わたしの文字。
読売新聞に掲載された、小学生が撮った一枚の写真。 茜空を引き立たせる小さな黒い街並みと赤信号の丸い灯り。 スマホのカメラ機能とオンライン投稿のおかげだろう、子供でも手軽に日常を切り取ってシェアできる世の中になった。 過日、よみうり写真大賞に選ばれた一枚も小学生の作品。 海の中で撮ったのだろうかと思わせる、臨場感あふれる波と沈む夕日。 それぞれがとても印象的な写真で、そこに添えられたタイトルにも惹きつけられた。 茜空は「赤色の行列」、波と夕日は「おぼれる夕日」。 錆びついていない柔らかな感性。世の中の人間の子供たちの親は、日々、このような透き通った心に触れているのだろうかと思ったりした。 四本脚…
2023/12/19 20:49