ライトアップ木島櫻谷 泉屋博古館東京
六本木一丁目駅からエレベーターを何本も乗り継いで、泉屋博古館東京へ谷から麻布台台地の尾根に着く泉坂の桜並木はまだ眠ったままだ泉屋博古館の庭園の桜は一分咲き枝垂れ桜は6〜7分咲きかな…木島櫻谷(このしまおうこく1877〜1938)は、「大正の呉春」「最後の四條派」と云われ、大正期の関西では竹内栖鳳と人気を二分していた。昭和8年の文展を最後に京都北山の衣笠村に隠棲する。晴耕雨読の生活を送っていたが、次第に精神を病み、昭和13年(1938)枚方で、京阪電車に輓かれ身元不明者として埋葬されていた(家族で山科に松茸狩りに出かけたとき失踪、山科から枚方まで彷徨った)。享年62だった。近年まで「忘れられた日本画家」と呼ばれたのは、2013年に泉屋博古館が「京都日本画の俊英」で木島櫻谷を取り上げ、再評価につながって以来だ...ライトアップ木島櫻谷泉屋博古館東京
2024/03/29 17:01