむことが大事 教えてくれた人 野﨑 洋光(のざき・ひろみつ)さん 1953年生まれ。福島県出身。武蔵野栄養専門学校を卒業後、東京グランドホテルや八芳園などを経て、1980年に東京・西麻布の日本料理店「とく山」の料理長に就任。1989年に支店「分とく山」を開店し、総料理長として統括。2023年勇退。現在は和食料理人として各種メディアを通じ、理論的な料理法に基づく分かりやすい和食を提唱している。『野﨑洋光のおいしい節電レシピ』(東洋経済新報社)など著書多数。 和食料理人が考える節電レシピと暮らしのヒント まずは、野﨑さんが節電料理を考案されたきっかけについて教えてください。 野﨑さん 「2011年の東日本大震災の後に出版社から『節電料理の本を出さないか』と声をかけてもらったのがきっかけです。震災後すぐにお話をいただいたので、当初は『こんなときに商売の話とは…』と正直ムッとしましたね。でも、その年の夏に電力不足が起きる可能性があるという話をされて必要性を感じ、節電レシピの考案に取り組むことを決めました」 調理の節電テクニックを知ることでど
2024/05/14 14:55