9冊目。 皆さんはどうやって読む本を決めていますか? (私のブログを見て決めている人はいないと思いますが。笑) 昔は事前に調べたりせず、図書館で適当に選んで借りて読んでいました。 社会人になってからは時間もないので、事前にネットで調べてから決めることがほとんどです。なんらかの文学賞に選ばれた作品を読むことが多いですね。事前に口コミも調べず、ふらっと立ち寄った本屋で表紙やあらすじだけを見て買うこともありますが、その場合はたいてい好きな作家の作品です。 この前珍しく何も調べずに、書店で全く知らない作家の本を購入しました。平積みにされていて、帯とPOPが気になったのです。『衝撃!』『大どんでん返し』…
8冊目。 2022年ノーベル文学賞を受賞したアニー・エルノーさんの作品です。 前回読んだ『場所』は娘と父親の物語でしたが、こちらは娘と母親の物語です。 dbook.hatenablog.com 図書館で借りて読みましたが、手元に置いておきたい作品です。プレミア本になっていて、今購入するのは難しいようです。また再販してほしいです。 自分に持っていないものに対して過度に卑屈になる・拒絶する父親と比べると、母親の方が柔軟で向上心があり、そんな母親に憧れを抱いて幼少期を過ごします。ただ、成長とともに「教養を身につけたいと思っていることと、教養があるということは、まったく異なる二つのことなのだと痛感」し…
7冊目。 「一番怖い自然災害は?」と聞かれたら、多くの日本人は地震と答えると思います。 私もそうでしたが、この本を読んで変わりました。 最も恐ろしいのは、「破局噴火」であります。 以下あらすじです。 日本消滅!? 超巨大火山と人類の、生存を懸けた闘いが始まる! 20XX年、天孫降臨伝説で有名な宮崎県の霧島火山に噴火兆候が現れる。普通の火山活動と思われたそれは、やがて驚くべき霧島の正体をあばきはじめた。高まる緊張。募る不安。そして迎えたXデー……。多くの人々の災害観を圧倒的な筆力と、怒涛の論理展開で覆し、火山学者に激賛された第一級のクライシスノベル誕生! 第26回メフィスト賞、宮沢賢治賞奨励賞、…
6冊目。 リドルストーリーって初めて知りましたが、あえて結末を明らかにしていないストーリーのことのようです。 古書店に居候する芳光は、依頼を受けて五つのリドルストーリーを探し始める。やがてその著者が、未解決事件の被疑者だったことを知り──。精緻でほろ苦い、大人の本格ミステリ。 追想五断章/米澤 穂信 集英社 ― SHUEISHA ― 作中作が出てくる小説、好きなんですよね。 この『追想五断章』で出てくる作中作は、全てリドルストーリーです。 主人公が依頼人から頼まれた小説を探す場面と、1つ1つ明らかになっていくリドルストーリーの内容が交互に描かれていきます。 全体的に暗い雰囲気で、淡々と進ん…
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