湖底から見上げた水面②
娘の息子に対する言葉遣いや態度が日に日に酷くなり、「死ね。」や「殺すぞ。」といった言葉は普通に日常会話に入ってくるようになり、酷い時には、「お前さえ生まれてこなかったら、パパやママは私の事だけを見てくれたのに。」など息子の存在を否定する言葉を多く発するようになり、私はいっぱいいっぱいの状態で、ちゃんとフォロー出来ず益々家の中の雰囲気は暗く、殺伐としたものになっていき、遂にあの事件が起きてしまった‥ ある日買い物から帰ってみると、余りにも息子の様子がおかしかったので、その夜風呂で何が有ったのか聞いてみたら衝撃の言葉が息子の口をついてでてきた。 「ねえねが包丁を持ってきて、顔に包丁を突き付けられて…
2023/07/14 12:42