栗城史多さんという登山家の生涯から学んだこと【書評】
河野啓さんの「デス・ゾーン」の書評です。 標高8000m以上をデスゾーンと呼び 地上の1/3の酸素しかないという。 酸素なしで人間が生存できる場所ではないという意味だ。 そのデスゾーンに8度挑み、 8回目の登山でで滑落死した登山家、栗城史多(くりきのぶかず)さんの人物評です。 第18回 開高健ノンフィクション賞 受賞作である。 (ちなみに第8回の受賞作は角幡唯介さんの「空白の5マイル」です) たまに読みたくなるノンフィクション。 著者の河野啓さんはTVマンである。 栗城史多さんのエベレスト挑戦を取材していくなかで 他の登山家とは違う魅力に取りつかれていきます。 栗城史多と関わった、登山家や同僚…
2022/12/17 11:30