還暦過ぎましたが、いまだ生き方に迷ってます。<br>でも、丁寧に日常を楽しみながら、死ぬまで現役で働きたいと思ってます。
先日の日曜日のこと。私と夫は、御千代保稲荷（おちょぼいなり）の参道に行って、ぶらぶらと買い物をし、そのあと海津温泉で日帰り温泉を楽しんで来よう、という計画でした。計画通り、家を出てしばらくすると夫が、「あっ、そういえば、今日、ナオト（孫のことです）の誕生日だったな。なにかプレゼント買ってやらなきゃいかんな」と言いました。そして、「ちょっと電話して聞いてみよう」と娘に電話を入れました。すると娘が、「LINE見た？」と夫に言っていました。「あ？いや、見てない」と夫。夫はほんとにLINEを見ない人なんです。仕事関係のLINEだったらどうするんだよ、と思います。「今日、施設のばぁちゃんところに行くから、その帰りに寄っていい？ってLINEしたんだけど」と娘。「あぁ、そうか。じゃあ、それから一緒にナオトのプレゼント買...時間を約束しない人たち
「銀河鉄道999」というアニメをご存じですか？松本零士さんの名作です。1977年の作品ですから、もはや今の若い世代の方は知らない人も多いでしょうね。そして私の世代にとっては、もうアニメなんて見る世代じゃなくなっていたので、これまた、「まぁ・・知ってはいるけれども、夢中になってハマった、というものでは・・」という感じでしょうか。私も夢中になったわけではありません。そしてそもそも私はSFもの、と言いますか、宇宙が舞台になった映画やらアニメやら小説やらがすべて好きではないんです。酸素がないところで活動する話になることが多いわけなので、窓ひとつない宇宙ステーション内での戦いとかがストーリーの大半を占めるようなものだと、もう息苦しくなってきちゃうんですよね・・けれど、「銀河鉄道999」はあまりにも有名すぎて何作かは...満たされても、恵まれても、無常は無常
一昨日は、繊細な人も図太い人もどちらであっても、現代のSNSのありようは生きにくい時代になっているのではなかろうか、と書きました。そんなとき、NHKの「チコちゃんに叱られる」を見ていたら、興味深い問題と解答があって、考えさせられました。（見た人はごめんなさい。地域によって放送日時が違うようなので、見てない人で見るつもりだった人もごめんなさい。この問題以外の放送を楽しみにしてね）私がとても考えさせられた問題と解答とは、「どうして人は噂話が好きなのか？」という問題。どうして、って・・人間って好奇心が旺盛だからでしょ、とかそんな答えではもちろん問題にはそもそもならないわけでして。この解答はなんと、「生き残るため」でした。この答えを聞いても私は最初は、「んなところまで遡ったら、どんな問題の起因だってそこまでいっち...すべては生き延びるため
朝、いつものようにNHKの過去の朝ドラの再放送から現在の朝ドラへ、とはしごしていたときのことです。過去の朝ドラはいま、「まんぷく」という日清のカップヌードルを発明した安藤百福さんをモデルとした話をやっています。そこで先日は、まだカップヌードル開発までには到達していない時代のところでして、信用金庫の会長を解任となった主人公が、ようやく「家庭でできるラーメンを開発したい」というところまできたところでした。そこで、子どもたちがお父さんのことで学校でいじめられている、ということが発覚します。「や～い、おまえんところのお父さん、信用金庫をクビになって、いま、ルンペンなんやろ～、そいで、ラーメンなんか作ってるんやてな」（さすがに「ルンペン」という言葉は何十年ぶりかに聞きましたわ。もはや死語さえ飛び越えてミイラ語って感...繊細な人も、図太い人も生きにくい時代
私は夫の仕事にはいっさい関与しないようにしています。夫は建築関係の仕事をしていますが、自営なので、自分の仕事の進捗状況によっては家に居てデスクワークしたりする日もあったり、電話でのやりとりだけで仕事が済むような場合もあるようです。すぐそばに居れば、その電話のやりとりがどうしても聞こえてしまう時も多々あります。そのやりとりでさえ、出来れば聞かないようにしよう、いや・・聞きたくない、と思うほうです。なぜなら、聞いてしまえば、本人に直接言うわけじゃないにしても、（もっとこういう言い方すればいいのに・・）とか、どうしても思ってしまうからです。自分には関係のないことで心をざわつかせるくらいなら、いっそ何も耳に入れないほうがいい、と思うため、ならばできるだけ関わらないようにしたい、と思うわけです。そんな私に先日の雪の...やはり夫の仕事なんて手伝うものじゃありません
ひゃ～昨日は久々の大雪でびっくりしました。なにせ朝起きたらすでに5センチぐらい積もっていましたから。その日、私は朝から車で1時間ほどもかけて行かねばならないクリニックでエコー検査の予定だったので、これはさすがにスタッドレスを履いていても行けない、と思いクリニックに電話を入れました。「すみません、朝からの大雪で動けませんので、申し訳ありませんが、今日は検査があったのですが、行けません」と言うと、「ハイ、大丈夫です。検査技師もまだ来ておりません」と言われて、2度びっくりでした。さて、話は変わりますが、私が学徒となっている浄土真宗親鸞会の本山である富山県の通称「二千畳」（1本の柱もなく二千畳の畳が敷き詰められている会館というのは世界でここだけだそうです。ま・・日本でここだけだったら畳のことですからね、たいてい世...カリスマの賞味期限
先日、整体に行った時、ふと先生が、「もう働かないの？」と何げに聞いてこられました。私が、「いやぁ、働く気はあるんですけどね・・なにせ、もうずっと立ち仕事っていうのは無理だなぁ、と思ってまして。それで身体壊したわけですから。かといって、ずっとデスクワークっていうのも自分には向いてないと思うんですよねぇ」と言うと、先生は「・・楽な仕事なんてないよ」とぽつりとおっしゃいました。この言葉にドキッとしました。別に先生の言い方は、私を責めるようなつもりでおっしゃったのでも何でもない感じではありましたが、「どうしても働かざるを得ない、という人が多いなかで、贅沢なこった」という意味は含まれているのかなぁ、という気がして。（ちなみに私も、”どうしても働かざるを得ない”人間のひとりですよ！しかし、それがいつやってくるか、と言...また働くぞ、という決意だけは固めました
ふわぁ～！3日も投稿しなかったことって、このブログを開設してから初めてのことじゃなかったかなぁ。2日のつもりだったんですよ。3日になったのは、なんとまたナシコが脱走したからでした。それは日曜日の夜のこと。私はそろそろお風呂に入ろうかなぁ、と脱衣所にいました。すると階下から夫が「ナシコナシコ」と呼ぶ声が聞こえました。それほど切羽詰まった様子ではなかったので、なにか入っちゃいけないところにでもナシコが潜り込んだかな、ぐらいに思っていました。しばらくすると夫が脱衣所に来て、「ナシコが逃げた」と言いました。「ええっ！どういうこと！！」と私のほうがあたふたしてしまいました。夫の言うところによると、外猫に餌をやろうと掃き出し窓を開けたとたん、するっとナシコが脇をすり抜けて外に出て行ってしまった、ということでした。「後...またもナシコが脱走しました！
昨日はまた、今度は友人Nちゃんとランチ。こちら、喫茶店のランチなんだけど「サーロインステーキランチ」でなんと￥2000（税込み）。サーロインのお肉はそりゃ多少ペライものの、ランチには十分だし、なんと言ってもお肉の質が良い！そしてお醤油とニンニクの効いた玉ねぎソースがいいわ～フルコースで出されるようなボリュームたっぷりの一品、という感じのコーンポタージュのほかに、喫茶店ですからね、もちろん珈琲、デザート付きでこれはめっちゃお値打ちではなかろうか。ここの喫茶店「慎」は、外の看板を見ると「♪」マークとともに店名が記されているので、わたしゃこれまでてっきりカラオケ喫茶だと思っていたんですよ。しかし、全然違いました。自動演奏のグランドピアノが置いてあるからじゃないかな。なかなか雰囲気もいいし、適度な客数で長居もでき...これを母からの卒業というのだろうか
今日はIちゃんの話ではありませんよ、別の友人のことです。Yちゃんと致しましょう。彼女とも久しぶりにランチを一緒にすることになりました。行こう、と思っていた柳が瀬の中のお店があいにくお休みだったので、急遽インドカレーのお店へ。このお店はカレーだけじゃなくて、フォーやベトナムの一品もあったりしてなかなかおいしいのです。本場インド人の人がシェフです。ちなみに、ある人から聞きましたが、インドではいまだに根強くカースト制度が息づいているので、バラモンという一番階級が上の人のお宅で雇われていたシェフの人の味は確かだが、下の階級で町で食堂やっていた、というレベルの人のものだとたいしたことはない、と。ふぅん、なるほど・・・。Yちゃんはカレーのセット、私は何度かここへはお邪魔しているのですが、初めてタイの焼きそばパッタイが...外食のときはスタイルが合う人と食べたい
昨日と同じ友人のIちゃんのお話です。昨日とは全然違うことですが・・。私が久しぶりだったので、「去年は歯に悩まされたよ。まぁ、いまもまだ続いてるっちゃ続いてるんだけど」と歯の治療の一部始終をこれこれと話したら、Iちゃんは、「大変だったねぇ。私も似たようなことがあったよ」と話してくれました。大変だったねぇ、と先に私のことをねぎらってくれたので、彼女のものはもっと軽い話かと思っていたら、私よりすごいことになっていたじゃないの！という話でぞっとしました。Iちゃんも私と同様に、あるときから急に片側の歯が痛み出したそうです。それでも仕事が忙しかったのでちょっと放っておいたら、だんだん顔半分が痛くなり、特に顎のあたりが痛くてたまらなくなってきたんだそうです。歯医者に駆け込みレントゲンを撮ってもらうと、なんと腫瘍のような...友人のほうが私よりもっとスゴイことになっていた！
今日は私の友人の話です。先日、3年ぶりほどに会ったその友人と話をしているうちに私もこれまで知らなかった話が飛び出しました。友人、仮にIちゃんと致しましょう、Iちゃんは、ご主人の仕事の関係で20代の結婚当初から世界各地をご主人の赴任に付いて回りました。そのなかのひとつにドイツのハンブルグがありました。ご主人が日本からハンブルグに異動になる少し前、彼女は妊娠していることがわかりました。月日から言うと異国の地での出産となります。そのことに本人のIちゃんも気付かないうちに、というか、そんな風に思っちゃいけない、と自分を殺しているうちに、Iちゃんは体調を崩してしまいました。おかしいなぁ、いくら妊娠で体調不良になることがあるとはわかっていても前の子の出産のときとは違う感覚だなぁ、と思っているうちに、そのお腹の中にいる...異国の墓地に眠る子
昨日は、「人間は煩悩からだけ出来ている存在だ」ということについて書きました。そして、信心決定（阿弥陀仏の本願を信じて極楽浄土へ往く身とこの世で決定すること）するには、自分がいかに煩悩の塊の存在であったことよ、と心から認めなければならない、とも書きました。だから、簡単なことのようでいて意外に難しいんです。小さい時からたいていの人がずっと、「しっかりしなさいよ。他人を頼るんじゃないよ。自分の力でこの世は生き抜いていかねばならないんだからね」と育てられてきたことでしょう。「いいから、いいから。どうせ人間なんて無力なんだから、なんにも出来なくて当たり前。ほかを頼りまくって生きて行けばいいのよ～」なんて言われて育ってきたという人はまずいらっしゃらないことでしょう。仏教で説かれる「自力」というのは、今書いたような意味...善行を積むことがいかに難しいか
昨日は、最後「こうして私たちは、なにか身の回りで起こったり、日本のどこかで毎日のように起こる災害のニュースを目にしても、『自分だけはそんなことにはならない』と信じて生きているのでしょうね。」という言葉で終わりました。これを「えらく冷たい」とか「突き放した」とか「上から目線ですね」というようにお感じになった方もおられたのではないでしょうか。あるいは、「そんなことはない！少なくとも私に関して言えば、自分だけはそんなことにはならない、とは露ほどにも思っていないし、同じようにちゃんとわかっておられる方は多いのではないでしょうか」とお感じになった方もおられたのではないか、と推察いたします。弁解するわけではないのですが（どう感じても自由、という意味で）、このことをもう少し説明したいと思います。また仏教の話になってしま...「人間は煩悩の存在だ」という意味
心配ごとは尽きないくせに、自分だけは簡単に死なないと思っているのが人間
昨日は、去年は義両親のことがようやく落ち着いたと思ったら、孫のことが心配になった、ということを書きました。ちょっとそれについて補足したいことがあります。夫の前妻との間の娘は、シングルマザーで息子を育てています。（私の夫にとっては孫ということ）義母を施設に入れる際、これまで義両親と一緒に住んでいた家からふたりで住むためだけのアパートを借りました。義母はもう最期まで施設にいるだろうから、家は引き払うことにしたので。（もともと借家でしたし）娘にとってはこれまで全く家賃など発生していなかったのが、いきなり家賃の負担がのしかかるというのは大変だろう、ということで、義両親にお金がかからなくなったということもあり、夫が娘に、家賃の半分は負担してやるから、と申し出ました。娘はもちろん喜んでその申し出を受けました。しかし・...心配ごとは尽きないくせに、自分だけは簡単に死なないと思っているのが人間
お正月に娘と孫がうちにやってきたときに、孫にお年玉をあげました。それは毎年のこと。2年前くらいの小学校高学年になった頃から夫と私は1万円ずつあげてます。ちょっとあげすぎじゃないの！？と思うものの、彼らには親戚づきあいしている人たちがいないので、お正月でも訪ねてくるのはうちくらい。前は亡くなった義父や義母にも多少もらっていたかもしれないけれど、義父は亡くなったし、義母は施設に入っているし、でもうお年玉をひ孫にあげられるものでもなかろう。つまり、孫はお年玉をもらうのが私たち夫婦からだけからではないか、と思うので、多いかなぁ、と思うものの、お年玉トータルゲット金額としたらそれのみなので、まぁやるかぁ、という感じであげてます。それがなんと今年はうちの母親が何をとち狂ったか3万円も孫にあげたのです！私に電話してきて...心配ごとは尽きない
ギックリ腰になりかけた腰を抱えて、ほぼそれ自体は完治した感じなのですが、もう1ランクアップの状態をめざしてまだ鍼灸には通っています。すると、いざこれから施術というときに先生に電話がかかってきて、先生が、「え！そりゃあ、いかん。今日は午後からは休診なんだけど、いいよ、いらっしゃい」と言っていました。電話を切ってから先生がおっしゃるには、「まだ27歳の若い男の子なんだけどね、地元の消防団に入っている子で、要請があって能登の被災地に行ってたんだって。でも、泊まるところがなくて、車中泊をしていたらもう身体がギシギシになっちゃってどうもならん、ってことでどうしても診てくれ、って。大変だよなぁ」ということでした。要請があって行っても、テントのような泊まるところさえ準備してくれていないんだ、ということにびっくりもしまし...まだ自信のない体力でジムに行ってきました
新年初のNHK「クールジャパン」を見ました。日本人ってどうしてこう外国人が日本をどう見ているのだろう？という視点から褒めてもらうことが好きなんでしょうね。これってなんだかまだまだ日本が後進国の象徴のような気がしてしまいます。先進国の目ばかり気にしている、っていうね。とか何とか言っちゃって、私もこの番組好きなんですけれどね。テーマの1つに「蛙化現象」というものがありました。私は初めて知った言葉でした。（ちなみになぜ蛙なのかは、グリム童話の「かえるの王様」からきているそうです）もともと心理学用語で、「好きになった人に、相手からも振り向いてもらえて好意を持ってもらえたことがわかった瞬間に嫌いになる」現象のことを言うそうです。う～ん・・実体験ではないけれども、わかるような気もする。結局、”追いかけている”自分が好...「蛙化現象」って知ってましたか？
今年初めて、私に変革を起こしたこと・・というとちょっと大げさにすぎるかもしれませんが、何か特別なことが身に起きた、ということでもなんでもないのですが、意識の地殻変動が起こったことは、私にとっては3日の仏教の説法で、でした。3日は「初聞法会」（はつもんぽうえ）というものがあり、それは各地区の会館でオーロラビジョンを使って配信され、皆もそこに集まるようになっているものでした。ゆったりとした休憩をはさみながらではありますが、丸1日のものなので、私はいくら腰の状態がほぼ回復してきたとはいえ、まだ丸1日、じぃっと椅子に座っていられる自信がなかったので、自宅での配信で聞かせていただきました。そのときに、たまたま「創価学会」という言葉が講師の口から出てきました。（どういう状況でだったか覚えていません。特に批判するとかそ...新年初めての気づきはやはり仏教から、でした
昨日は、今年初めての鍼灸へ行ってきました。私がやってもらっているときに、1本の電話がかかってきて、先生が「すみませんね」と言いながら、電話に出ました。すると、どうやらその先生への電話は、どうしても今日たまらなく痛いのだが、予約はしていないが、どこかでなんとか入れてもらえないか、という電話のようでした。この日は予約でいっぱいいっぱいだったようで（そりゃそうでしょうね・・年末28日までだったかな、で、昨日が初めての診察日でしたから、2，3日に1回はいらっしゃいよ、となっていた人にとっては、待ってました、とばかりにそれっと押しかけるような日ですもんね・・）先生が、「う～ん、いっぱいなんだよねぇ・・だったら・・なんとか12時に来る？」とおっしゃいました。すると、電話口の向こうの方はそれは都合が悪かったようで、なん...Timeismoney
ようやくマスメディアでも、能登大震災の被害状況や現地へ飛んで現状を伝え始めましたが、「知っておくだけでもそれは大切なこと」と自分に言い聞かせても、例えばそれをリビングでお茶を飲みながら見ているとすると、「なにやってるんだろう・・わたし・・」という情けないような、やるせないような気持ちになって余計に落ち込むばかりなので、あまりテレビも見なくなりました。もし、自分がその現場で被害に遭ったひとりだったら、と思うと、絶対に耐えられない。いや・・誰だって耐えたくて耐えているわけではないけれども、生かされている、まだ死んでいない、ということだけで必死に生に寄り添っておられんだろうけど、私ならただ無気力にそこに佇んでいるだけの存在になる、と思う、という意味です。それを皆さん、ほんとうに頑張っておられる。ただただエールを...お手軽な初詣
昨日は、石川県を中心に大きな揺れがありました。そのとき、私たち夫婦はリビングでテレビを見ていました。私より先に夫が、「えっこちゃん、地震だ！」と言い、私はとっさに廊下にあるトイレに向かいました。（モノが落ちてくる心配もない狭い場所で四方が柱というところが地震のときにはよい、という頭が頑なにあるため）「早く！こっちへ！」と夫にも声を掛けましたが、夫は来ませんでした。私は、正直たいして揺れは感じませんでした。そう言われてみたら、多少は揺れてる？ぐらいな感じ。感覚的には震度1にも満たないくらいじゃ？と思いました。しかし、その揺れにはいや～な感じがしました。（いや、良い揺れとかあるわけじゃないけど・・）というのも、東日本大震災を思い出したからです。あのとき、私は仕事で大阪に行っていました。そしてビルの中の会社でし...地震ですね！！
みなさま、明けましておめでとうございます。この、ほんの数秒前までは”古い年”だったのに、明けて”新しい年”になったとたんに、「あぁ、めでたい。何もかもがめでたい。こりゃこりゃ」と言える日本人って素晴らしいと思いますわ。いや、皮肉でもなんでもなく。人間、ある程度忘れないと生きていけない動物だ、と言いますが、毎年、そう思いますね。私は、クイーンが大好きなので、紅白歌合戦の出演者順を調べて、そのときにはチャンネルを合わせて見ていました。そして、最近ではもうクイーンのメンバーたちが70代、80代（？）となっているからフレディが急死してから解散はしていないものの、実質は活動停止状態になっていたところを、アダム・ランバートという人がクイーンの曲をボーカルするようになってからまた売れている、ということも知ってはいました...ボーダーレスの洗礼
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さて、昨日までかけて、私が「親鸞聖人生誕850周年記念降誕会」で富山に出かけて感じた”命懸け”に関して書きました。これまで富山までかけてそれでも事前に撮りだめてあったビデオでの法話を見るだけなら行く必要なんてないじゃないの、と口を尖らせていた私でしたが、今回に関してはやはり実際にその場に行っていないと感じなかったことがいろいろとあって、来た甲斐があったと思いました。そして二千畳での2日目のこと、ちょうどお昼休憩のときでした。たまたまZOOMでの講義をお願いしている講師が通りかかって挨拶されたので、いい機会だ、と私はこう言いました。「あの、わたし・・昨日の高森師のお姿を拝見して、これまでの自分を恥じました」「ん？どういうこと？」「ほんとに仏教を伝えることに命を懸けておられるじゃないですか。それがひしひしと伝...講師にZOOMでの講義をしていただくことを辞退しました
さて、今日は昨日の末尾で書かせていただきましたように親鸞聖人の「命懸け」の布教とはどんなものであったかについて書かせていただきたいと思います。これが、2日間を通しての親鸞聖人降誕会でのテーマでもありました。親鸞聖人のご和讃にこういうものがあります。五濁の時機いたりては道俗ともにあらそいて念仏信ずるひとをみて疑謗破滅さかりなり「五濁」とは、今日のテーマでは大切な部分ではないので、詳しい説明はここでは省かせていただきますが、とにかく色んなものが”濁る”ということは、良からぬ世の中になったなぁ、という意味です。「道俗」とは、「道」が僧侶、坊主のこと、「俗」が在家である一般の人のことなので、まとめて「道俗」と言えば、「すべての人」ということになります。ここで言う「念仏」とは、「なんまんだぶ」と唱える念仏ではなく、...命懸けの布教
さて、今日はスパッと昨日の続き、いきます。高森師が登壇されました。割れんばかりの拍手が起こりました。椅子席は正座で聴く人々の後ろなので、私にはそれは米粒ほどの小ささでしたが、生高森師に目を凝らしました。あれが、高森師か・・通常登壇したら講演者は舞台の中央にある檀から話をするのですが、高森師は下手から登場すると、そこに設置されていた机にすぐに腰を下ろしました。よくMCの方が、舞台の袖から中央の主役の方の紹介をすることがありますが、あんな位置のところです。杖をついて出ていらした高森師は、何歩も歩くことが無理なご様子で、すぐにそこに腰を下ろされたのでした。それはいつもビデオで拝見するお姿とは別人でした。そりゃ、人前に姿をあらわされなくなって約10年が経つのですから、＋10年ぶん老けられたなぁ、という想像は自分の...命懸けの登壇
皆さま、こんにちは。きちっと2日ぶりでございます。先日のブログで、「明日からはブログが途切れ途切れになるかもしれません」と書いたのは、夫とふたりで泊りがけで家を空けたため、それをあらかじめ、「明日からは少しお出かけしてきます」なんて書くと、ひょっとして空き巣狙いに遭ったりするかも、ということからでした。なにせ、眼球に映りこんだ風景だけで、その人がどこにいるか突き止められて犯罪に利用される、という時代ですからね・・これまで夫とは別々に、それぞれの友人と旅行に行く、などということで家を空けたことはありますが、二人そろって、ということは初めてでしたので、猫たちのことが心配でした。トイレや水飲み場や餌は数を増やし、なんとか1泊や2泊程度なら大丈夫かな、という状態にはしたのですが、私たちがいないストレスからご近所迷...富山に行っていました
今日の本題に行く前にひとつ。うちはオール電化の家で、「中部電力ミライズ」を使っています。そこから4月から電気料金が変わりますよ～という封書が届きました。ものすごく細かい細目ごとに「これは＋201円になる」「これは▲12円安くなる」というように書いてあって、そんなもの誰がいちいち目を通すか、っつーの。トータルでは早い話が値上げとなります、って話なんでしょ、と見ているうちにふと思い出しました。そういえば・・1か月か2か月前に確か65歳以上の世帯は、なにか申し込むと電気料金が安くなるはずだった・・その案内の封書を私はどこかへやってしまったと思う・・必死こいて探しましたがやはり見つかりません。仕方がなく、「中部電力ミライズ」に電話をかけました。するとそれは封書にある「暮らしにいいことキャンペーン」に応募すると可能...新たな過ごし方の発見2
先週の日曜日、大野町にあるバラ公園に行ってきました。大野町はバラ苗生産日本一の町なのです。しかし、苗の生産ですから、まるで大野町という町がバラにあふれていて、ぼんやり大野町というところを通りかかっただけでもバラにまみれた風景を見ることが出来るのでは・・というとそういうことではありません。このバラ公園くらいだと思います。このバラ公園には去年もやってきました。今年はあちゃー、1週間遅れだったな、という感じ。微妙に枯れかけているものがちらほらありました。知りませんでしたが、先々週が「ばら祭り」で、いろんな屋台が出たり、イベントがあったようですね。こうしてみると、いつの日曜日を「祭り」にするか、ってピンポイントを外さずにちゃんとよく成育状況とか天候とか読まれているなぁ、と感心します。ですので、人出もそれほどではあ...新たな過ごし方の発見
1か月ほど前に、名古屋にメガネを買いにいったけれども、どうにもセントラルパークに行けずに断念して帰ってきてしまった、ということを書いたことがありました。毎日見ててくれる人なら覚えてくださってるかなぁ？ま、どーでもいい記事だったんですが・・（そういう言い方をすれば、どれもどーでもいいですわね・・）あれからもう新しいメガネを買うことは断念したか、と思われていたかもしれませんが、チッチッ（人差し指を振っている様子）、実はわたくし、ミッションを達成していたのでございます。あのあと10日ほどしてからだったかなぁ、再びチャレンジしたのでした。そして念願の「コンセプトY」というブランドのフレームでメガネを作ることができました。こういうヤツです。（※写真はHPよりお借りしました）私が作ったのと同じデザインのものをUPしま...実はミッション達成していました！
昨日のブログでちょっと補足説明させていただきたいことがありました。昨日は、私たちがいけない、いけない、そんなこと思っちゃいけない、と思ってもごく自然に浮かび上がってきてしまう、いわば本能と言ってもよい悪感情も、意図的に悪いことしてやれ、と思ったことでも同列のレベルでそれは「悪人」なんだ、と仏教では言われていることを聞いて、それで「すっきりした」と書きました。それはどうしてか、と言うと私は、「煩悩の正体が”本能”なら、それはもう自分の力ではどうしようもないのだから努力しなくったっていいんだな。そんな煩悩を抱えたまま、そのままを阿弥陀仏は救って下さる、と言っているのだから」と思ったからなのですね。しかし、それは違っていました。さすがに仏教、そんな甘いものではありませんでした。精一杯善行をはたらこうとする努力す...平安時代後期あたりの日本語の解釈
タイトルの「いわんや悪人をや」というこの言葉は、有名ですよね。これが親鸞聖人の歎異抄（厳密に言うと、著者は親鸞聖人のお弟子だった唯円だと言われています。唯円が、あまりにも世に親鸞聖人の教えられたこととは違うものがはびこっているのを嘆いて、正しく親鸞聖人の教えを伝えようとして書いたものです）のなかの言葉だということは知らなくても、この言葉だけは一人歩きして、誰もが知っている。私の好きなドラマ「相棒」でもタイトルで使われたことがあるほどです。さて、このセリフ、前の文から記してみますと、「善人なをもって往生をとぐ。いわんや悪人をや」となります。訳す必要もないかとは思いますが、「善人でさえ往生をとげられる。悪人がそうであるのは言うまでもない」という意味になります。ちょっと考えてみてください。おかしいとは思いません...「いわんや悪人をや」
いつものNちゃんと、いつものようにジムに行きました。するとNちゃんが、「この前ね～息子のお嫁さんと初めてふたりだけでコストコへ行って買い物して、ランチしてきたわ」と言いました。Nちゃんはとても嬉しそうに言ったので、このとき、私は「そう、良かったわね～」ぐらいのことを言って流せばよかったのです。Nちゃんには申し訳ないけれども、私にとってはそんなに興味のある話題でもないし。しかし、”初めて”というところに思わず反応してしまいました。「初めて？へぇ、初めてだったんだ」と言うと、Nちゃんはとても意外そうに、そしてそりゃそうでしょ、そんなこと当たり前でしょ、と言わんばかりに「え？だって息子も一緒ってときはそりゃあるよ。でも、お嫁さんとふたりきりってことはそんなあることなんじゃなくない？」と言いました。そうかなぁ、と...そんなにお嫁さんによく思われたいかなぁ？
朝、朝食をとりながらテレビを見ていると、「へぇ！またまたこんな犯罪が横行しはじめたんだ」というものを目にしました。それは「QRコード犯罪」でした。（私が一言でいうと、そういうことだわね、と思っただけでそう名づけられているわけではないと思います）どういうものか、と言うと、ニセのQRコードに自分のスマホをかざしてしまうと、どうやってやるのかは頭のいい人がやることでしょうから私にはわかりませんが、そこからあらゆる個人情報を抜き取られてしまって、銀行からお金を下ろしたことになって盗まれてしまっている、というものでした。ある人は、コンビニのような店の外のガラス戸にQRコードのシールが貼ってあり、「本日、このQRコードを読み取ると、アイスクリームが半額になります」と書いてあったので、そりゃいい！とかざしたら銀行からお...QRコード詐欺
三線の先生は、決して口数の多い人ではありません。引っ込み思案とかそういうことではないんですよ。ただ、無駄口は叩かない、って感じなんです。それは生徒に対してだけかと思っていたら、そうでもなさそう。必要なことしかおっしゃらないし、ちょっとやそっとのことではたじろがないようなところがあるとお見受けする。先日も、ほぉ、と思ったことがありました。発表会に向けて、月に1度か2度は合同練習があるのですが、その合同グループレッスンのときに借りたスタジオが、決して防音室の音楽をする人のためのものというところではなくて、ごく普通のビルの3階でした。（それでもOKが出たわけですから大きな音を出してもよい、ということなのでしょうけれども・・）お隣の部屋はどうやらパーソナルトレーニングジムの様子。トレーナーが、クライアントを励まし...口数の少ない人に褒められると嬉しい
いったい、私はいつ頃から「よぉし、もう一度働くぞ！」と決めて、仕事探しを始めたのだっけ・・？（いま、自分のブログで確かめてみたところ、今年に入ってすぐの1月末にそんなことを言ってますね。そしてその後、「途中経過」と称して、3，4回それに関する記事を書いていました）ということは、早や決意を固めてから5か月が過ぎようとしている・・今まで私は、自分が「こうだ」と決めたことで、こんなに何か月もぐずぐずとしていたことはない。こんなに決められないということは、私にそこまでの気がないのか、年を重ねて足腰も弱くなったという支障を抱えた者がそれでも出来る仕事というものが世の中にいかに少ないか、きっと両方なんだろうな・・そんなこんなしているとき、「広報ぎふ」で見つけた仕事に、「お！これはいいのでは・・」というものを見つけ、電...仕事の面接に行ってきました！
母方の、母にとっては主に自分の母（私にとっての祖母）と自分の姉（私にとっての叔母）が入っていることが気持ち的にはメインのお墓を墓じまいすることに決め、魂抜き（しょうぬき）のお経をあげてもらい、先日、ようやく墓石屋さんにその取り壊しをしてもらいました。その取り壊しのときに、改めて中に入っている骨壺は取り出す、ということにしていたため、墓石屋さんは、「こちらで勝手に壊しておきますから。それで取り出した骨壺をお寺に預けておきます。お好きな時に取りに来られたら良いと思います」と言っておられましたが、そのことをお寺に言うと、「まぁ、構いませんが・・そのときにそちらが立ち会うことができるのなら、そのまま持って帰ってもらったほうが話が早いと思うんですが」と言われ、そのニュアンスに「できれば預かりたくない」ということなの...母が墓じまいをしたあとのお骨を、ようやく大谷祖廟に持っていくことに決めました
もう去年のことになりますが、去年の10月岐阜市の焼肉店「K」で食中毒が発生しました。被害者は全部で19人で、なかには重症者もいらっしゃいました。この「K」という焼肉店は、店構えはなぁんにも今風でもしゃれてもいないし、昔ながらの小さな店ですが、知る人ぞ知る肉質がよくて、お値打ちなので地元にはファンも多い店でした。私たち夫婦もたまに行くことがありました。なのでテレビでこのニュースを見たときには、「へぇっ！あそこだって！」とびっくりしたのでした。しかし、他人事だと思っていたら、娘と孫がなんとこの19人のうちの2人だったのでした・・！孫はひどい下痢が5日ほど続いて、その間学校も休んだけれど、順調に回復して事なきをえました。そのことを私たち夫婦は彼が治ってから娘に聞いて知ったので、これまたびっくりしたのでした。そし...食中毒事件その後
昨日は、バーチャル学校のことを、なんだか隔世の感をおぼえた、と書きました。最近もうひとつ、目からウロコだったことがあります。それは、スーパーなどのレジで働いている人に対して、あのレジ打ち作業は別に座ってやってもいいことなのじゃ？と疑問に思った人がそれを投げかけたことによって、その輪が広がっている、というニュースをテレビで見たことです。なんとそれは大学生でした。自分がスーパーでアルバイトをして、3時間レジで立ちっぱなしになったときに、なんてしんどいんだ、これはなんて大変な仕事なんだ、と思うと同時に、「ん？これは別に立ってやる必要なんてないんじゃ？」と疑問に思い、その活動をしたところ、賛同する人が多くあらわれて、今では「ドン・キホーテ」などでは椅子をレジに導入しているそうです。私が目からウロコだったのは、自分...レジの人は座っていいじゃないか、には目からウロコ
孫は中学に入り、テニス部に入部したそうです。びっくり。これまでテニスの「テ」の字も口にしたことはないのに。なんでも今流行っている、テニスが舞台となった漫画があるらしく、それに憧れたようだ、とのこと。やめてしまったけれども、以前は少年サッカーをやっていたこともあり、最近は「ゲームばっかりやって！」と親に叱られてばかりいる孫ですが、なんだかんだ言っても身体を動かすことが好きなのか、とちょっとほっとしました。私が、「んじゃあ、まだ球拾いくらいしかやらせてもらえないのかな？」と言うと、娘がブンブンと大きく首を振り、「えっちゃん、違うよ！いま、そんなことしたらパワハラになってすぐ訴えられちゃうって。1年生でも上級生と同じようにちゃんと同じ時間練習させてもらえるんだよ」と言いました。はぁ・・ここでもすぐ訴える、ですか...隔世の感をおぼえる今日この頃・・
先日、朝の「羽鳥慎一モーニングショー」を見ていたら、「子持ち様論争」というものがいま巷をにぎわせている、ということを知りました。もう、この「様」の使い方からして、子どもを持っている親に対して、もやもやした何かを抱えている人たちが増えてきた世の中になって、あえて皮肉っぽく「様」をつけて呼んでいるんだろうな、と思いました。結果はそのとおりでした。あぁ、子どもを持たない、とか、結婚しない、ということがひとつのごく当たり前な選択肢として認められるような世の中になったからこそ、そういう人たちが声をあげるようになったんだな、と感慨深く思いました。私が20代の頃は、「それが私の選択」とでも言おうものなら、シッ、そういうことを大きな声で言うんじゃないわよ、と先輩諸氏から咎められました。「だって、欲しくても産めない人だって...「子持ち様」論争
昨日の冒頭でもちらと書きましたが、GWには2日間、仏法を聴きに行きました。そのときに、こんなお話がありました。仏法を聴くときの心構えには4つあり、①骨折って聴け（苦労して、遠いところでも出かけなさい）ちなみにブラジルから親鸞会の本部がある富山までこようとしたら約40時間かかるそうです。そして、そうして実際に来ていらっしゃる人がみえるんですよ、岐阜からなんて近いものですよね～と言われました・・②衣食忘れて聴け（集中して、真剣に聴きなさい）私はこれを実際に、食べることができないほどであっても聴け、ということかと思い、ちょっと反発を感じていました。食べられなければ生きていけないから、そりゃ食べることをまず率先するでしょう、と。しかし、これはそういう意味ではなくて、例えば「子どもさんが今救急車で運ばれました！すぐ...たとえ話は両刃の剣
今年のGWは連続ではありませんでしたが、2日間、岐阜会館へ夫と共に仏法を聴きに行きました。ここは普段も色んな教室が催されていますが、そのときの参加人数はほぼ10人前後。しかし、このときは大きな教学セミナーだったこともあり、岐阜の東西南北の支部に分かれた人たちが一堂に会し、100人以上の人が集まるということもあり、大広間で行われました。大広間は3階にあります。トイレ休憩のときにもトイレは1階と2階にしかないので、階段を上り下りしなくてはならない。股関節の痛みがある私にはこれが辛かった。手すりがついているので、それにつかまりながら1段1段おっちらおっちらとカニ歩きで上り下りしました。ショックだったのは、誰も私のような足腰レベルの方はいらっしゃらなかった、ということ。お見かけしたところ、明らかに私より年上だろう...人の不幸は蜜の味
さて、昨日までかけて、私が「親鸞聖人生誕850周年記念降誕会」で富山に出かけて感じた”命懸け”に関して書きました。これまで富山までかけてそれでも事前に撮りだめてあったビデオでの法話を見るだけなら行く必要なんてないじゃないの、と口を尖らせていた私でしたが、今回に関してはやはり実際にその場に行っていないと感じなかったことがいろいろとあって、来た甲斐があったと思いました。そして二千畳での2日目のこと、ちょうどお昼休憩のときでした。たまたまZOOMでの講義をお願いしている講師が通りかかって挨拶されたので、いい機会だ、と私はこう言いました。「あの、わたし・・昨日の高森師のお姿を拝見して、これまでの自分を恥じました」「ん？どういうこと？」「ほんとに仏教を伝えることに命を懸けておられるじゃないですか。それがひしひしと伝...講師にZOOMでの講義をしていただくことを辞退しました
さて、今日は昨日の末尾で書かせていただきましたように親鸞聖人の「命懸け」の布教とはどんなものであったかについて書かせていただきたいと思います。これが、2日間を通しての親鸞聖人降誕会でのテーマでもありました。親鸞聖人のご和讃にこういうものがあります。五濁の時機いたりては道俗ともにあらそいて念仏信ずるひとをみて疑謗破滅さかりなり「五濁」とは、今日のテーマでは大切な部分ではないので、詳しい説明はここでは省かせていただきますが、とにかく色んなものが”濁る”ということは、良からぬ世の中になったなぁ、という意味です。「道俗」とは、「道」が僧侶、坊主のこと、「俗」が在家である一般の人のことなので、まとめて「道俗」と言えば、「すべての人」ということになります。ここで言う「念仏」とは、「なんまんだぶ」と唱える念仏ではなく、...命懸けの布教
さて、今日はスパッと昨日の続き、いきます。高森師が登壇されました。割れんばかりの拍手が起こりました。椅子席は正座で聴く人々の後ろなので、私にはそれは米粒ほどの小ささでしたが、生高森師に目を凝らしました。あれが、高森師か・・通常登壇したら講演者は舞台の中央にある檀から話をするのですが、高森師は下手から登場すると、そこに設置されていた机にすぐに腰を下ろしました。よくMCの方が、舞台の袖から中央の主役の方の紹介をすることがありますが、あんな位置のところです。杖をついて出ていらした高森師は、何歩も歩くことが無理なご様子で、すぐにそこに腰を下ろされたのでした。それはいつもビデオで拝見するお姿とは別人でした。そりゃ、人前に姿をあらわされなくなって約10年が経つのですから、＋10年ぶん老けられたなぁ、という想像は自分の...命懸けの登壇
皆さま、こんにちは。きちっと2日ぶりでございます。先日のブログで、「明日からはブログが途切れ途切れになるかもしれません」と書いたのは、夫とふたりで泊りがけで家を空けたため、それをあらかじめ、「明日からは少しお出かけしてきます」なんて書くと、ひょっとして空き巣狙いに遭ったりするかも、ということからでした。なにせ、眼球に映りこんだ風景だけで、その人がどこにいるか突き止められて犯罪に利用される、という時代ですからね・・これまで夫とは別々に、それぞれの友人と旅行に行く、などということで家を空けたことはありますが、二人そろって、ということは初めてでしたので、猫たちのことが心配でした。トイレや水飲み場や餌は数を増やし、なんとか1泊や2泊程度なら大丈夫かな、という状態にはしたのですが、私たちがいないストレスからご近所迷...富山に行っていました
今日の本題に行く前にひとつ。うちはオール電化の家で、「中部電力ミライズ」を使っています。そこから4月から電気料金が変わりますよ～という封書が届きました。ものすごく細かい細目ごとに「これは＋201円になる」「これは▲12円安くなる」というように書いてあって、そんなもの誰がいちいち目を通すか、っつーの。トータルでは早い話が値上げとなります、って話なんでしょ、と見ているうちにふと思い出しました。そういえば・・1か月か2か月前に確か65歳以上の世帯は、なにか申し込むと電気料金が安くなるはずだった・・その案内の封書を私はどこかへやってしまったと思う・・必死こいて探しましたがやはり見つかりません。仕方がなく、「中部電力ミライズ」に電話をかけました。するとそれは封書にある「暮らしにいいことキャンペーン」に応募すると可能...新たな過ごし方の発見2
先週の日曜日、大野町にあるバラ公園に行ってきました。大野町はバラ苗生産日本一の町なのです。しかし、苗の生産ですから、まるで大野町という町がバラにあふれていて、ぼんやり大野町というところを通りかかっただけでもバラにまみれた風景を見ることが出来るのでは・・というとそういうことではありません。このバラ公園くらいだと思います。このバラ公園には去年もやってきました。今年はあちゃー、1週間遅れだったな、という感じ。微妙に枯れかけているものがちらほらありました。知りませんでしたが、先々週が「ばら祭り」で、いろんな屋台が出たり、イベントがあったようですね。こうしてみると、いつの日曜日を「祭り」にするか、ってピンポイントを外さずにちゃんとよく成育状況とか天候とか読まれているなぁ、と感心します。ですので、人出もそれほどではあ...新たな過ごし方の発見
1か月ほど前に、名古屋にメガネを買いにいったけれども、どうにもセントラルパークに行けずに断念して帰ってきてしまった、ということを書いたことがありました。毎日見ててくれる人なら覚えてくださってるかなぁ？ま、どーでもいい記事だったんですが・・（そういう言い方をすれば、どれもどーでもいいですわね・・）あれからもう新しいメガネを買うことは断念したか、と思われていたかもしれませんが、チッチッ（人差し指を振っている様子）、実はわたくし、ミッションを達成していたのでございます。あのあと10日ほどしてからだったかなぁ、再びチャレンジしたのでした。そして念願の「コンセプトY」というブランドのフレームでメガネを作ることができました。こういうヤツです。（※写真はHPよりお借りしました）私が作ったのと同じデザインのものをUPしま...実はミッション達成していました！
昨日のブログでちょっと補足説明させていただきたいことがありました。昨日は、私たちがいけない、いけない、そんなこと思っちゃいけない、と思ってもごく自然に浮かび上がってきてしまう、いわば本能と言ってもよい悪感情も、意図的に悪いことしてやれ、と思ったことでも同列のレベルでそれは「悪人」なんだ、と仏教では言われていることを聞いて、それで「すっきりした」と書きました。それはどうしてか、と言うと私は、「煩悩の正体が”本能”なら、それはもう自分の力ではどうしようもないのだから努力しなくったっていいんだな。そんな煩悩を抱えたまま、そのままを阿弥陀仏は救って下さる、と言っているのだから」と思ったからなのですね。しかし、それは違っていました。さすがに仏教、そんな甘いものではありませんでした。精一杯善行をはたらこうとする努力す...平安時代後期あたりの日本語の解釈
タイトルの「いわんや悪人をや」というこの言葉は、有名ですよね。これが親鸞聖人の歎異抄（厳密に言うと、著者は親鸞聖人のお弟子だった唯円だと言われています。唯円が、あまりにも世に親鸞聖人の教えられたこととは違うものがはびこっているのを嘆いて、正しく親鸞聖人の教えを伝えようとして書いたものです）のなかの言葉だということは知らなくても、この言葉だけは一人歩きして、誰もが知っている。私の好きなドラマ「相棒」でもタイトルで使われたことがあるほどです。さて、このセリフ、前の文から記してみますと、「善人なをもって往生をとぐ。いわんや悪人をや」となります。訳す必要もないかとは思いますが、「善人でさえ往生をとげられる。悪人がそうであるのは言うまでもない」という意味になります。ちょっと考えてみてください。おかしいとは思いません...「いわんや悪人をや」
いつものNちゃんと、いつものようにジムに行きました。するとNちゃんが、「この前ね～息子のお嫁さんと初めてふたりだけでコストコへ行って買い物して、ランチしてきたわ」と言いました。Nちゃんはとても嬉しそうに言ったので、このとき、私は「そう、良かったわね～」ぐらいのことを言って流せばよかったのです。Nちゃんには申し訳ないけれども、私にとってはそんなに興味のある話題でもないし。しかし、”初めて”というところに思わず反応してしまいました。「初めて？へぇ、初めてだったんだ」と言うと、Nちゃんはとても意外そうに、そしてそりゃそうでしょ、そんなこと当たり前でしょ、と言わんばかりに「え？だって息子も一緒ってときはそりゃあるよ。でも、お嫁さんとふたりきりってことはそんなあることなんじゃなくない？」と言いました。そうかなぁ、と...そんなにお嫁さんによく思われたいかなぁ？
朝、朝食をとりながらテレビを見ていると、「へぇ！またまたこんな犯罪が横行しはじめたんだ」というものを目にしました。それは「QRコード犯罪」でした。（私が一言でいうと、そういうことだわね、と思っただけでそう名づけられているわけではないと思います）どういうものか、と言うと、ニセのQRコードに自分のスマホをかざしてしまうと、どうやってやるのかは頭のいい人がやることでしょうから私にはわかりませんが、そこからあらゆる個人情報を抜き取られてしまって、銀行からお金を下ろしたことになって盗まれてしまっている、というものでした。ある人は、コンビニのような店の外のガラス戸にQRコードのシールが貼ってあり、「本日、このQRコードを読み取ると、アイスクリームが半額になります」と書いてあったので、そりゃいい！とかざしたら銀行からお...QRコード詐欺
三線の先生は、決して口数の多い人ではありません。引っ込み思案とかそういうことではないんですよ。ただ、無駄口は叩かない、って感じなんです。それは生徒に対してだけかと思っていたら、そうでもなさそう。必要なことしかおっしゃらないし、ちょっとやそっとのことではたじろがないようなところがあるとお見受けする。先日も、ほぉ、と思ったことがありました。発表会に向けて、月に1度か2度は合同練習があるのですが、その合同グループレッスンのときに借りたスタジオが、決して防音室の音楽をする人のためのものというところではなくて、ごく普通のビルの3階でした。（それでもOKが出たわけですから大きな音を出してもよい、ということなのでしょうけれども・・）お隣の部屋はどうやらパーソナルトレーニングジムの様子。トレーナーが、クライアントを励まし...口数の少ない人に褒められると嬉しい
いったい、私はいつ頃から「よぉし、もう一度働くぞ！」と決めて、仕事探しを始めたのだっけ・・？（いま、自分のブログで確かめてみたところ、今年に入ってすぐの1月末にそんなことを言ってますね。そしてその後、「途中経過」と称して、3，4回それに関する記事を書いていました）ということは、早や決意を固めてから5か月が過ぎようとしている・・今まで私は、自分が「こうだ」と決めたことで、こんなに何か月もぐずぐずとしていたことはない。こんなに決められないということは、私にそこまでの気がないのか、年を重ねて足腰も弱くなったという支障を抱えた者がそれでも出来る仕事というものが世の中にいかに少ないか、きっと両方なんだろうな・・そんなこんなしているとき、「広報ぎふ」で見つけた仕事に、「お！これはいいのでは・・」というものを見つけ、電...仕事の面接に行ってきました！
母方の、母にとっては主に自分の母（私にとっての祖母）と自分の姉（私にとっての叔母）が入っていることが気持ち的にはメインのお墓を墓じまいすることに決め、魂抜き（しょうぬき）のお経をあげてもらい、先日、ようやく墓石屋さんにその取り壊しをしてもらいました。その取り壊しのときに、改めて中に入っている骨壺は取り出す、ということにしていたため、墓石屋さんは、「こちらで勝手に壊しておきますから。それで取り出した骨壺をお寺に預けておきます。お好きな時に取りに来られたら良いと思います」と言っておられましたが、そのことをお寺に言うと、「まぁ、構いませんが・・そのときにそちらが立ち会うことができるのなら、そのまま持って帰ってもらったほうが話が早いと思うんですが」と言われ、そのニュアンスに「できれば預かりたくない」ということなの...母が墓じまいをしたあとのお骨を、ようやく大谷祖廟に持っていくことに決めました
もう去年のことになりますが、去年の10月岐阜市の焼肉店「K」で食中毒が発生しました。被害者は全部で19人で、なかには重症者もいらっしゃいました。この「K」という焼肉店は、店構えはなぁんにも今風でもしゃれてもいないし、昔ながらの小さな店ですが、知る人ぞ知る肉質がよくて、お値打ちなので地元にはファンも多い店でした。私たち夫婦もたまに行くことがありました。なのでテレビでこのニュースを見たときには、「へぇっ！あそこだって！」とびっくりしたのでした。しかし、他人事だと思っていたら、娘と孫がなんとこの19人のうちの2人だったのでした・・！孫はひどい下痢が5日ほど続いて、その間学校も休んだけれど、順調に回復して事なきをえました。そのことを私たち夫婦は彼が治ってから娘に聞いて知ったので、これまたびっくりしたのでした。そし...食中毒事件その後
昨日は、バーチャル学校のことを、なんだか隔世の感をおぼえた、と書きました。最近もうひとつ、目からウロコだったことがあります。それは、スーパーなどのレジで働いている人に対して、あのレジ打ち作業は別に座ってやってもいいことなのじゃ？と疑問に思った人がそれを投げかけたことによって、その輪が広がっている、というニュースをテレビで見たことです。なんとそれは大学生でした。自分がスーパーでアルバイトをして、3時間レジで立ちっぱなしになったときに、なんてしんどいんだ、これはなんて大変な仕事なんだ、と思うと同時に、「ん？これは別に立ってやる必要なんてないんじゃ？」と疑問に思い、その活動をしたところ、賛同する人が多くあらわれて、今では「ドン・キホーテ」などでは椅子をレジに導入しているそうです。私が目からウロコだったのは、自分...レジの人は座っていいじゃないか、には目からウロコ
孫は中学に入り、テニス部に入部したそうです。びっくり。これまでテニスの「テ」の字も口にしたことはないのに。なんでも今流行っている、テニスが舞台となった漫画があるらしく、それに憧れたようだ、とのこと。やめてしまったけれども、以前は少年サッカーをやっていたこともあり、最近は「ゲームばっかりやって！」と親に叱られてばかりいる孫ですが、なんだかんだ言っても身体を動かすことが好きなのか、とちょっとほっとしました。私が、「んじゃあ、まだ球拾いくらいしかやらせてもらえないのかな？」と言うと、娘がブンブンと大きく首を振り、「えっちゃん、違うよ！いま、そんなことしたらパワハラになってすぐ訴えられちゃうって。1年生でも上級生と同じようにちゃんと同じ時間練習させてもらえるんだよ」と言いました。はぁ・・ここでもすぐ訴える、ですか...隔世の感をおぼえる今日この頃・・
先日、朝の「羽鳥慎一モーニングショー」を見ていたら、「子持ち様論争」というものがいま巷をにぎわせている、ということを知りました。もう、この「様」の使い方からして、子どもを持っている親に対して、もやもやした何かを抱えている人たちが増えてきた世の中になって、あえて皮肉っぽく「様」をつけて呼んでいるんだろうな、と思いました。結果はそのとおりでした。あぁ、子どもを持たない、とか、結婚しない、ということがひとつのごく当たり前な選択肢として認められるような世の中になったからこそ、そういう人たちが声をあげるようになったんだな、と感慨深く思いました。私が20代の頃は、「それが私の選択」とでも言おうものなら、シッ、そういうことを大きな声で言うんじゃないわよ、と先輩諸氏から咎められました。「だって、欲しくても産めない人だって...「子持ち様」論争
昨日の冒頭でもちらと書きましたが、GWには2日間、仏法を聴きに行きました。そのときに、こんなお話がありました。仏法を聴くときの心構えには4つあり、①骨折って聴け（苦労して、遠いところでも出かけなさい）ちなみにブラジルから親鸞会の本部がある富山までこようとしたら約40時間かかるそうです。そして、そうして実際に来ていらっしゃる人がみえるんですよ、岐阜からなんて近いものですよね～と言われました・・②衣食忘れて聴け（集中して、真剣に聴きなさい）私はこれを実際に、食べることができないほどであっても聴け、ということかと思い、ちょっと反発を感じていました。食べられなければ生きていけないから、そりゃ食べることをまず率先するでしょう、と。しかし、これはそういう意味ではなくて、例えば「子どもさんが今救急車で運ばれました！すぐ...たとえ話は両刃の剣
今年のGWは連続ではありませんでしたが、2日間、岐阜会館へ夫と共に仏法を聴きに行きました。ここは普段も色んな教室が催されていますが、そのときの参加人数はほぼ10人前後。しかし、このときは大きな教学セミナーだったこともあり、岐阜の東西南北の支部に分かれた人たちが一堂に会し、100人以上の人が集まるということもあり、大広間で行われました。大広間は3階にあります。トイレ休憩のときにもトイレは1階と2階にしかないので、階段を上り下りしなくてはならない。股関節の痛みがある私にはこれが辛かった。手すりがついているので、それにつかまりながら1段1段おっちらおっちらとカニ歩きで上り下りしました。ショックだったのは、誰も私のような足腰レベルの方はいらっしゃらなかった、ということ。お見かけしたところ、明らかに私より年上だろう...人の不幸は蜜の味
