夫が出張から帰ってきた。 しかしいつものように『おかえり』と言っても、 返事は返ってこず、 夫と出会ってから始めて無視をされた。 あぁ、学生時代に無視とかってあったけど、 好きな人から無視されるって こんなにも心臓がギュッとなり、 苦しいものなんだな…とふと思った。 ご飯温めるね。 ・・・。やっぱり離婚したい。 職場の先輩にも相談した。 再び夫の口から出た 離婚 というワードに、胸が騒いだ。 出張でお互いに少し時間も距離も置くことで、 またいつものように仲直りができるだろうと 考えていた私はひどく動揺した。 そして、なぜ職場の先輩に相談をしたのかもわからずにいた。 結婚式したくないって話から、…
夫から結婚式をやめたいと言われ、 そして言い合いのうちに 離婚をしたいと言われた金曜日の夜。 その翌日から世間は3連休だった。 しかし、夫は出張の予定があり、 2泊3日の出張へ出発をした。 私はその時もまだ、 夫が出張から戻ってきた時には お互い少し時間を置くことで また元の2人に戻れると思っていた。 私は1人の休日を過ごしている間、 料理の作り置きをしたり、 結婚式で使うリングピローを作っていた。 作っている間はとても幸せな気持ちでいれた。 あっという間に3連休は過ぎ、 夫が出張から帰ってきた。 おかえり。ご飯温めるね。 ・・・・・。 まさかの無視だった。 当たり前だけれど、夫と付き合って以…
あれから、暫く言い合いが続いていた。 とにかく夫の意見では、 あんなに結婚式を楽しみにしていた父親に 結婚式をやめると言って傷つけてしまったことが とてもショックだったとのことだった。 私は結婚式を楽しみにしていたのは、 私も同じだし、何より結婚式をやめたいと 言ってきたのは夫だったため、 腑に落ちない感情があった。 しかし夫から離婚をしたいと言われたことに 大きな衝撃を受けていたため、 これ以上刺激したくなかった。 何より夫が好きだったし、 離婚なんて夢にも思ったことがなかった。 いつものように仲直りがしたいという 気持ちが勝っていたため何も言えず、 私は夫にただ謝ることしかできなかった。 …
夫から『離婚をしたい』と言葉がでて、 私はとても怖くなった。 一体、どうしてこうなったんだろう。 結婚式の話からどうして離婚の話になるの? 夫が離婚をしたい理由。 夫が言うには、義父に結婚式をやめると告げた瞬間、 夫の中では全てが終わってしまい、 私とはやっていけないと思ったとのことだった。 確かに自ら義父に結婚式をやめると伝えると言ったものの、 別に本当にやめる気はなかった。 ただの言い合いのつもりだった。(いつもの喧嘩のつもり) だけど、とまと(私)が煽って電話をさせて、 結婚式を楽しみにしていたお義父さんに 結婚式をやめると言い、傷つけてしまったことで 全てが終わった。 とのことだった。…
ヒートアップする2人。 家族やみんなも既に宿泊先とか準備して楽しみにしてくれていたのに。悲しいよ。 別に2人の問題だろ。 結婚式は2人だけのことじゃないよ。 自分の家族にもやめるって言えるの? うん。言えるよ じゃぁ、言ったら?電話したらいいよ。 そんな会話が続き、 夫がお父さんに電話をかける。 しかし繋がらず、そのまま電話を切る。 明日話すわ。 少しの間、無言が続く。 その時、お義父さんから折り返しの電話がきた。 夫が電話に出て 結婚式やめるから。 そうお義父さんに告げた。 そして、その電話を切った後、 終わった・・・。 もう無理、離婚したい。 と、呟いた。 彼の口から出た離婚という言葉に …
『結婚式をやめたい』 夫からそのように言われたのは、 結婚式まで3ヶ月を切った金曜日の夜だった。 急にどうしたの? 仕事で忙しいのに結婚式準備までするの疲れた。 打合せの日にち変えよっか?みんな楽しみにしていたのに悲しむよ。 夫は無言になった。 夫が言うには、仕事が思ったより忙しく、 結婚式のことを考えるのもしんどいから、 もう中止にしてしまいたいということだった。 その頃の結婚式準備といえば 夫は義家族の宿泊についてどうするかを 義家族とやり取りをしていたのみで その他についてはノータッチだった。 なので結婚式の準備に疲れたと言われたことに、 少し引っかかりを覚えていた。 そして、何より悲し…
ある金曜日の夜。 私は残業で帰るのが遅くなった。 今日は疲れたし、料理するの面倒だなぁ。 そんなことを思った私は、 夫に 『今日、外食にしない?』 と連絡をしたら、 夫から 「嫌だ、ジムへ行く」 と返事がきた。 残念だなぁと思いつつ、 最近忙しい日が続いていたからか 気づいたら眠ってしまっていた。 そうするとドアがガチャっと音をして、 夫が帰ってきたことに気づいた。 おかえり。 その少し後に、 あのさ、結婚式やめたい。 と夫が言った。 え…。どういうこと? 私は思わぬ言葉に固まった。 そして、ここからが地獄の始まりだった。
ある日のこと。 私たちは結婚式に向けて一緒にダイエットをしており、 その日も仕事終わりにジムへ行った。 その際に次の結婚式の打ち合わせの 日程調整について話をしていた。 プランナーさんから連絡がきたんだけど 次の打合せの日程いつにする?2週間後辺りにきてほしいらしんだけど、来月の10日辺りでもいいかな?あと、そろそろ衣装の試着にも来てだってさ。どうしよっか。 うん。10日でいいよ。でも試着はもっと痩せてから行きたいから、とまとも1人で行ってきなよ。 そっか…。じゃあ衣装合わせは1人で行くね。打合せは10日で返事するからよろしくね。 本当はドレスを一緒に選びに行きたかったなぁ、なんて思いつつも、…
結婚して半年が経った頃。 同じ部署の同僚が退職をした。 その同僚のポジションの後任が決まらず、 しばらくの間、私が元同僚のしていた仕事を全て引き継ぐことになった。 朝は5時起き、定時帰りすることも無くなり、 これまでに比べると急激に忙しくなった。 そして夫も同じ時期にとあるプロジェクトの リーダーを任されて仕事が忙しくなった。 夫は朝はゆっくりだが、帰りが21時過ぎ。 私は土日休みなのに対して彼は不定休。 私たちはすれ違い生活になり、 2人でゆっくり過ごす時間が少なくなっていた。 それでも2人で休みを合わせられた日には 結婚式の下見や打ち合わせに時間を費やした。 彼がいない土日は結婚式の小道具…
付き合って5年が経った頃。プロポーズをされた。 プロポーズをされた時、幸せだけど胸がいっぱいで何だか苦しくて不思議な気持ちになったのをよく覚えている。 これから夫婦という形になり、一生一緒に歩んでいくという重みに、嬉しさと共に結婚という責任の大きさを感じていた。 その後、両家の顔合わせも滞りなく進み、私たちは晴れて夫婦となった。 付き合い始めた記念日が結婚記念日に変わった日。 とても大切な日。 私たちは同棲をしていたので、結婚後の生活に大きな変化は無かった。 平日はお互いに仕事を頑張り、休日には結婚式場に見学へ行くようになった。 忙しくも充実していて、とても穏やかな新婚生活を送っていた。しかし…
上京をして約2年後。 私たちは同棲を始めることにした。 同棲をする前に彼と私の両親が初対面をした。 なぜか私が一番緊張をしていた。。 だけどそんな不安も消えて、 仲良く話している彼と両親の姿を見て、 とても嬉しくて何だかふわふわした気分になった。 その後、私が転職が決まったタイミングで 同棲を開始することになった。 お互いにフルタイム勤務。 家賃や生活費は折半。 東京って家賃高いなぁ。ほんと。 彼は出張が多かったので、 同棲することによって一緒にいる時間が増えて 安心感が増したし、何よりも嬉しかった。 私は新しい職場でも周りの人たちに恵まれて 楽しくて充実した毎日を過ごしていた。 何年か後に過…
上京した頃。(2015年〜) 2015年、上京。 関西を出て初めての1人暮らし。初めての東京。 新しい職場。新しい環境。 私にとって人生で一番大きな変化だった。 こんなに一気にいろんなことが変わってしまい 大丈夫なものなのかと私よりも周りのが心配をしていた。 1年も経たないうちに帰ってくるんじゃないかとも言われてたな。 だけど、若さと恋愛の力ってすごいもので、 そんな生活にもすぐに馴染んでしまい、 毎日”今”だけを見つめて生きていた。 新しい仕事や環境にも少しずつ慣れ、彼との時間も増えて、忙しいながらも濃い毎日を過ごしていた。私は東京に知り合いが殆どいなかったから、彼と喧嘩をすると、この都会に…
出会い 私たちは23歳の時に友人の紹介で付き合い始めた。私にとって初めての恋人。 しかし、付き合ってすぐに彼の東京への転勤が決まり、関西と関東の遠距離恋愛が始まった。 1年間は遠距離恋愛をしていた。そして、その後、私も上京することを決意した。 一人暮らしすらしたことがなかった私がまさか上京することになるなんて。 いま思えば、よくそんな決断が出来たものだ。 まさしく若さゆえの力だったし、恋愛の力はすごいと思う。普段だったら出来ないようなことを、ただ好きだという気持ちで突っ走ることができた。きっと今の私にはもうできないこと。
初めまして。 とまとと申します。 私は28歳の時に5年間付き合った彼と結婚をしました。 5年間付き合っていたので、 夫婦になっても変わらず これからもいろんな大変なことがあっても、 2人なら乗り越えていけると信じていました。 が、 まさかの結婚1年目にして、 そして結婚式の2ヶ月前に、 夫から『離婚をしたい』と言われ、 そこから私の人生はまた大きく変わりました。 これまでのことを忘れぬように、 全て書き留めたいと思いブログを開設しました。 どうぞよろしくお願いします。
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