殺人目的で静脈内に空気を注射する行為と不能犯が問われた判例を解説
不能犯という言葉をご存じでしょうか? 少し前この言葉を使った映画もあり、知っている人も多いのではないでしょうか。 今回はそんな、不能犯かどうかが問われた判例を解説していきましょう。 そもそも、不能犯とは、人が犯罪を意図して実行に着手したが、実際にその行為からは犯罪行為の結果は到底不可能な場合のことをいいます。 簡単に例えると、呪術などで人を殺害しようとした場合がその例と言えるでしょう。 人を殺害しようとして、呪術を使ったが、その行為では他人を殺害することが実際には明らかに不可能であると考えられますよね。 そのような、犯罪をしようとした行為から、行為の結果が到底不可能な場合を不能犯と呼ばれていま…
2022/09/18 09:38