グアナカステの木の下で
HOME淹れたての珈琲を手に、バルコニーに出る。 ハチドリの声と、リスが木の上を滑るように走る音。 バイクが坂を登るエンジン音に混ざって、大家さんファミリーの笑い声も響く。 お隣さんが、私にスペイン語で話しかける。聞き慣れない音だけど、少しずつ意味がわかるようになってきている。家を出て街に向かう途中、森のさわさわした音や、知らない鳥たちの声がする。 空を見上げると、飛行機が飛んでいる。青い空に書き殴ったような白い雲。長い旅の後、Ciudad Colonに帰ってくるとホッとする。 小さくてのどかな街に居場所があることを、嬉しいなと思う。DEPARTURE月曜日の朝4時。まだ空は夜に沈んで真っ暗だ…
2022/01/21 23:08